黄銅(読み)オウドウ(英語表記)brass

翻訳|brass

デジタル大辞泉 「黄銅」の意味・読み・例文・類語

おう‐どう〔ワウ‐〕【黄銅】

 
使5()()
[]()()()  

こう‐どう〔クワウ‐〕【黄銅】

真鍮しんちゅう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「黄銅」の意味・読み・例文・類語

おう‐どうワウ‥【黄銅】

 

(一)   1680
 

こう‐どうクヮウ‥【黄銅】

  1. 〘 名詞 〙おうどう(黄銅)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黄銅」の意味・わかりやすい解説

黄銅
おうどう
brass


()38α()30()β()β1βα40()使α6535

 384α

 ()206535820322

 

 


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化学辞典 第2版 「黄銅」の解説

黄銅
オウドウ
brass


Cu-Zn540 
(1)95Cu-5Zn(gilding metal)
(2)90Cu-10Zn(commercial bronze)使
(3)85Cu-15Zn(red brass)使
(4)80Cu-20Zn(low brass)
(5)520Zn(Tombac)
(6)70Cu-30Zn(cartridge brass)()
(7)65Cu-35Znα
(8)60Cu-40Zn(Muntz metal)(αβ)2
(4575 kg mm21235110170)

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改訂新版 世界大百科事典 「黄銅」の意味・わかりやすい解説

黄銅 (おうどう)
brass

亜鉛Znをおもな合金元素とする銅合金で,銅合金の代表的なものの一つ。シンチュウ(真鍮)とも呼ばれる。Cu-Zn合金のうち,Zn20%以下のものは丹銅といい,それ以上を黄銅という。Znの量が増すにつれて,銅赤色から黄色へと色が変わる。Cu-Znの金属間化合物は,α相,β相,γ相などに区別されるが,Zn35%以下の黄銅はα相のみ,35~45%ではα相+β相,45%以上ではβ相となり,48%以上ではγ相も現れてくる。Znの比率が高くなるにしたがい硬度も増すが,逆に加工しにくく,もろくなるので,Zn45%以上のものは実用にはならない。α相のみのものはα黄銅と呼ばれ,Zn30%の7-3黄銅とZn35%のものがよく使われる。適当な強度と展延性をもち,常温加工が可能の使いやすい合金であって,深絞り性がよいので,板を種々の形に成形加工して利用するなど用途が広い。α相とβ相が共存するα+β黄銅も似た特性があるが,硬くて強度が大きいけれども熱加工の必要がある。さらに鉛Pbを添加して切削性をよくした快削黄銅は,切削加工して利用する用途に広く使われている。そのほか,少量の添加元素を加えて性質を改善した特殊黄銅もある。
銅合金
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄銅」の意味・わかりやすい解説

黄銅
おうどう
brass

 
CuZn ()  ( ) α (Cu/Zn7/3 ) β (Cu/Zn6/4 ) 2α1使 () βαCuZn11ββ綿βJIS 0.83.0 % JIS C2600C2700αC2800β  

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百科事典マイペディア 「黄銅」の意味・わかりやすい解説

黄銅【おうどう】

 
307-33520  

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普及版 字通 「黄銅」の読み・字形・画数・意味

【黄銅】こうどう

真鍮。

字通「黄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の黄銅の言及

【亜鉛】より


()使1380

【金属工芸】より


16()()()(31)()

【銅】より


copperKupferCu

 CuFeS2(Cu34.6)

【銅合金】より


︿()()

※「黄銅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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