認知症(読み)ニンチショウ(英語表記)dementia

翻訳|dementia

デジタル大辞泉 「認知症」の意味・読み・例文・類語

にんち‐しょう〔‐シヤウ〕【認知症】

 
dementia 
[]16200412  

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精選版 日本国語大辞典 「認知症」の意味・読み・例文・類語

にんち‐しょう‥シャウ【認知症】

 

(一)   ()使
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「認知症」の意味・わかりやすい解説

認知症
にんちしょう
dementia

後天的な原因により認知機能が障害された結果、自立した生活ができなくなった状態。加齢とともに患者数が増加するため、高齢化が進む現在、世界中で注目されている。とくに日本における高齢化率は2022年(令和4)時点で世界でもっとも高いだけに、認知症への対応は喫緊の課題となっている。

 なお、「認知症」は2004年(平成16)まで「痴呆(ちほう)」という名称が使われていたが、これは侮蔑的な表現であり、実態を正確に表しておらず、早期発見・早期診断等の支障となっているとして厚生労働省により病名が変更された。

[朝田 隆 2022年9月21日]

定義

世界的に有名な認知症の定義はいくつかある。しかしいずれにも共通するのは、「後天的な認知機能の低下によって、自立して日常生活や仕事ができなくなった状態」とする点である。

[朝田 隆 2022年9月21日]

経過


mild cognitive impairmentMCIMCI

 MCI

 503090

  2022921

疫学(患者数)


2012調462MCI40065152025675

 655657010029060

  2022921

原因


709326565稿

 

  2022921

診断方法


MRI

 便

  2022921

症状


便activity of daily livingADLBPSD3()ADLBPSD

  2022921

治療


20224使

 ADL

  2022921

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食の医学館 「認知症」の解説

にんちしょう【認知症】

 


︿
 
 
 
 2
 1()()()
 1
 ()
 63
 ()


1
411
6891
30
 20
 10

 

1 
2

2  
1

3 
25   1

4 3
21
1a)b)c)
2a)b)c)

5 1007
1007 7 
9386

6 
68235293
2869253

7 (4)
21 a b c

8 5
使

9 
10
15061728394105

︿
 調
 
 調2


︿

 
 ()使
 
 
 ()
 
︿B6 
 B6B12()B12
 B6B6B12
 
 
   

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六訂版 家庭医学大全科 「認知症」の解説

認知症
にんちしょう
Dementia
(お年寄りの病気)



 使使使使使

 2004使使使

 使使

 使使()()使


 調

 DSM­3


 

 4


 ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 使

 

 

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

最新 心理学事典 「認知症」の解説

にんちしょう
認知症
dementia

 
treatable dementiaAlzheimer's diseaseAlois Alzheimer

 200412調

 199010ICD-10degenerative dementiavascular dementiadementia with Lewy bodiesfrontotemporal dementiaPick's disease -

 mild cognitive impairmentMCIMCI

 便mini-mental state examinationMMSE-behavioral and psychological symptoms of dementiaBPSD

 acetylcholinesterase inhibitorβ  
   

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改訂新版 世界大百科事典 「認知症」の意味・わかりやすい解説

認知症 (にんちしょう)
dementia


dementiademens︿mens︿

40653050==

 調focal sympton

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百科事典マイペディア 「認知症」の意味・わかりやすい解説

認知症【にんちしょう】

脳血管疾患,アルツハイマー病その他の要因にもとづく脳の器質的な変化により,日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能およびその他の認知機能が低下した状態。2005年6月成立の改正介護保険法で,従来の〈痴呆〉という表現が改められた。痴呆という言葉は侮蔑的で誤解を招きやすく,早期発見や早期診断に支障をきたす等の指摘を踏まえた変更。法改正に先立ち,2004年12月厚生労働省は行政用語を変更した。
→関連項目救急カードグループホームクロイツフェルト=ヤコブ病化粧療法見当識障害精神分裂病知的障害訪問看護ステーションポジトロン断層撮影法補助南田洋子

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「認知症」の意味・わかりやすい解説

認知症
にんちしょう
dementia

 
65406418392004  

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知恵蔵 「認知症」の解説

認知症

認知症とは加齢による記憶障害を主とした病気全般を指す。認知症には脳血管障害によるもの、アルツハイマー病、その他様々なものが含まれる。脳血管障害による認知症には、脳血管が詰まって起こる脳梗塞や血管が破れて起こる脳出血などが含まれている。脳血管障害による認知症では障害部位によって症状が異なり、単なる記憶力の低下だけではなく、めまい、しびれ、言語障害、知的能力の低下など様々な症状を示す特徴がある。アルツハイマー病は初老期の認知症の代表的なもので、脳が全体的に萎縮し、大脳皮質に特異な老人斑が現れて神経原線維に変化が起こる。まず記銘、記憶に障害が起き、特に新しい記憶の障害が目立つ。病気が進行すると、徘徊や多動傾向が見られ、昼夜逆転も生じる。人格が次第に崩壊し、感情の豊かさが失われ、やがて失語症や失認症などが起こる。原因は不明で、治療法は確立していない。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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