退職給付会計(読み)たいしょくきゅうふかいけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「退職給付会計」の意味・わかりやすい解説

退職給付会計
たいしょくきゅうふかいけい


退退退退

 退(1)(2)退

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退

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知恵蔵 「退職給付会計」の解説

退職給付会計

従業員の退職後に支給する年金や一時金を退職給付というが、従来日本ではその準備のための制度は確立しておらず、企業年金制度という形で、会計上は退職給与引当金による一時金の部分を処理するのみだった。これに対して、企業会計審議会が制定した「退職給付に係る会計基準」に従って2001年3月期から実施された退職給付の計算や開示の方式。年金の積立不足分を退職給付引当金として負債計上すること、年金資産(積み立てられている資産)の時価評価、関連情報の一層の開示、などが定められている。なかでも、積立金不足の解消手段として期待されているのが、確定拠出年金である。

(小山明宏 学習院大学教授 / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「退職給付会計」の解説

退職給付会計

退職一時金、企業年金など企業が将来負担すべき年金コストを時価評価として開示する制度。年金基金の含み損、予定利回りの低下などによって年金コストが企業業績に影響を及ぼすことが懸念されるようになった。このため、国際会計基準との整合性から、拠出される年金コストを時価評価し、年金資産と年金負債の現状を開示することが求められている。

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会計用語キーワード辞典 「退職給付会計」の解説

退職給付会計

従業員の退職金・退職年金に対する債務を発生主義で計上することを退職給付会計といいます。バラバラだった退職金の会計処理法を一定にし、企業年金の財政状態の悪化に伴い会計基準の国際化の流れの中で、退職給付会計が導入されることになりました。

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