グーグルの親会社アルファベットの株価は、4月25日の決算発表を受けて急騰した。同社の株価は、引け後の時間外取引で12%以上急騰し、時価総額は2000億ドル以上も跳ね上がった。これにより、アルファベットの時価総額は26日の市場で同社史上初の2兆ドル超えを達成する見通しだ。 この急騰は、アルファベットが予想を大きく上回る2024年第1四半期(1〜3月)決算を発表した後に起こった。売上高は前年同期比15.4%増の805億ドル(約12兆5000億円)で、アナリスト予想の788億ドルを大きく上回った。純利益は、57%増の236億6200万ドルで、四半期ベースで過去最高だった。 アルファベットは、マイクロソフトやアップル、エヌビディアと並ぶ時価総額が2兆ドル超えの企業の仲間入りを果たそうとしている。 アルファベットはまた、同社初となる1株当たり約0.2ドルの現金配当を発表した。配当は企業の利益を株主に
世界のインターネット・トラフィックの約半分がボットに占められている。その中でも、いわゆる「悪質ボット」と呼ばれるものは、全体の3分の1を占める。2024年版の『Imperva Bad Bot Report』によると、昨年、インターネットトラフィックに占めるボットの割合は前年比2%増となり、過去最高を記録した。その一方で、人間のユーザーによるトラフィックはわずか50.4%に減少した。 「近い将来、自動化されたボットは人間によるインターネットトラフィックの割合を上回るようになり、企業はウェブサイトやアプリケーションの構築・保護の方法を変えなくてはならなくなるだろう」と、Impervaのアプリケーション・セキュリティ担当ジェネラル・マネージャーであるナンヒ・シンは言う。 「AI対応ツールの導入が広まるにつれ、ボットは至るところに存在するようになる。企業は、悪意のある自動トラフィックによる脅威から
今年最大級のサプライズヒットを飛ばした新作ゲーム『Palworld / パルワールド』のプレイヤー数が急降下している。「パルワールドはもう終わった」と言いたいわけではないが、この減少ペースは特筆すべきだ。 『パルワールド』は2週間前、PCゲームプラットフォームSteam(スチーム)での同時接続プレイヤー数が、『Counter-Strike 2』(以下、CS2)や『Dota 2』の最高記録を超え、歴代2位となる210万人に到達。しかしその後は、下降の一途をたどった。 この週末の同時接続プレイヤー数は最高75万人前後で、2週間前のピークの3分の1程度だった。とはいえ、現在も『CS2』に次ぐ2位をキープする水準を維持しており、『Helldivers 2』などの新しいヒットゲームのプレイヤー数(12~15万人)に何倍もの差をつけている。 しかし、『パルワールド』の長期的展望については疑問が残る。単
ドナルド・トランプ前米大統領は2020年春、新型コロナウイルス感染症の予防と治療で抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の使用を推奨した。効果も安全性も証明されていなかったにもかかわらず、繰り返し服用を米国民に勧めた。査読医学誌「Biomedicine & Pharmacotherapy」の最新号に発表された研究によると、米国など6カ国で、ヒドロキシクロロキンの服用に関連した新型コロナ患者の死亡例が推定で計1万7000人近くにのぼることがわかった。 ヒドロキシクロロキンは長年、抗マラリア薬として知られていたが、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の第1波が起きた時に「臨床上の有用性を示す証拠がないにもかかわらず」(研究チーム)、一部の医師によって患者に処方された。 今回の研究では、ランダム化比較試験を行った44のコホート研究をメタ解析した。すると、米国、フランス、ベルギー、イタリア、スペ
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