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シンジです。クラウドネイティブと名乗る会社を経営しています。今年5月から5期目に入りまして、丸4年を生き抜きました。決算書は例年通り公式Webで公開し、売上が倍の7億になりましたが、そこまでの流れと今期何するのかという話です。 1期目ハイライト 登記が完了したのが2017年6月19日なので、この日が会社の創立記念日ということにしています。資本金もたったの10万円。もともと1人で仕事するつもりだったのですが、前職のアイレットメンバーから数人付いてきてくれるということで、ありがたくも「給料どうすんねん」と思っていました。 2017/08/30 後ろの車は売却済みでもう手元にはありません 初期メンバーのうち2名はアンドゲートという会社を立ち上げたので、クラウドネイティブはアンドゲートと二人三脚です。 2017年9月22日にソフトバンク本社をお借りして創立パーティしました 決算を4月末に設定、5月
シンジです。ゼロトラストがマーケ用語に成り上がって久しいですが、とは言えなぜこの状況下であっちこっちでゼロトラストだとうるさいのか、かくいう俺もゼロトラスト警察とか言われるくらい叫んでおるわけで、それほどまでゼロトラストというのは現代的な考え方で、理想的で、非現実的な側面を持っています。 にわかゼロトラストの見分け方 マーケ用語と言われる所以は、ITベンダーが自社製品販売の為にゼロトラストという単語を使っていることが増えたからです。事例記事でゼロトラストを語っているものは、よく見ればベンダーの公告記事だということも分かります。ゼロトラストが盛り上がるのは大変良いことだと思いますが、まるで結論が出て運用していてうまくやってる風に見せている点が、実態と差があってよくないなぁと思うところです。 逆に何がまともなゼロトラスト記事だなと思うかと言えば、ゼロトラストへの結論はさておき、組織的に現代的な
シンジです。Zoomを使ったビデオ会議が爆発的に増え、「Zoomする」という単語で通じてしまうくらいの一般化がされたところですが、企業で導入する場合は社内のユーザにどのように使ってもらおうか、どの様な設定を入れておくべきか悩む人も増えているようで、今回は各設定の説明も入れながら解説し、自分の組織ではどうすべきかを改めて考えてもらえればと思います。 対象はZoom Meetings Zoomには会議室専用だとかウェビナープランだとか、様々な用途を想定したアプリなどがありますが、今回は一般的にみなさんが利用されるZoom Meetingsについてのみ取り扱います。 管理者権限でログインしましょう ログイン後、左メニューに管理者の項目が増えます。ここから設定を行います。今回掲載しているスクショの設定は、実際に当社で設定しているそのままです。全項目を説明すると大変なので、ポイントだけピックアップし
シンジです。みなさんコロナしてますか?イベント主催者は複雑な心境と難しい対応を求められているところで、数々のイベントが中止になっています。これをきっかけに、小規模なIT勉強会はオンラインで開催してみようじゃないかという試みが増えているように思います。ではどうやってオンライン勉強会を開催するのか、配信部分のまとめです。 お金をかければ何でもできる いわゆるウェビナーと呼ばれる、インターネット開催型のイベントは、これまで数々行われてきましたし、これからも沢山予定されています。オンライン会議サービスとして有名なZoom.usにも、ウェビナープランで1万人まで参加出来るぜといたサービスもあったりしますが、最低の100人プランでも万円単位のコストが必要になることを考えると、気軽さがあるとは言い難いですよね。 そして映像配信には多くの撮影機材やノウハウが必要になるわけですが、それを全部すっ飛ばして、誰
シンジです。社内デバイスは全部Windowsですとは言いにくい時代になった昨今、Mac達は野放しにされ、例外とかいう常套句で社内ポリシーから逃げてきましたが、残念ながらmacOSのユーザー配布をADからAzureADを経由することで完全統制する方法が仕上がってきたので現状の話です。 ADとMacの相性は悪い 読者の中にMac利用者が居たとしても、そのMacをActive Directoryの配下に置いて、そこからユーザーを発行して展開したことある人は少ないでしょうし、試しにやってみた人が居たとしても運用したことがある人はもっと少ないのではと思っています。もしそれら全てを経験し、それを売りに仕事をしている方が居たとしたら、このブログによって廃業します。 管理者がMacを直接触ってセットアップする必要があった 今時ゼロタッチデプロイですよ。箱から空けたらユーザーがすぐに使える、管理者が電源を入
シンジです。社内インフラを見直してみると、Active Directoryの闇に加えて、パスワードポリシーを含むGPOの地獄に絶望する管理者は多いと思います。シングルサインオンの技術を使って、なるべくシンプルにそして簡素化しつつもセキュアな構成にしようと試みます。今回はそれら全てをすっ飛ばして、そもそもActive Directoryを使わずに、Windows端末のパスワードも抹殺して、シングルサインオンを実現したというお話です。 概要 通常だとユーザーが利用するパスワードは、基本的には端末のローカルに存在するか、Active Directoryなどのディレクトリサービスに保管されてて、それらを利用します。最近だとDirectory as a Serviceと言われるものを利用して、SaaSを利用するケースもあります。ちなみに有名どころはJumpCloudです。これほんと便利。でもエージェ
