デジタル大辞泉 「花形」の意味・読み・例文・類語 はな‐がた【花形】 1花の形。また、花の模様。 2 ︽﹁花形役者﹂の略︾人気があって、一座の代表的な俳優。転じて、ある分野で人気があり、注目を集めている人や事柄。﹁業界の花形﹂﹁花形選手﹂ [類語]名優・千両役者・スター・立て役者・大立者・座(ざが)頭(しら)・星・ヒーロー・ヒロイン・アイドル・カリスマ・一枚看板・人気者・売れっ子・はやりっ子・寵児 か‐けい〔クワ‐〕【花形】 1 花冠かかんの形。2 華道で、各流派に独特の花の形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「花形」の意味・読み・例文・類語 はな‐がた【花形】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 花の形。花の姿。また、それをかたどったもの。いろいろな花の模様。花紋。 (一)[初出の実例]﹁らでんのはながたをすゑて﹂(出典‥富岡本栄花︵1028‐92頃︶玉のうてな) (三)② あばたをいう。いも。痘痕。 (一)[初出の実例]﹁色黒くて、額にはながた打ちつきて、髪ちぢけたるにぞおはしける﹂(出典‥岩瀬本大鏡︵12C前︶三) (四)③ 婚礼などの際、祝儀の銚子の首に装飾として飾る蝶の形に折った紙。 (一)[初出の実例]﹁花かたや此手つつみもふたおもて︿玖也﹀﹂(出典‥俳諧・桜川︵1674︶春二) (五)④ 印刷面の周囲を囲む飾り枠に使用する装飾活字。活字合金または黄銅で作り、組み合わせて連続模様にする。︹新時代用語辞典︵1930︶︺ (六)⑤ ( ﹁はながたやくしゃ︵花形役者︶﹂の略 ) 人気のある代表的な役者。転じて一般に、年若で人気のある者。中心となるはなやかな者。時流にのり、もてはやされるもの。 (一)[初出の実例]﹁咲見つつ花形(はなガタ)が名は皷草︿宗房﹀﹂(出典‥俳諧・毛吹草︵1638︶六) (二)﹁三高時代の陸上部の花形﹂(出典‥しろうと農村見学︵1954︶︿桑原武夫﹀) か‐けいクヮ‥︻花形・花型︼ (一)〘 名詞 〙 (二)① 花のかたち。車形、漏斗形、鐘形、蝶形、唇形、杯形、管状、舌状、十字形などがある。 (三)② =はながた︵花型︶ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例