纏まる（読み）マトマル

デジタル大辞泉 「纏まる」の意味・読み・例文・類語

まとま・る【×纏まる】

 
﹇動ラ五︵四︶﹈
1 ばらばらのものが統一のとれたひとかたまりになる。﹁引っ越し荷物が―・る﹂﹁―・った金額﹂
2 物事の筋道が立って整う。﹁計画が―・る﹂﹁考えが―・る﹂
3 決まりがつく。互いの意志を一致させる。﹁交渉が―・る﹂﹁縁談が―・る﹂
[類語]片付く・折り合う・締め括る・纏める・固まる・決まる・出来る・譲歩する・妥協する・歩み寄る・整う・揃う・出来上がる・仕上がる・成る・済む・上がる・完成する・完了する・成り立つ・仕上げる・格好がつく・様になる・型にはまる・枠にはまる  

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精選版 日本国語大辞典 「纏まる」の意味・読み・例文・類語

まとま・る【纏】

 

(一)〘 自動詞 ラ行五︵四︶ 〙
 (二)① 個々ばらばらにあるものが集まって一つになる。一つに統(す)べ合わされる。全体で一つのかたまりとなる。一括される。ある程度の量になる場合にいう。
(一)[初出の実例]﹁まとまった三十両﹂(出典‥歌舞伎・絵本合法衢︵1810︶大切)
 (三)② 話し合いがつく。当事者の間、または周囲の皆が了解するに至る。意見、考えが一致する。特に、縁談・商談などが成立する。
(一)[初出の実例]﹁一度の集会で御相談の十分に纏(マト)まることは六ケ敷からうかと思ひます﹂(出典‥花間鶯︵1887‐88︶︿末広鉄腸﹀上)
 (四)③ 一つのものとして完成する。整理がつく。できあがる。
(一)[初出の実例]﹁早く来てくれねへか。もうすこしでまとまる所だ﹂(出典‥滑稽本・八笑人︵1820‐49︶二)
  

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