シンジです。家でのビデオ会議や音声会議、外出先でもガヤガヤしているカフェなどでリモート会議に参加すると、自分の声以外にも環境音などのノイズが相手に届くことで、相手にストレスを与えたり、集中できなかったり、その逆もあって、相手の音声がノイズだらけだと気になる物です。それを抹殺します。 krisp.ai 悲しいお知らせを先に。これができるのはmacOSだけです。Windowsなどなかった。 今回はSlackでの音声通話と、Zoom.usを利用してみました。 公式サイトからダウンロードとインストール krisp.ai https://krisp.ai/ 現時点でバージョンが0.5.7で、リリースされてから間もないアプリなので、現在は無料ですが、これからどうなるかはしりません。 設定 krispはmacOSに接続された「音声デバイス(マイク・スピーカ)」として仮想的に認識します。マイクに適用すれば
シンジです。sshを利用してサーバーへアクセスする際、IDとパスワードでrootにダイレクトアクセスさせてるケースもままあるでしょうが、監査も通らないし乗っ取りリスク高すぎ問題なので辞めたいところです。クラウドを日常的に利用する方々の場合、通常は証明書認証によってサーバーログインを行っていると思います。証明書ファイルが次々と増えていく問題、証明書ファイルを手に入れれば多くの人がサーバーにログインできちゃう問題は目をつぶるしかないのか。 そこでエンプラなどでは、「踏み台サーバー」を作って、そこでアクセス権限をコントロールすることで、サーバーログインへの統制を図るわけですが、第一踏み台から第二踏み台へそして第三踏み台とかいう絶望も現実的に存在している実状です。そもそも、エンプラが踏み台サーバーを自前で作るわけがなく、そういう製品を購入して作ってもらう、はい数千万円、保守費毎年よろしくみたいな世
シンジです。日清CIOの喜多羅さんと話をしてて腑に落ちた事がありまして。ウチの会社は情シスコンサルなので、オフィスを作るときのインフラやセキュリティ設計などもやる都合上、オフィス移転や新規拠点設立の時にオフィスPMと一緒に物理部分を作ったりすることもあります。当然その時に議論になるのは「家賃」です。 従業員の大半は、自分のオフィスの家賃を知らない 自宅の家賃は自分の財布から出て行きますから、そりゃ当然あれこれ計算するでしょう。やれ礼金だのやれ敷金だの、ペットいけるのいけないの。オフィスを作るときも似たようなことをやるんですが、規模感が違いますよね。 家賃10万の家に住もうと決めます。いざ住むと、テレビや家財道具など、毎月かかる固定費よりも、生活を維持するための初期投資がそこそこ大きいことが分かります。オフィスも同じです。 例えば、都内で従業員数300人、シャレオツオフィスが1億円で入居でき
シンジです。ITリーダー向け専門メディア(自称)の記事で、「その契約内容で本当に大丈夫ですか?導入企業が必ず注意しておきたいクラウドサービス契約上のポイント」の内容について一部で話題になったので読んでみたら、なかなか面白かったので感想文です。 その記事はこちら その契約内容で本当に大丈夫ですか?導入企業が必ず注意しておきたいクラウドサービス契約上のポイント https://enterprisezine.jp/article/detail/10863 クラウドサービス提供者の契約書を読めってことだそうだ 記事では、「基本契約」と「SLA」があるから、それを前提にしつつ、自社の都合に合わせて個別契約をして契約内容をカスタマイズせよとのこと。サービス提供者側と、しっかり交渉せよとのこと。 まぁ、そんなのやらねーから。 常識的に考えて。 ENISAのガイドラインを使うといいぞってことらしい 具体的
シンジです。サンフランシスコで行われたSlack初の開発者向けイベント、SPECに参加してきました。ついでにSlackのオフィスにも突撃してきましたので、どう作られているか見てみました。TOP画像にはビルにSlackのロゴがデカデカと主張していますが、このロゴは訪問日に取り付けられたくらいできたてホヤホヤです。 SPECでは各種発表がありましたが 「ワークスペースの読み込みが早くなる」とか、「インテグレーションの結果が見やすくなる」とか、「UIなんていらねぇ、APIで全てを制御する、UIがないUIこそが最高のUIだ(うるせぇWebUI作れや)」とかまぁ、ほっときゃそのうちアップデート来ていい感じになるので割愛します。 まず大前提として Slackというツールは、チャットツールではありません。Slackをハブとして、数多くのサービスを繋いで利便性を上げるのがミソです。つまり、Slack新社屋
