渡辺あや
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渡辺 あや(わたなべ あや、1970年2月18日 - )は、日本の脚本家。
わたなべ あや 渡辺 あや | |
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プロフィール | |
誕生日 | 1970年2月18日 |
出身地 |
![]() |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『火の魚』 『その街のこども』 『カーネーション』 『ロング・グッドバイ』 『エルピス-希望、あるいは災い-』 |
映画 |
『ジョゼと虎と魚たち』 『天然コケッコー』 『合葬』 |
受賞 | |
第62回毎日映画コンクール 脚本賞 『天然コケッコー』 第36回放送文化基金賞 脚本賞 『火の魚』『その街のこども』 第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞 放送部門 『その街のこども』 第33回ヨコハマ映画祭 脚本賞 『その街のこども』 受賞歴参照 |
経歴[編集]
兵庫県西宮市出身。1992年甲南女子大学卒業。自動車関連会社に1年勤めた後、結婚し退職。1993年夫の赴任のためドイツ・ハンブルクで4年半をすごし、1997年帰国。その後夫の実家のある島根県で雑貨屋経営をしながら、主婦として暮らす[1]
。
1999年に映画監督の岩井俊二のオフィシャルサイト﹁円都通信﹂内のシナリオ応募コーナー﹁しな丼﹂︵現・戯作通信プレイワークス︶に応募し、﹃天使の目にも鏡﹄︵後に﹃少年美和﹄に改題︶が、コメント担当の映画プロデューサー久保田修に認められる。
2003年、﹃ジョゼと虎と魚たち﹄で脚本家デビューを果たす。
2011年、NHK連続テレビ小説﹃カーネーション﹄で初めて連続ドラマの脚本を担当する。
朝ドラ初のギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞。
2022年、フジテレビ・関西テレビ系列のテレビドラマ﹃エルピス-希望、あるいは災い-﹄で初めて民放連続ドラマの脚本を担当する[2]。第60回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞。
プロの脚本家となった後も島根県で暮らしており、現在は二児の母となっている。
人物[編集]
昔からの脚本の執筆方法として、作品の関係者と作品のテーマに対する共通認識を互いに持つ形で脚本を執筆している[3]。作品[編集]
映画[編集]
●ジョゼと虎と魚たち︵2003年︶ ●約三十の嘘︵2004年︶ - 土田英生、大谷健太郎との共同脚本 ●メゾン・ド・ヒミコ︵2005年︶ ●天然コケッコー︵2007年︶ ●ノーボーイズ,ノークライ︵2009年︶ - 日韓合作映画 ●カントリーガール︵2010年︶ ●合葬︵2015年︶ ●ワンダーウォール 劇場版︵2020年︶ ●逆光︵2021年︶ ●blue rondo︵2022年︶ ●ABYSS アビス︵2023年︶テレビドラマ[編集]
●火の魚︵2009年、NHK広島︶ ●その街のこども︵2010年、NHK大阪︶ ●カーネーション︵2011年 - 2012年、NHK大阪︶ - 連続テレビ小説 第85作 ●ロング・グッドバイ︵2014年4月19日 - 5月17日、NHK︶ ●京都発地域ドラマ ワンダーウォール︵2018年7月25日、NHK BSプレミアム︶[4] ●ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜︵2019年12月30日、NHK︶[5] ●今ここにある危機とぼくの好感度について (2021年、NHK総合/NHK BS4K)[6] ●エルピス-希望、あるいは災い-︵2022年、関西テレビ・フジテレビ︶[7]ラジオドラマ[編集]
●花束︵2001年7月20日、NHK-FM 青春アドベンチャー﹃不思議屋博物館﹄第5回︶[8] ●はるかぜ、氷をとく︵2021年3月13日、NHK-FM FMシアター︶[9]ドキュメンタリー[編集]
●京都スペシャル﹁センス・オブ・ワンダー﹂︵2019年7月19日、NHK︶ - 構成作詞[編集]
●椎名林檎﹁孤独のあかつき﹂︵2013年︶その他[編集]
●少年美和︵未映像化︶ ●つるばらつるばら︵未映像化︶ ●呼吸︵2002年、﹃リリイ・シュシュのすべて﹄DVDメイキング映像︶ - ナビゲーター ●BUNNY︵2004年、﹃ジョゼと虎と魚たち﹄DVD特典ショートムービー︶ - 監督・脚本 ●ワガママな女︵2005年 - 2006年、WEBムービー︶ - 日清フーズオリジナルWEBムービー ●懲戒免職︵2006年、﹃メゾン・ド・ヒミコ﹄DVD特典ショートムービー︶ - 監督・脚本著作[編集]
●懲戒免職︵﹃野性時代﹄2005年9月号、角川書店︶ ●ゆめちゃんが泣く︵﹃少年文芸﹄Vol.2、2006年、新風舎︶ - 写真‥佐内正史、木彫‥谷田一郎 ●エルピス ―希望、あるいは災い― シナリオブック︵2023年、河出書房新社︶受賞歴[編集]
個人[編集]
●第62回毎日映画コンクール 脚本賞︵﹃天然コケッコー﹄︶ ●第36回放送文化基金賞 脚本賞︵﹃火の魚﹄、﹃その街のこども﹄︶ ●第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞 放送部門︵﹃その街のこども﹄︶ ●第33回ヨコハマ映画祭 脚本賞︵﹃その街のこども﹄︶ ※2011年以降、一切の個人賞の受賞を辞退している。作品[編集]
- ジョゼと虎と魚たち
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- 第77回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベストテン第4位
