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情報技術は利便性が高い一方で「スマートフォン中毒」や「インターネットリテラシー」に関わる社会的な問題も生じさせている。このような状況下で、「効率性」や「経済性」ではない新たな価値基準として注目されているのが、心が満たされている状態を表す「ウェルビーイング」だ。一貫してテクノロジーと人間の関係性を研究してきた早稲田大学准教授ドミニク・チェン氏はこれまでも、Webサービスやソフトウェアの開発を通して多様なコミュニケーションの場を創り出してきた。 コロナ禍において情報技術はより生活に浸透し、 情報技術との付き合い方が問われる中、テクノロジーが叶える「ウェルビーイング」の新しい世界について語っていただいた。 テクノロジーそのものが悪いわけではない ――ドミニクさんが研究されている「ウェルビーイング」という言葉は2010年代からテクノロジーと紐付けて語られることが多くなっていますが、背景にどのような
東京下町の溶接工場2階にある作業部屋。日曜日になるとサラリーマンたちが集まり、人工衛星の製作に没頭する。衛星の大きさは10cm3、重さ約1Kgという超小型衛星(キューブサット)だ。 この集まりは「リーマンサット・プロジェクト(RSP)」と言い、2018年10月には、上空400kmの国際宇宙ステーション(ISS)から実証機「RSP-00」を宇宙に放出した。今は自撮り機能を持つ「RSP-01」を開発中で、早ければ年内にも打ち上げる。 宇宙開発はJAXA(宇宙航空研究開発機構)や大企業、大学など限られた人々が担うものというイメージだが、宇宙好きの人は世の中にたくさんいる。RSPには全国から本業を別に持つ700人もの老若男女が参加し、技術者もそうでない人も、全員が何らかの役割を持ち自分たちの人工衛星の打ち上げに参画している。 ルールは、「お互いを尊重し、来るもの拒まず、去るもの追わず、出戻り歓迎」
自治体間連携の必要性が叫ばれて久しい昨今、課題となっているのがIT活用方法の知見共有である。2015年度から2019年度にかけて行われた地方創生政策の目玉「まち・ひと・しごと創生総合戦略」においても、過疎地域を中心にITを使ったさまざまなサポートが実施されたが、単発で終わってしまっていることも多い。求められているのは、あらゆる自治体にとって活用可能なソリューションのプラットフォームとシステムを運用できる人材だ。 地方や都市部のスマートシティ化に取り組んできた東京電機大学准教授の松井加奈絵氏に、テクノロジーを用いた地域課題の解決法について語ってもらった。 地域課題のソリューションを横展開するプラットフォーム ――松井さんの研究室では、センサデータを用いたデータ駆動型アプリケーションやシステムの研究、開発、実装に取り組まれています。その中で、地域ごとのソリューションをプラットフォーム化して横展
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 東京都多摩地域西部に位置する東京都檜原村。面積の93%を林野が占めるこの村を拠点に、新たな林業に取り組んでいる会社がある。従業員19人、平均年齢34歳の東京チェンソーズだ。木の可能性を追求し、従来は廃材として捨てられていた部位に価値を見いだす。「消費者自らが机を作る」「30年かけて苗木から育てる」といった“木を通じた体験”を商品化する。こうしたさまざまな取り組みを通して「稼げる林業」を目指す同社は、補助金頼みの公共事業と揶揄されてきた日本の林業に風穴を開ける存在だ。 同社が企業理念として掲げるのは「東京の木の下で、地球の幸せのために、山のいまを伝え、美しい森林を育み、活かし、届ける」こと。代表の青木亮輔さんの話からは、これからの林業のあり方
「情報化社会」という概念が広く使われ始めたのは、1990年代半ばのことだと言われています。 それから約30年――コンピューターやスマートフォン等が普及し、インターネットを中心としたネットワーク・インフラが整備されたことを受けて、情報は質・量の両面で大きな変化を遂げました。 加えて、近年のIoT(Internet of Things)やビッグデータ処理、AI(人工知能)といった新たな技術の進化により、社会における情報の位置付けは大きく見直されつつあります。 「情報化社会」という概念が広く使われ始めたのは、1990年代半ばのことだと言われています。 それから約30年――コンピューターやスマートフォン等が普及し、インターネットを中心としたネットワーク・インフラが整備されたことを受けて、情報は質・量の両面で大きな変化を遂げました。 加えて、近年のIoT(Internet of Things)やビッ
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 体の表面に開けた小さな穴から人体の奥深くロボットアームが入って行き、手際よく手術をこなす。熟練した医師たちの高い技術を学ぶために、あらかじめ精巧な人体モデルを使って訓練を重ねることができれば、ミスも少なくなり患者の負担も小さくできる――そんな新しい医療を実現しようと、選りすぐりの大学や企業が参加したプロジェクトがある。内閣府のImPACT革新的研究開発推進プログラム「バイオニックヒューマノイドが拓く新産業革命」(2016~19年)だ。 バイオニックヒューマノイドは、センサーを内蔵した人体の「精巧な偽物」である。プロジェクト全体をまとめるプログラム・マネジャーを務めたのは原田香奈子・東京大学大学院准教授。発想も専門用語も違う医師とエンジニアか
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 コンピューターのほとんどは、1936年に英国の数学者アラン・チューリングが考案したモデル(チューリング・マシン)を原型とする0と1が並んだビット列などで演算を行う。 その一方、脳の構造を模した深層学習(ディープ・ラーニング)という、チューリング・マシンとは異なる計算方式が新たに登場。さらに量子力学、化学反応、波動、生物進化など「自然計算」と呼ばれる分野も注目され始めた。 そんな中、「計算」の定義を拡げた新しい「計算パラダイム」を主張するのが、株式会社 Preferred Networks(PFN、プリファードネットワークス)フェローで、元日本IBM株式会社東京基礎研究所長の丸山宏氏である。「社会や自然界は複雑な構造を持ち、多くのパラメーター
