県内の任意団体が絶滅種「ニホンカワウソ」らしき生き物の撮影に成功したとして調査記録を公開しました。 映像は大月町で2017年8月に撮影されました。水面からひょこっと顔を出す生き物の姿が映っています。 撮影したのは社会人と学生4人で構成する高知県内の任意団体です。大原信明さんは「たまたま私たち釣りキャンプをしてて目の前に突然カワウソが出てきた。そこからが始まり」と話しています。大月町の海岸で2016年の夏、偶然カワウソらしき生き物を見かけたのをきっかけに大原さんたちはニホンカワウソの撮影に挑戦しています。 環境省により2012年に絶滅種に指定されたニホンカワウソ。1979年に須崎市の新荘川で目撃されたのを最後に生息を裏付ける確実な情報が確認されたことはありません。 大原さんたちがカワウソらしき生き物を確認したのは4年間であわせて10回。最新の写真には、顔の形ははっきりしませんがカワウソらしき
雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も雑誌『美術手帖』の2019年分のバックナンバーを全ページ無料公開。閲覧期間は6月14日までとなっているので、この機会をお見逃しなく(6月15日追記:無料配信は終了しました)。 イメージ画像 6月15日追記:無料配信は終了しました 雑誌『美術手帖』が2019年に刊行した全6号分のバックナンバーを、5月15日〜6月14日の1ヶ月間限定で全ページ無料公開。 外出自粛により、オンライン学習や休日を自宅で過ごす時間が増えたいま、美術館や図書館に行く機会も減っている。自粛要請の緩和や解除される地域も次第に増えていく兆しがあるものの、展覧会やギャラリーへのアクセスは依然としてこれまで通りではない。こうした機会に、『美術手帖』を通じて自宅でじっくりとアートに触れてほしい。 2019年2
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第一章 八月十二日 ここに断言する。いまだかつて有意義な夏を過ごしたことがない、と。 一般に夏は人間的成長の季節であると言われている。男子ひと夏会わざれば刮かつ目もくして見よ! ひと皮剝むけた自分を級友たちに見せびらかす栄光の瞬間を手に入れるためには、綿密な計画、早寝早起き、肉体的鍛錬、学問への精進が不可欠なのである。 しかし下宿生活三度目の夏、私は焦燥に駆られていた。 京都の夏、我が四畳半はタクラマカン砂漠のごとき炎熱地獄と化す。生命さえ危ぶまれる過酷な環境のもとにあって、生活リズムは崩壊の一途を辿たどり、綿密な計画は机上の空論と化し、夏バテが肉体的衰弱と学問的退廃に追い打ちをかける。そんな境遇で人間的成長を成し遂げるなんて、お釈しや迦か様でも不可能である。嗚あ呼あ、夢破れて四畳半あり。 大学生時代という猶予期間も折り返し点を過ぎた。にもかかわらず、私はまだ一度たりとも有意義な夏を過ごし
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