希少生きものを新たに確認 「田んぼの生きもの調査2009」結果報告 農水省と環境省は2001年から水田周辺水域の魚やカエルなどの生息状況を把握する「田んぼの生きもの調査」を行っている。 今年度の調査結果が3月24日に発表された。 生態系に配慮した農業農村整備事業や、水田での環境教育を進める目的で行っている「田んぼの生きもの調査」。調査結果をもとに保全対象の生きものの選定にも役立てる。 昨年5月〜10月に実施した今年度の調査には、事業関係者や地元農家、小学校などから過去最高となる616団体・5069人が参加した。調査場所は農業用水路やため池、水田の畦など。 魚調査では日本に生息する淡水魚約220種のうち、約4割の87種(前年度は94種)が、カエルは19種のうち約8割の15種(同13種)が田んぼの周辺で確認された。 希少種の調査では、絶滅危惧2類のメダカがこれまでの調査で確認されていなかった