新年早々、こんな動画を公開した。 現在の日本で、誰でも無免許・無許可で野鳥や野生動物を狩ることが許されている――と言ったら、まさかと思うかもしれない。案の定、動画の冒頭では﹁違法行為です!﹂という自信満々なコメントが相次いだ。遵法精神が横溢しているのなら結構なことだが、肝心の法律をよく知りもせずに人を非難する態度を見る限り、﹁他人が勝手なことをしているのが気にくわない﹂﹁合法なら我慢するが違法なら叩くぞ﹂という単純なメンタリティのような気もする。 動画の進行とともにコメントは変化してゆく。法律解釈が説明されると違法の指摘は鳴りをひそめ、狩りの場面になると﹁かわいそう﹂﹁残酷﹂という感情論が現れる。そして捕獲された鴨が解体されて肉になると、﹁おいしそう﹂が支配的になるのだった。﹁かわいそう﹂も﹁おいしそう﹂も素直な気持ちであろう。私だってそう感じた。良くも悪くも、感じたことがストレートにコメ
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