日本科学協会
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団体種類 | 公益財団法人 |
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設立 | 1921年 |
所在地 | 東京都港区赤坂一丁目2番2号 |
法人番号 | 4010405010531 |
主要人物 | 会長 髙橋正征 |
活動地域 |
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基本財産 | 1億5千万円 |
ウェブサイト | http://www.jss.or.jp/ |
公益財団法人日本科学協会︵にほんかがくきょうかい︶︵英語名‥The Japan Science Society︶は、科学者の育成、科学知識の普及、国際相互理解の促進を行っている公益法人。元文部科学省研究振興局学術研究助成課所管。現在所轄官庁は内閣府。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/42/Kagakuchishiki.jpg/290px-Kagakuchishiki.jpg)
﹃科學知識﹄創刊号
●﹃科學知識﹄︵月刊︶大正10年︵1921年︶7月から昭和25年︵1950年︶5月まで
●自然観察誌﹃採集と飼育﹄︵月刊︶昭和14年︵1939年︶1月から平成2年︵1990年︶12月まで
●日本語版﹃ワイルドライフ﹄︵月刊︶昭和51年︵1976年︶4月から昭和59年︵1984年︶9月まで
●生物教材研究誌﹃教材生物ニュース﹄︵月刊︶昭和54年︵1979年︶4月から昭和59年︵1984年︶3月まで
●﹃ワッツ﹄︵月刊︶昭和53年︵1978年︶5月から昭和55年︵1980年︶3月まで
概要[編集]
﹁科学研究を奨励し、広く一般にその成果を伝達して、科学教育の振興に寄与し、さらに教育・研究図書等の提供並びに学術交流等を行い、国際相互理解を促進することによって、文化の発展と人材の育成 を通じ、日本と世界の安定的な発展に寄与すること﹂︵定款第3条︶を目的として設立された財団法人。 主に、科学・技術の普及・振興のための事業や、アジア諸国の大学等に図書を寄贈するプロジェクトを実施している。沿革[編集]
●大正10年︵1921年︶ 任意団体として﹁科学知識普及会﹂が発足 ●大正13年︵1924年︶ 国内の学者200余名の理事及び評議員により﹁財団法人科学知識普及会﹂に財団法人化 ●昭和19年︵1944年︶ 東京工業大学内で活動していた日本科学協会と合併し、﹁財団法人日本科学協会﹂と改称 ●※戦争などにより科学書籍の発行事業を除き全ての事業活動を休止 ●昭和50年︵1975年︶ 再発足 ●昭和63年︵1988年︶ 若手研究者への支援事業﹁笹川科学研究助成﹂事業を開始 ●平成11年︵1999年︶ 日本の図書を中国へ寄贈する﹁教育・研究図書有効活用プロジェクト﹂事業を開始 ●平成24年︵2012年︶ 内閣府より公益認定をうけ、公益財団法人へ移行 ●平成25年︵2013年︶ 中高生へ研究指導をする﹁サイエンスメンタープログラム﹂を開始。現行事業[編集]
科学・技術の振興[編集]
笹川科学研究助成[編集]
昭和63年︵1988年︶度から日本財団の助成金を受けて実施している研究助成事業。人文・社会科学及び自然科学︵医学を除く︶に関するものを対象にし、萌芽性、新規性及び独創性のある内容をもった研究で、意欲に満ち優れた研究を行う若手研究者の育成のため、その研究に対する助成を行っている。 平成19年︵2007年︶度より、特色ある制度の確立のため、従来の﹁一般科学研究﹂および﹁海洋・船舶科学研究﹂を対象とした<学術研究部門>と、これまでの﹁学芸員、図書館司書等がおこなう研究﹂助成を発展させ、教育・学習・自立支援等の様々な現場における社会的要請の高い研究への支援を目指す<実践研究部門>の2部門となった。海外発表促進助成[編集]