シンジです。株式会社アクシア代表取締役。中堅ソフトウエア、フリーランスを経て株式会社アクシアを設立。2012年まではアクシアでも長時間労働が常態化していたが、2012年10月から残業ゼロを継続中。2017年3月にはホワイト企業アワードの労働時間削減部門で大賞受賞。の、米村 歩さんの記事でAWSユーザーが混乱しているので感想を書こうと思いました。 ソースはこちら AWS EC2のインスタンスが新年早々各地で起動しなくなる可能性がある件 https://axia.co.jp/2017-12-27 つまりまとめると 発注しろってことみたいなので記事を引用しながら感想を述べます。 「AWSのことがわかる技術者の方以外には何言ってるか全く意味不明の内容だと思いますのでスルーしてください。w」 AWS「も」分かるのでスルーしません。 「PV方式と呼ばれる旧世代インスタンスを使用している場合に発生する可
シンジです。会社のWEBサイトが確認できないと、法人の銀行口座は作れないということを身をもって知ったシンジです。身近になったインターネット、さくさく作れるホームページ。そこでWordPressの登場です。 WordPressとは ホームページを作ろうと思っても、技術を持った人であればまだしも、そうでない人の方が圧倒的多数のこの世の中、そう簡単には作らせてくれません。 本を読んだり、学校に通ったり、パソコン詳しい友人に相談してみたり?この覚える過程を含めて完成するまでの費用に「学習コスト」という考え方があります。 つまり、ピカソに頼んで10分で描いてもらった絵は、1億円なのです。学習コストの上乗せです。 そんなのいちいちやってられんかーということで発注してみたりするのですが、更新したいときにしてくれないとか、業者がとんずらしたなんてのはよくある話。 そこでWordPressという仕組みが登場
シンジです。会社経営を始めて1ヶ月が過ぎましたが、個人的には以前と変わらず好き放題なもんです。ところがチームメンバーは激動のようで、お悩み相談室を開催することもしばしば。たった1ヶ月で感じたITの世界を共有したいと思います。 シンジさんは若いからチャレンジできていいですね 事実なので、全くもって完全同意です。むしろだいぶ昔から、会社作れ会社作れ言われ続けてようやくなので、やっと感もあるくらいです。 ところが弊社、スタートアップのくせに売るプロダクトがなく、いきなり9人もいるので、普通に考えてチャレンジと言うよりは無謀の方がしっくりきます。 若いから、で許される範囲はある程度あるでしょうが、弊社の半数以上が ・家庭持ち ・家は購入済みローン組み35年リザーブド ・子供もいる などなど、シンジより年上だったり、おじいちゃんがーとか、なんやかんやの事情を抱えている方々が多めです。なので、彼らには
シンジです。2017年7月末で丸4年在籍した、アイレット株式会社cloudpack事業部を退職しました。で、会社を作りました。今日から社長です。CEOと呼んでもよいですのよ。はっはっは。 アイレットは激動のクラウド時代を作り上げた会社 忘れもしないシンジとアイレット cloudpack との出会いは、AWS Summit TOKYOの展示ブース。チラシもはけていて、メモ取って家でググってWebサイトみて。 とりあえずソース見るじゃん。 きったねーソースでさ。 この会社、絶対に人が足りてねーなって思ったんです。で、問い合わせフォームから「なんでもいいんで俺の居場所ありますか」みたいなのを書いてポチったんです。 面接来て下さいーって来たので、当時は田町・海岸オフィスに向かいました。 出てきたのはCTO鈴木宏康。 Tシャツにハーフパンツ、それならまだ分からなくもないけどなぜか裸足で俺の履歴書持っ
シンジです。クラウドを取り扱っている中の人ならまだしも、多くのユーザー達はクラウドの本質を理解していません。そもそも理解する必要なんてあるのかとも思っていますが、分析ならお任せあれの我らがガートナーさんが発表したクラウド評価の資料たった1ページの説得力が尋常じゃなかったので紹介します。 ソースはこちら “クラウド後進国、日本”は、変われるか ガートナーの見方は (1/2) – ITmedia エンタープライズ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1705/08/news042.html クラウドに関する誤解 この資料です。これです。3カテゴリに分けて、「誤解」「リアリティ」「アクション」としていますが、まぁ良く出来ていること。シンジなりに思うところもあるので、意見します。 誤解 クラウドは使えるのか、といった議論をする 議論不要です。議
シンジです。タイトル長すぎましたが、まぁ大手企業になればなるほど、社員はインターネットからの締め出しを食らうわけです。やれあのサイトはアクセスできない、やれここにアクセスしたければ稟議書を書け。こんなことしてお給料頂いている大人がいるっていうんだから、仕事ってちょろいですよね。 悲しいかな、時代は変わったのだよ ITリテラシーの低い社員達に対して、危険なWebサイトへのアクセスを禁止することで、会社はインターネットを活用しつつも、「とあるWebサイトにアクセスするだけでウイルスに感染する」、という危険から自分たちを守っていた時代があったんですね。ちなみにこれを「ウェブレピュテーション」と言いますが、もちろんこの技術そのものは現存していて、現役です。変わったのは運用方法にあります。 アクセス制限の意味が変わってきた そもそもですね、このインターネット時代に、危険なWebサイトかどうか判断し続
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