![読書メモ:「動物の権利とフェミニズム理論」 - 道徳的動物日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5fb50fb85ade1d9901973842656d60fe4f8b8a23/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31q8NuvWggL._SL500_.jpg)
生まれてこない方が良かった―存在してしまうことの害悪 作者: デイヴィッドベネター,David Benatar,小島和男,田村宜義 出版社/メーカー: すずさわ書店 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 先日に聴きに行った、学習院大学で行われた反出生主義のシンポジウムに関連する雑感。 シンポジウムのまとめについては他の人が書いているのでそちらを参照してほしい。登壇者たちのレジュメも本人たちが各自で公開しているようなので、気になる人は自分で探せばよい。 シンポジウムの終盤には質疑応答が行われたが、その際に中心となった話題は、登壇者の一人である橋迫瑞穂氏(以下敬称略)による「ベネターの著作は女性差別的である」という主張である。 橋迫によるベネターへの批判点を要約すると以下のようなものになる。 「ベネターは"産む性"である女性の観点や女性の主
進化倫理学入門 作者:スコット・ジェイムズ名古屋大学出版会Amazon 本書は道徳哲学者スコット・ジェイムズによる進化的な考え方を取り入れた道徳についての解説書になる.大きく2部構成になっており,第1部ではヒトに道徳があるのは進化的にどう説明されるのか,道徳はどのように実装されているかについての道徳心理学が扱われ,第2部では第1部の議論を前提にした上で道徳哲学,特に規範倫理学とメタ倫理学の議論が展開されている.原題は「An Introduction to Evolutionary Ethics」. 序章 序章ではE. O. ウィルソンが巻き起こした社会生物学論争に簡単に触れながら,道徳と生物学の関わりが整理されている.これは議論が混乱しやすいので最初に扱っているのだろう.ジェイムズは生物学と道徳の関連についてキッチャーによる以下の整理を紹介している. ヒトの道徳心理がなぜあるのかについての
東京都福生市と羽村市、瑞穂町で構成される福生病院組合が運営する「公立福生病院」(松山健院長)で昨年8月、外科医(50)が都内の腎臓病患者の女性(当時44歳)に対して人工透析治療をやめる選択肢を示し、透析治療中止を選んだ女性が1週間後に死亡した。毎日新聞の取材で判明した。病院によると、他に30代と55歳の男性患者が治療を中止し、男性(55)の死亡が確認された。患者の状態が極めて不良の時などに限って治療中止を容認する日本透析医学会のガイドラインから逸脱し、病院を監督する都は6日、医療法に基づき立ち入り検査した。
中国広東省の南方科技大の賀建奎副教授が「ゲノム編集により遺伝子を改変した受精卵で双子を誕生させた」と発表した問題で、同省の調査チームは賀氏の主張は事実だと認定した。動機については自分の名声や利益を追い求めるため、としている。国営新華社通信が21日に伝えた。ゲノム編集された子どもが生まれたのは世界で初めて。 賀氏は昨年11月、香港大で開かれた国際会議で、ゲノム編集を経た双子の誕生を発表した。しかし、根拠となる具体的な情報を明らかにしなかったため、「真偽不明」として国内外で疑問視されていた。当局が事実だと認めたことで、今後、倫理面や安全性に問題があるとする批判が、さらに高まりそうだ。(広州=益満雄一郎)
Moral Psychology: The Evolution of Morality: Adaptations and Innateness (A Bradford Book) 作者: Walter Sinnott-Armstrong,Christian B. Miller出版社/メーカー: A Bradford Book発売日: 2007/10/19メディア: ペーパーバック購入: 1人 この商品を含むブログ (1件) を見る Sinnott-Armstrong, W. ed. (2007) Moral Psychology: The Evolution of Morality: Adaptations and Innateness Ch.2 Cosmides. L. and Tooby, J. Can a General Deontic Logic Capture the Facts
妊婦の血液を調べるだけで胎児にダウン症などの染色体の異常がないかどうか99%の確率で分かるとされる新たな出生前検査が来月、国内の2つの病院で始まることが分かりました。 検査を希望する人は大幅に増えることが予想され、異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから、検査前後のカウンセリングなどの態勢を整えていくことが課題です。 新たに導入されるのは、アメリカの検査会社が去年10月から行っている出生前検査です。 妊娠10週目以降の妊婦の血液を調べるだけで、ダウン症など3種類の染色体の異常がないかどうか99%の確率で分かるとされています。 現在、出生前検査として行われている「羊水検査」は、妊婦のおなかに針を刺すため、0.3%の割合で流産の危険性がありましたが、新たな検査は採血だけで済むため流産の危険性がなく、アメリカやヨーロッパなどで広がりつつあります。 この検査について、いずれも東京にある昭和
医療者、医療系学生でHIV陽性…の相談は時々受けますが、基本的にはこれまでと同じように働いてください、です。(結核病棟への異動や配置はやめてください) 1月13日に「HIV感染、無断で通知 看護師が病院提訴」というニュースがありました。 「HIVの検査をした病院が陽性との検査結果を勤務先の病院に無断で伝え、退職を余儀なくされたとして、福岡県内の看護師が両病院を経営する2法人に計約1100万円の損害賠償を求めて提訴したことが13日、分かった。提訴は11日付」 2010年4月にも愛知県で退職勧奨されたという報道があり、日本看護協会はステートメントを発表しています。 「HIVに感染した看護職の人権を守りましょう」 ----------------------------------------------------------------- 1.保健・医療の現場での感染防止は、スタンダードプリ
ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係 作者: ハロルドハーツォグ,Harold A. Herzog Jr.,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2011/06メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 937回この商品を含むブログ (34件) を見る 本書は心理学者ハーツォグによる動物に関する様々な心理を扱った本ということになる.本人はこのような分野をヒトと動物の相互関係を扱う新しい分野として認識し,Anthrozoology*1と呼んでいるようだ.原題は「Some We Love, Some We Hate, Some We Eat」ということで片方で愛玩し片方で食べるというヒトと動物(特に家畜)の複雑な関係を示すものになっている.訳書はカバー絵に畑正憲のアクリルガッシュを用いるなどややポップ調に仕上げていてちょっとおしゃれだ. 本書は内容的には様々な
宮崎大(菅沼龍夫学長)は3日、経済産業省から受託し農学部の足立勝准教授(49)=植物生理学=が他研究機関と共同で行ったスイートピーを使った製品開発事業で、足立准教授担当の安全性などに関する実験内容に捏造(ねつぞう)があった、と発表した。 同大によると、足立准教授は2007〜08年度、スイートピーの花弁に含まれるポリフェノールの安全性や効能などの実験を担当。しかし、09年9月、同大教員から「実験をしていた形跡がない」との申立書が提出され、大学側が調査したところ、足立准教授が実験後に提出した報告書の13項目のうち、6項目において、検査日や場所を記したノートなど、実験の裏付けとなる資料がなかったという。 これに対し、足立准教授は「実験は外部で行った。資料が届かない」などと説明するのみで、同大は今年7月、実験内容を捏造と裁定。不服申し立てに対しても再調査不要とした。足立准教授は現在、講義などを
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