高麗大蔵経(読み)こうらいだいぞうきょう

改訂新版 世界大百科事典 「高麗大蔵経」の意味・わかりやすい解説

高麗大蔵経 (こうらいだいぞうきょう)


81020211087131232退12365181000

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高麗大蔵経の言及

【海印寺】より

…現存する大蔵経の版木は,高麗の高宗が蒙古軍退散を祈願して1236年から14年間にわたって完成したもので,もとは江華島にあったが,李朝太祖(在位1392‐98)の時にこの寺に移された。海印寺は数度の火災にもかかわらずそのたびに再建され,また《高麗大蔵経》の版木の保存に努めた。現在同版木は韓国の国宝に指定されている。…

【大蔵経】より

…この大蔵経の下賜をうけた高麗は,11世紀前半に覆刻版を出し,その版木が元軍による兵火で焼失すると,13世紀中葉には再雕本を完成させた。今も海印寺に板木を収蔵する再雕本の〈高麗大蔵経〉は,最良のテキストとして高く評価されている。南宋から明代にかけても各地で大蔵経の雕造が続いたが,明末に新しい形式の袋綴じ方冊本の〈万暦版大蔵経〉が出版された。…

※「高麗大蔵経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android