平成13年︵2001年︶度より、過去に笹川科学研究助成を受けた研究者を対象にした助成制度として設置された。 国際学会、国際シンポジウムなどの国際的な場での研究発表を助成対象とするものであり、国際的な研究活動の展開を促進するために、その渡航旅費や参加費等、必要経費の助成をしている。科学・技術の普及[編集]
科学実験データベースの公開[編集]
主に子供を対象とした科学実験のデータベース。平成9年︵1997年︶から兵庫教育大学原体験教育研究会の協力を得て作成し、日本科学協会Webサイト上に公開している。 科学実験データベースは、キーワード検索のほか、科学の分野・季節・危険度・難易度・場所・対象年齢︵学年︶などのカテゴリーから個人に合ったものを選択し、検索することができる。また、親が子供のどの部分を育てたいか︵感性、工夫、忍耐力、直感、探究心など︶という目的から検索することもできる。 なお、同サイトには、﹁原体験コラム﹂というページが設けられている。﹁科学実験データベース﹂が子供を対象としたものであるのに対し、﹁原体験コラム﹂は大人を対象としたもので、科学的な好奇心を掻き立てる話題から教育に関する話題まで、テーマは多岐にわたっている。中高生のためのサイエンスメンタープログラム[編集]
科学に関心を持ち、個人もしくは小グル―プで科学研究を進めている中学生・高校生︵メンティ︶に対して、経験豊かな自然科学・応用科学の専門研究者︵メンター︶から、学校教育の枠にとらわれない高度な専門研究レベルの科学教育のプログラムを一定期間学ぶことができる機会を提供することで、次代の科学・技術を担う人材を育成する。国際理解の促進[編集]
BOOK ENVOY PROJECT[編集]
平成11年︵1999年︶度、日本国内の出版社や大学図書館、個人の方々から収集した図書を、中国の大学等に寄贈する事業︵教育・研究図書有効活用プロジェクト︶を開始し、平成13年︵2001年︶度から平成27年︵2015年︶度まで寄贈対象大学の図書担当者等を対象に日本招聘を実施した。平成30年︵2018年︶度には事業名を日中未来共創プロジェクト、令和4年︵2022年︶度にはBOOK ENVOY PROJECTと変更して寄贈先をアジア諸国等に拡大した。2023年8月現在、中国︵86大学︶、タイ︵1大学︶、フィリピン︵1大学︶、インド︵2大学︶、ウズベキスタン︵1大学︶にそれぞれ寄贈している。日中未来共創プロジェクト[編集]
平成16年︵2004年︶度から教育・研究有効活用プロジェクトの一環として、多様な日中交流事業を実施、平成30年︵2018年︶度には事業名を日中未来共創プロジェクトと変更した。笹川杯全国大学日本知識大会[編集]
平成16年︵2004年︶度より中国の大学の日本語学習者を対象に中国で開催している日本に関するクイズ大会で、成績優秀者の日本招聘を併せて実施している。笹川杯本を味わい日本を知る作文コンクール[編集]
平成28年︵2016年︶度より中国の若者を対象に開催している日本関係図書の感想文コンクールで、中国語版コンクール︵共催‥上海交通大学図書館︶と日本語版コンクール︵共催‥中国外文局アジア太平洋広報センター︶を併行実施している。成績優秀者の日本招聘を併せて実施している。笹川杯日本研究論文コンクール[編集]
平成30年︵2018年︶度より中国の大学生を対象として、中国日語教学研究会、吉林大学とともに開催している日本に関する研究論文コンクールで、成績優秀者の日本招聘を併せて実施している。Panda杯全日本青年作文コンクール[編集]
平成26年︵2014年︶度より日本の若者を対象として、中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館とともに開催している中国に関する日本語で応募の作文コンクールで、成績優秀者の中国訪問を併せて実施している。過去に実施した事業[編集]
定期刊行物の発行[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/42/Kagakuchishiki.jpg/290px-Kagakuchishiki.jpg)