改訂新版 世界大百科事典 「青山学院」の意味・わかりやすい解説
青山学院 (あおやまがくいん)
東京都渋谷区に本部のあるキリスト教系私立学園。4年制大学，大学院，女子短期大学，高等部，中等部，初等部，幼稚園をもつ。明治初期に設立されたアメリカ・メソディスト監督教会派の女子小学校︵麻布，1874創立︶，横浜に開学された美会神学校︵1879創立︶，東京築地に開学の耕教学舎︵1878創立︶の3校が源流。これらの学校が統合しつつ発展し，1904年青山学院および青山女学院としてそれぞれ専門学校の認可をうけた。27年この両校が合同して青山学院となり，大学・短大の直接の前身をなす。49年新制の青山学院大学となり，50年には女子短大も開設，51年学校法人青山学院として総合学園となった。幼稚園は61年開設。キリスト教信仰にもとづく愛の実践を教育方針とし，男女共学方針をとる。現在，4年制大学は文，経済，法，経営，理工，国際政治経済，総合文化政策，社会情報の8学部。神奈川県相模原キャンパスでも教育を行っている。
執筆者‥寺崎 昌男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報