デジタル大辞泉 「陰険」の意味・読み・例文・類語 いん‐けん【陰険】 [形動][文][ナリ]1 表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさま。「陰険に立ちまわる」2 意地悪そうに見えるさま。「陰険な目つき」[派生]いんけんさ[名][類語]奸悪・邪悪・奸佞・性悪・悪辣・悪性・俗悪・凶悪・極悪・悪い・悪・罪悪・悪徳・背徳・悪行・悪事・悪逆・巨悪・諸悪・暴悪・卑劣・陋劣ろうれつ・狡猾こうかつ・邪よこしま・さがない・腹黒い・腹汚い・悪賢い・ずる賢い・小賢しい・ずるい・こすい・こすっからい・あくどい・さかしい・さかしら・老獪 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「陰険」の意味・読み・例文・類語 いん‐けん【陰険】 (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 (二)① 表面はよく見せかけて、心の内には悪意を隠しているさま。かげでよくないことをするような性質であるさま。腹黒いさま。 (一)[初出の実例]﹁だがあれは卑怯で不可(いかん)テ。兎角陰険(インケン)な手を用ひてな﹂(出典‥内地雑居未来之夢︵1886︶︿坪内逍遙﹀一〇) (三)② 暗くてぶあいそうに見えるさま。 (一)[初出の実例]﹁小関は陰険な横目を使ひながら﹂(出典‥故旧忘れ得べき︵1935‐36︶︿高見順﹀一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例