医薬品などに使われる市販の顔料で、原子炉から発生する放射性物質のセシウムに汚染された水を浄化する技術を、東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授(原子力工学)らのチームが開発した。東京電力福島第1原発の事故で発生している汚染水の処理のほか、周辺の池や沼の浄化にも活用できるといい「一日も早い地域の生活、農業再建に役立てたい」としている。 チームは、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水に顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを開発した。 実験では、化学的な性質が同じで放射線を出さないヨウ素、セシウム、ストロンチウムを海水に混ぜ、同原発の高濃度汚染水に相当する模擬汚染水(ヨウ素、セシウム各10ppm=1ppmは100万分の1)を再現。模擬汚染水100ミリリットル当たり顔料1グラムを入れたところ、
岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授(放射光科学)らのグループは、電子材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。池田教授によると、光吸収率は既存のシリコン製太陽電池の100〜1千倍といい、「雨の日や夜間でも発電が可能な“夢の太陽電池”になる」という。大幅な製造コスト低減も見込め、2015年までの実用化を目指している。 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)が発電時に全く出ない太陽光発電は、クリーンなエネルギーとして発電装置である太陽電池パネルなどの需要が世界的に急増。だが、主原料のシリコンが高価で導入費用が高く、太陽からの可視光が注ぐ日中しか発電できない欠点がある。 池田教授によると、研究中の酸化鉄化合物は太陽光のうち常に降り注いでいる赤外線にも反応し、「曇りや雨の日はもちろん、夜間でも発電できる」としている。また、現在の太陽電池はパネル状だが、化合物は元々粉末
日本製紙と読売新聞社は10月19日、光触媒である酸化チタンをコーティングした新聞用紙「光触媒新聞用紙」を開発したと発表した。 直射日光のあたる場所に置いておくと、室内の空気に含まれるタバコ、汗、ペットの臭気などを除去、浄化するという。 酸化チタンは揮発性有機化合物(VOC)やホルムアルデヒドを化学分解するため、消臭用途のほかシックハウス対策として住宅の塗料などに使われるが、「新聞用紙への応用は世界で初めての試み」(両社)。 日本製紙と読売新聞社では、化学反応によって紙自体の品質が劣化するという従来の光触媒技術にあった問題を解決。製品化に成功したという。耐久性に優れ、オフセット輪転印刷機による高速印刷が可能。インクの着肉性も良好で、広告、ポスター、カレンダーとしても利用できるとしている。 なお読売新聞社では日刊紙「読売新聞」の東京23区発行分に、同光触媒新聞用紙を使った別刷り広告特集を折り込
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ドキュメントを読まない輩 結論: ぐぐるな。ドキュメントに書いてあるとわかっているのになぜ google に頼る? 巷間でよく見られる、しかし Apache の配布アーカイブ一式に含まれているドキュメントをちゃんと読んでいれば起きないはずの設定ミスや、ミスではないがふしぎな設定について。 <Limit>: セキュリティ上のリスクがあるのですみやかに確認・修正されたし AddDefaultCharset: 穴ではないが修正が必要 LanguagePriority: ほとんどのサイトでは無意味 ScriptAlias: 管理者でなくエンドユーザがハマるのはしかたないけれど SetEnvIf: どこも間違ってはいないのだが… Apache のドキュメントは日本語未訳なところが一部残っているけれど、全体として非常によくまとまった情報源である。少なくとも、「このディレクティブをどう設定するとどう動く
光合成をヒントにしたエネルギー技術の現状(上) 2005年8月10日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年08月10日 マサチューセッツ州ケンブリッジ発――米国のある化学者が、どうしたら今世紀中ごろまでに90億人に十分行きわたる量のエネルギーを生産できるか、また、大気中に大量の二酸化炭素を放出せずにそれを実現可能かどうかを探っている。 マサチューセッツ工科大学(MIT)のダニエル・ノセラ教授(48歳)が実現を目指して取り組んでいるのは、古くから存在する困難な夢――太陽光から得られる豊富なエネルギーを用いて水を水素と酸素に分解すること――だ。取り出した水素と酸素は、燃料電池や新たな種類の機械を駆動するクリーンなエネルギーとして使用できる。また、原子結合の解離と再結合という化学反応そのものから生じるエネルギーも、利用したり蓄えたりできる可能性がある。 この夢には光合成という
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