雨具(読み)アマグ

デジタル大辞泉 「雨具」の意味・読み・例文・類語

あま‐ぐ【雨具】

雨天の外出のとき使う、雨を防ぐものの総称。傘・長靴・レインコートなど。

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精選版 日本国語大辞典 「雨具」の意味・読み・例文・類語

あま‐ぐ【雨具】

  1. 〘 名詞 〙 雨の日に身につけるレインコート、傘、雨靴、高げたなど、雨よけの衣類や道具の総称。
    1. [初出の実例]「天に雲ないに雨具(グ)を持たせられたぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)一)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雨具」の意味・わかりやすい解説

雨具
あまぐ


()3()()()()16()()()()()()()()

 ()便()()()綿()()()()

 ()()綿()()()()()()()

 

世界の雨具の歴史


()()19

 ()使

 19182320()()綿


現在の雨具

合成繊維の開発から生まれたナイロンやビニルのシートやフィルムは、通気性がないために湿気がこもるという欠点はあったが、防水性に優れて軽く、加工もしやすかったために、レインコートをはじめ、レインハット、レインシューズ、雨傘の材料として利用されてきた。衣類の防水加工は、通気性があったほうが快適であるから、水をはじく撥水(はっすい)加工が一般的である。繊維表面に疎水(そすい)性物質を付着させる(一時的防水)か結合させる(永久的)加工法で、ピリジウム塩、シリコン樹脂、フッ素樹脂などが用いられる。糸のすきまをビニル系やウレタン系の樹脂で固めてしまう加工は、完全防水になるが通気性はなく、袋物や帆布に用いられる。

[辻ますみ]

『喜多川守貞編『類聚近世風俗志』(1934・更生閣)』


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改訂新版 世界大百科事典 「雨具」の意味・わかりやすい解説

雨具 (あまぐ)


輿16綿綿

 西調
    

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普及版 字通 「雨具」の読み・字形・画数・意味

【雨具】うぐ

あま具。

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