「北の国から」資料館閉館へ 私財投じ運営の仲世古さん「いつか日の目をみるように」

人気ドラマ「北の国から」の小道具や衣装などを展示する資料館(北海道富良野市)が8月末で閉館する。運営してきた木材会社社長の仲世古善雄さんに、ハフポスト日本版がインタビューした。

Wataru Nakano

8

73216

「北の国から」 主人公の黒板五郎(田中邦衛)と、純(吉岡秀隆)、蛍(中嶋朋子)の2人の子供の成長を、富良野の大自然の中で描いた人気テレビドラマ。1981年10から翌年3月までフジテレビ系列の連続ドラマとして放送。その後は2002年9月までの約20年間、単発のスペシャル版が8本制作され、いずれも20~30%台の高視聴率を記録した。出演はほかに地井武男、竹下景子、岩城滉一、宮沢りえ、内田有紀ら。原作・脚本は倉本聰、音楽はさだまさし。

資料館はJR富良野駅近くにあり、倉本聰さん直筆の脚本原稿や、さだまさしさんによるドラマのテーマ曲の原譜、ドラマの場面を写したパネル、ロケで使われたセットなど約520点が展示されている。資料はフジテレビなどが提供し、倉本さんがレイアウトなどを監修した。03年に通年開館になってからの来場者数は延べ約62万人に上る。

仲世古さんは、ドラマで地井武男さん(2012年死去)が演じた中畑和夫のモデルにもなった。中畑はドラマ中、田中邦衛さんが演じる主人公、黒板五郎の親友だ。仲佐古さんが経営する「麓郷木材工業」は富良野の市街地から約20キロ離れた麓郷(ろくごう)地区にある。ロケの中心となった麓郷は「北の国から」で全国に知れ渡り、観光スポットになった。また麓郷木材工業はロケにも使われ、作中の「中畑木材工業」の看板はかけられたままだ。








1000



199520022使200361



2003392



3









NPO







77











2002

退1


「北の国から」資料館=北海道富良野市

北の国から資料館

富良野市朝日町5-20

電話 :0167-39-2800

入館料:大人 500円/小学生 300円

注目記事