デジタル大辞泉 「青竹」の意味・読み・例文・類語 あお‐だけ〔あを‐〕【青竹】 ︽﹁あおたけ﹂とも︾ 1 幹が青々としている竹。 2 染め色の名。鮮やかな緑色。 3 笛。 ﹁―を雲の上人吹きたてて春の鶯さへづらすなり﹂︿夫木・三二﹀ [類語]竹・若竹・弱竹・孟宗竹・真竹・寒竹・篠竹・笹・熊笹 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「青竹」の意味・読み・例文・類語 あお‐だけあを‥【青竹】 (一)〘 名詞 〙 ( ﹁あおたけ﹂とも ) (二)① 幹の青い、なまの竹。 (一)[初出の実例]﹁今年天下青竹自然子成皆枯了。挙レ世為レ怪﹂(出典‥中右記‐大治四年︵1129︶六月一二日) (三)② 笛の異名。 (一)[初出の実例]﹁青竹を雲の上人吹き立てて春の鶯さへづらすなり︿源俊頼﹀﹂(出典‥永久百首︵1116︶雑) (四)③ 染料の一つ。鮮やかな緑色をした、塩基性の染め粉。 (五)④ 竹の形を作り、節の姿まで細工して、青竹色に塗った漆器。青竹色の工芸品。 (六)⑤ ﹁あおだけいろ︵青竹色︶﹂の略。 (七)⑥ ﹁あおだけ︵青竹︶の手摺(てすり)﹂の略。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の青竹の言及 【マラカイトグリーン】より …青緑色の塩基性染料。青竹(あおたけ),岩緑青(いわろくしよう)などともいう。着色力の大きい美麗な染料であるが,耐光性は低い。… ※「青竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」