2021年新規就農。空心菜、大葉、モロヘイヤなどを栽培 鮫島さんが愛知県東海市で立ち上げた『さめちゃん農園』は、2021年7月にスタートした新しい農園だ。 最寄りの大府駅は、名古屋駅から快速でおよそ15分。知多半島の北側に位置するため、古くから名古屋と西三河、そして農業が盛んな知多エリアを結ぶ交通の要所として栄えてきた場所である。 鮫島美季さん(左) さめちゃん農園では、自宅近くに構えた24アールの畑で空心菜や大葉、スティックセニョール、モロヘイヤなどを栽培し、産直ショップ「農場長田畑耕作 リソラ大府店」や「JAあぐりタウン げんきの郷(さと)」のファーマーズマーケット、愛知県内のスーパー、イオン5店舗などで販売している。2023年からは収穫した作物に加え、苗の販売にもチャレンジしている。 SNSをフル活用して、情報発信も積極的に 鮫島さんは「笑顔をつくる野菜づくり」をモットーに、栽培期間
「ヘラクレスラボ」で循環の仕組みを説明する畠山琢磨さん=秋田県横手市十文字町で2023年1月16日午前11時20分、猪森万里夏撮影 シイタケ、「昆虫の王様」と呼ばれるヘラクレスオオカブト、ホウレンソウ――。何の関連もなさそうな組み合わせだが、実は互いに支え合う「持続可能な農業」の産物だ。それぞれの生産過程で出る菌床やふんなどの廃棄物を循環させる取り組みが秋田県横手市で本格化している。主に中南米に分布するヘラクレスオオカブトが、雪深い北国の町おこしに一役買っている。 横手市十文字町のシイタケ用栽培ハウスが並ぶ一角に約150平方メートルの細長いハウスがある。ヘラクレスオオカブトなどの昆虫約1万匹を育てる「ヘラクレスラボ」だ。内部には土の入ったプラスチックケースが天井まで積み上がり、中にはカブトムシの形をした茶色いさなぎが見える。
ナスの害虫対策として、天敵の虫を使った防除法が徳島県内で広がっている。県が2014年度から普及を図り、大幅に農薬を減らせて環境に優しいこともあり、導入する農家が増えている。植物としてのゴマを活用した防除法で、その名も「ゴマまわし」。高知県内での防除法にヒントを得た。 ナスにはアザミウマやコナジラミという害虫がつきやすく、実が傷ついたり、苗が枯れたりする。頭を悩ます農家を支援しようと、徳島県農林水産総合技術支援センター(徳島県石井町)の上席研究員だった中野昭雄さん(56)=現・資源環境研究課長=は12年ごろ、それらの害虫を食べるカメムシの仲間のタバコカスミカメに改めて着目した。 十数年前、ナスのハウス栽培が盛んな高知県で、使われなくなったハウスでタバコカスミカメが好むゴマを栽培し、タバコカスミカメを増やして農家に配る取り組みが行われていることを知った。だが、徳島には使えるようなハウスがなかっ
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