水戸発祥のボードゲーム、オセロ 日本オセロ連盟元会長である長谷川五郎氏の言葉を以下に引用します。 ﹁オセロの原形は、1945年9月に茨城県水戸市で生まれました。 その少し前の8月1日夜から8月2日未明にかけて、水戸はB29︵アメリカの大型爆撃機︶による大空襲を受け、何万発の焼夷弾を落されて焦土と化していました。続いて8月6日には広島に新型爆弾が投下され、8月9日にも長崎に新型爆弾︵それが原子爆弾とわかったのは後のこと︶が落ち、8月15日には終戦。 私︵長谷川五郎︶の家も、私の通う水戸中学校︵現水戸一高︶も、全部燃えて灰になりました。1945年9月からは土手に腰をおろして土手の下に一つだけ黒板をおいて青空授業が再開されました。オセロの原形はそういう環境の下に生れました。﹂ 長谷川五郎さん︵1932-2016年︶ ○茨城県水戸市出身 ●ボードゲーム研究家、開発者 ○オセロ名誉十段 ●日本オセロ