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自分のアタマで考えよう
最近の日本はお金がある人とない人の格差が大きくなり、若者や子どもの貧困が問題になっています。現在貧困に近い生活を送っている人は、どうやってそこから抜け出せばいいのでしょうか。 私が代表を務めるライフネット生命には、高校を中退して働いていたものの、通信制の高校に通い単位を取得、その後、一念発起して大学試験を受けて大学に入り、入社した社員がいます。 しかし、身も蓋もない言い方ですが﹁受けた教育のレベルが低いと、いい仕事につける確率はぐんと低くなる﹂というデータがあるのも事実︵労働政策研究・研究機構﹁ユースフル労働統計2015﹂︶。中卒と大卒とでは、生涯賃金に1億円近い差があるのです。 この国には小学校にも行けていない子どもがたくさんいる 一方で、厚労省によれば現在、子どもの6人に1人、ひとり親の子どもの6割が貧困層にいると言われています。にわかには信じられないかもしれませんが、この国には小学校にも行けていない子どもがたくさんいるのです。![](http://politas.jp/assets/images/article/2016/0704/deguchi_haruaki-1.jpg)
政治家なんてろくでなしばっかり
若い人のなかには﹁選挙に行っても世の中が変わる感じがしない﹂だとか﹁ピンとくる候補者もいないし、結局誰が政治家になっても一緒﹂と思っている人も多いでしょう。しかし、そのように政治に対してネガティブな思いを抱えているということは﹁いまの政治はよくない﹂と思っていることの現れです。そうであれば、いまの与党と逆の候補者を選べばいいのです。 女性が立候補していればその人に投票すればいいし、女性候補者がいなかったら歳の若い順に入れていけばいい ピンとくる候補者がいなくても、ちょっと考えればいくらでも選べます。たとえば日本は、他国に比べて女性の政治家が圧倒的に少ない。あと、若い政治家も少ない。だったら、女性が立候補していればその人に投票すればいいし、女性候補者がいなかったら歳の若い順に入れていけばいいでしょう。乱暴に思えるかもしれませんが、それも政治を﹁変えたい﹂という立派な意思表示です。 だいたい、政治家になりたい人には本来、ろくな人間はいないのです。あ、これは僕の考えではなくて、20世紀を代表する大政治家であり、第二次世界大戦を勝利に導いた連合王国の首相、チャーチルが言っていたことですからね。![](http://politas.jp/assets/images/article/2016/0704/deguchi_haruaki-2.jpg)
選挙のとき︵一生役立つ︶ハウツー
欧米の先進国では、選挙について中学校や高等学校で﹁社会人として当然知っておくべきリテラシー﹂を教えてくれます。一方、日本は﹁衆議院の議席数はいくつか?﹂など、ペーパーテスト用の知識は教えるけれど、どうやって投票する候補者を選ぶのか、といった生きた知識に関しては驚くほど無頓着です。![](http://politas.jp/assets/images/article/2016/0704/deguchi_haruaki-3.jpg)
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