- 第26回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第5位
- 第47回朝日ベストテン映画祭 第5位
- 第46回ブルーリボン賞 日本映画ベストテン
- 天然コケッコー
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- 第62回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
- 第81回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベストテン第2位
- 第29回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第2位
- 第50回朝日ベストテン映画祭 最優秀作品賞(第1位)
- 映画芸術 2007年度作品ベストテン第3位
- 火の魚
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- 平成21年度(第64回)文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 大賞
- 第36回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 優秀賞
- ギャラクシー賞 2010年3月度月間賞 / 第47回 奨励賞
- ヒューゴ・テレビ賞 奨励賞
- 第50回モンテカルロ・テレビ祭・ゴールドニンフ賞(テレビ映画部門)
- 第62回イタリア賞・単発ドラマ部門・最優秀賞(イタリア賞)
- その街のこども
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- 第36回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 本賞
- 連続テレビ小説 カーネーション
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- 第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 最優秀作品賞
- 第38回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 優秀賞
- ギャラクシー賞 2012年3月度月間賞 / 第49回 テレビ部門 大賞
- 東京ドラマアウォード2012 連続ドラマ部門 優秀賞
- ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜
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- 令和2年度(第75回)文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 大賞
- アメリカ国際フィルム祭 エンターテインメント部門 Best of Festival
- 衛星放送協会オリジナル番組アワード グランプリ
- 第46回放送文化基金賞 奨励賞
- 第57回ギャラクシー賞 奨励賞
- 東京ドラマアウォード2020 優秀賞(単発ドラマ部門)
- 今ここにある危機とぼくの好感度について
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- ギャラクシー賞 2021年5月度月間賞
- 第58回ギャラクシー賞 選奨
- 令和3年度(第76回)文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞
- エルピス-希望、あるいは災い-
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- 第60回ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞
- 第49回放送文化基金賞 テレビドラマ部門 最優秀賞
- 東京ドラマアウォード2023 連続ドラマ部門 優秀賞
- 2023年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビドラマ番組 最優秀賞
脚注[編集]
(一)^ "︵フロントランナー︶渡辺あやさん ﹁楽しく伝える。自分も本気で楽しんでいます﹂". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 11 December 2021. 2021年12月14日閲覧。
(二)^ "﹁リスクが高い﹂とどこからも断られた…ドラマ﹃エルピス﹄が実現に至るまで". FRaU. 講談社. 24 October 2022. 2022年10月24日閲覧。
(三)^ [﹁あなたは何者か﹂を問いながら 作品と向き合う、脚本家渡辺あやが 長澤まさみの新ドラマにかける思い “﹁あなたは何者か﹂を問いながら 作品と向き合う、脚本家渡辺あやが 長澤まさみの新ドラマにかける思い”]. crea 2022年11月8日閲覧。
(四)^ スタッフワンダーウォール公式サイト
(五)^ Inc, Natasha. “松田龍平が芥川龍之介演じるドラマ年末に放送、脚本は渡辺あや︵コメントあり︶”. 映画ナタリー. 2019年9月18日閲覧。
(六)^ “松坂桃李さん主演 土曜ドラマ﹁今ここにある危機とぼくの好感度について﹂制作開始”. NHK. 2021年4月26日閲覧。
(七)^ “長澤まさみ、4年半ぶり連ドラ主演で“落ちぶれたアナウンサー”に 眞栄田郷敦・鈴木亮平も出演決定<エルピス―希望、あるいは災い―>”. morelpress. 2022年7月26日閲覧。
(八)^ [1]
(九)^ “脚本家・渡辺あやさんのコメント公開!!”. NHK. 2021年4月26日閲覧。