貧富とワーキングプアに関するblueribbonのブックマーク (3)
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細切れ雇用の果て 39歳、全財産100円 2008年04月30日02時58分 ﹁恥ずかしながら、これが私の全財産でして﹂ 生活費にも困り、﹁もやい﹂に相談に来た男性︵右︶。農家から寄付された米を受け取った=東京都新宿区、上田幸一撮影4月15日夜、東京・飯田橋近くのNPO法人﹁自立生活サポートセンター・もやい﹂。男性︵39︶は財布の中身を見せて、うなだれた。 財布には小銭ばかりで100円ほど。前日に古本屋で本を売った400円の残りだ。飯田橋までの電車賃もぎりぎりだった。 都内の電気工事会社の下請けで働くこの男性は、生活困窮者を支援する﹁もやい﹂に助けを求めていた。 ﹁いつお金が入りますか﹂ ﹁4月18日です﹂ ﹁いくらぐらい?﹂ ﹁たぶん、3万〜4万円﹂ ﹁その額でいつまで﹂ ﹁次の給料日は5月20日﹂ ﹁それじゃあ、苦しいですねえ。どうしますか﹂ ﹁18日までしのげれば、アルバイトでなん
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衝撃的な本である。二重の意味で。 本書は、アメリカという国全体がもはや﹁貧困ビジネス﹂で回っているおそるべき実態を、現地の取材をメインに伝えたものである。 著者の堤未果は、ワールド・トレード・センターにほどちかい米野村證券に勤めていたときに9・11テロに遭遇、イラク戦争に突き進んでいくアメリカの姿に疑問を抱きジャーナリストに転身したそうだ。つい先日、薬害エイズ被害者で現在は参議院議員の川田龍平との結婚が報道されたので、名前をご記憶の読者も多いだろう。 レーガン大統領の採った経済政策、いわゆる﹁レーガノミックス﹂以降、アメリカは市場原理主義をひた走り、福祉や教育にまで民営化を推し進めてきた。その結果、﹁格差﹂と﹁貧困﹂が深刻化しているわけだが、かの国の現状は想像をはるかに超えており日本の比ではない。 その重篤な“症例”が、本書を構成する5つの章で問題別にレポートされている。具体的には、貧困に
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平均稼働率は50%、年商8億円。それが日雇いの仕事で食いつなぐ宿無しフリーターや就職氷河期によって取り残された若年ワーキングプア︵働く貧困層︶のための簡易宿泊施設﹁レストボックス﹂というビジネスの実態です。 こういうビジネスは、生活に困窮するフリーターなどをターゲットにしているので、﹁貧困層ビジネス﹂というジャンルに属します。わかりやすいところでは、悪条件でも働かないと食べることすらできない点につけ込んでいる派遣・請負業︵古くは手配師と呼ばれていた︶、そういう自転車操業状態で働いているときに急にお金が必要になった場合に活躍する消費者金融業︵昔は闇金融が多かった︶、そしてマンガ喫茶やネットカフェ、今回のレストボックスなどの宿泊業もこの市場にいるわけです︵昔で言うところのドヤ、あるいは飯場︶。 というわけで、現代の﹁貧困層ビジネス﹂事情を見ていくことにします。 ■レストボックスとは何か? レス
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