ブックマーク / mgkkk.hatenablog.com (3)
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僕が34歳から同人活動を始め、37歳で同人誌で漫画の賞を受賞、39歳から商業仕事を始めて、40歳から連載を始め、今42歳で単行本を6冊出したりしているため、ときおり人から、中年から漫画家になるためのアドバイスを求められることがあります。 でも、あんまり上手く答えられたことがないので、改めてちょっと考えてみようと思います。 漫画家になるということは、運の要素もあり、極端な話をすればたった一人に漫画を気に入られれば、商業誌で漫画を描くことはできると思います。それは、その一人がその雑誌の編集長である場合です。 でも、それで1冊単行本が出て漫画家になることって実はそんなに意味がないことです。なぜなら、﹁商業誌で漫画を描き続ける﹂ということは﹁何千何万の人に漫画を面白いと思ってもらい、そして単行本を買ってもらい続ける﹂ということだと思うからです。なので、運良く一人に気に入られて漫画家になったとしても
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先日、﹁漫画を描きたいと言いながら今一作も描いていない人間が漫画家になれるはずがない﹂みたいな話をネットで目にして、その描いていない人に対しての厳しい意見が沢山目に入りました。 僕は30代半ばで、ひょっとしたら今なら漫画が描けるんじゃないかと思って、チャレンジしたら描けたので、そこからうっかりプロの漫画家になったりしましたが、これは大人になってから初めて描き始めたということではなく、大学では漫研にいたので、20歳前後あたりでも漫画を描いてみようとしたことはあって、でも、ちゃんと最後まで描けなくて挫折したというその前の経緯があります。 その後、30代半ばになって、会社員としての経験を色々経た後で、﹁今できないことを、なんとかしてできるようにする﹂ということをある程度筋道立ててできるようになってきたので、そのノウハウを応用すれば漫画だって描けるようになるのではないか?と思い立ち、色々試行錯誤し
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昨日、漫画家志望の人が、描いた漫画の講評を受ける、みたい配信を聞いていて、物語を作る上での色んなところで詰まっている人がいるなと思ったということと、僕自身もなかなか物語が作れなくてようやく一本最後まで描き切れたのが34歳のときなので、そのあたりの体験談や今思っていることを書きます︵34歳よりも若くて漫画を描けている人は全員僕よりスゴイと思って見ています︶。 これはあくまで僕がこういうことを手掛かりにして物語を作っている一例でしかないので、他の方法も沢山あると思います。 物語がなかなか作れないときにまず止めてみるといいのは﹁世界観を作り込むこと﹂です。なぜなら、世界観は物語そのものではないと思うからです。 世界観の中に物語があるのではなく、物語のために世界観が存在します。最初に世界観があると、それが物語を作る上でのむしろ足かせになる可能性があるので、﹁世界観を設定しているのに物語が上手く作れ
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