袖判(読み)ソデハン

デジタル大辞泉 「袖判」の意味・読み・例文・類語

そで‐はん【袖判】

古文書で、文書の袖(右側空白部)に署した花押

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精選版 日本国語大辞典 「袖判」の意味・読み・例文・類語

そで‐はん【袖判】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そでばん」とも ) 文書の袖(右側空白部)に花押を書くこと。また、その代わりに印判を押すこと。花押や印判のこともいう。
    1. [初出の実例]「地下々知状、予袖判遣了」(出典:建内記‐嘉吉元年(1441)六月一七日)

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改訂新版 世界大百科事典 「袖判」の意味・わかりやすい解説

袖判 (そではん)


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「袖判」の意味・わかりやすい解説

袖判
そではん


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山川 日本史小辞典 改訂新版 「袖判」の解説

袖判
そではん


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「袖判」の意味・わかりやすい解説

袖判
そではん

古文書学上の用語。文書の袖 (右端) に署した花押。日付の下に花押を書いたものよりも,受取人に対し尊大な書式となる。初見は寛治3 (1089) 年の大宰府下文。また,下から提出された文書に,上長が花押,あるいは承認の文章と花押を加えたものをも袖判といった。

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