定年まで勤め上げた銀行を退職したことを機にパソコンを購入し、60歳を超えてから、さまざまなスキルを独自に習得していった若宮正子氏。1999年にはシニア世代のためのサイト「メロウ倶楽部」の創設にも参画し、現在もテクノロジーと高齢者との架け橋となるような活動を続けている。 そして2017年、81歳でスマートフォンのゲームアプリ『hinadan』を開発すると、米アップル社による「WWDC 2017」(新製品の発表やCEOらによる基調講演など、最新技術のプレゼンテーションが行われるイベント。世界中の技術者たちの情報交換の場となっている)に特別招待されるなど、その活動は全世界に知られることとなった。80歳を超えてからのプログラミング知識の習得という事実には恐れ入るばかりだが、その後のアグレッシブな行動力と、好奇心に蓋をしないポジティブな生き方に、シニアのみならず世界中の人々が感銘を受けている。84歳
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 NHK・Eテレ制作の子ども向け哲学番組『Q~こどものための哲学』は、小学3年生の少年Qくんが日常感じているさまざまな疑問、不安や願望について、ぬいぐるみのチッチや友達と「対話」しながら自分なりの答えを探求していく人形劇だ。 番組プロデューサーの佐藤正和氏は、社会においても教育現場においてもダイバーシティやインクルージョンが重要視されている現在、めざすべき共生社会を実現するのに必要なのは、お互いを理解しあうための「出会いの場」をつくることだと語る。この10月から『Q〜こどものための哲学』レギュラー放送を控える佐藤氏に同番組制作の背景や、メインの視聴者である子どもたちを共生社会へ導く取り組みについて伺った。 日本放送協会 制作局〈第1制作ユニッ
星野リゾート 代表。1960年、長野県軽井沢町生まれ。1983年、慶應義塾大学経済学部卒業。米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。1991年、星野温泉(現:星野リゾート)社長(現:代表)に就任。所有と運営を一体とする日本の観光産業でいち早く運営特化戦略をとり、運営サービスを提供するビジネスモデルへ転換。現在、運営拠点は、ラグジュアリーリゾートの「星のや」、温泉旅館の「界」、リゾートホテルの「リゾナーレ」、都市観光ホテル「OMO(おも)」の4ブランドを中心に国内外38カ所に及ぶ。 「星のや」「リゾナーレ」「界」「OMO」といった個性的なブランドを確立し、国内の宿泊施設の中で圧倒的な顧客支持を誇る星野リゾート。その強さは、代表を務める星野佳路氏の、時代の先を見据えた革新的な戦略もさることながら、実際に宿泊してみれば、何よりもそこで働く「人材」こそが、そのサービスを本質的に支えているのだ
※転職情報サイトanと、DONAのデータ(2017年〜2018年)を元に作成 アルバイトと正社員には3倍近く年収の差がある 同じ仕事であってもアルバイトと正社員の平均年収は、約2倍〜3倍もの差が生まれています。 職場によってはアルバイトも正社員も仕事内容はほとんど変わらないのに、収入にはこれだけ大きな差が生まれていることを考えると許せない方も多いのではないでしょうか。 一年程度であればともかく、生涯年収にすればフリーターと正社員で受け取れる金額は数千万円の単位で変わってきます。 フリーターと正社員の生涯年収の差 年収ベース2~3倍ほどの差があることが分かりましたが、生涯年収にするとフリーターと正社員でどれくらい稼げるお金に違いが出るのでしょうか。 結論を言うと、フリーターの生涯年収は約6,000万円と言われているのに対し、正社員の生涯年収は約2億円です。 つまり稼げる金額に約1億5千万円も
株式会社ナガオ考務店代表。組織開発ファシリテーター。様々な組織・集団がグループからチームに進化・成長するための促進を始め、事業・商品開発やサービスデザインの支援など、目的に応じた多様なアプローチで組織開発を実施している。株式会社ナガオ考務店代表取締役、学校法人茂来学園理事ほか、複数の法人の経営にも携わる。 漫画『宇宙兄弟』をモチーフに、新しい時代の“リーダー論”を綴った著書、『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』を2018年に上梓した、株式会社ナガオ考務店代表の長尾彰氏。組織開発ファシリテーターとして、企業から教育現場まで、さまざまな組織で過去15年以上、3,000回以上にわたりチームビルディングを行ってきた。 日本企業における典型的なリーダーは、明確な意思で組織を統率し、組織を引っ張っていく「牽引型リーダー」で、その素養は限られた人だけが持つものと思われがちだ。しかし長尾氏は著
1974年、神奈川県出身。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了、妹島和世建築設計事務所を経て2004年、石上純也建築設計事務所を設立。主な作品に「神奈川工科大学KAIT工房」など。2008年ヴェネチア・ビエンナーレ第11回国際建築展・日本館代表、2010年豊田市美術館で個展『建築のあたらしい大きさ』展などを開催。日本建築学会賞、2010年ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展金獅子賞(企画展示部門)、毎日デザイン賞など多数受賞。 ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングが竣工したのは1931年。20世紀半ばにアメリカの大都市に摩天楼が出現してから、超高層ビルは「新しさ」を象徴する建物となり、近代都市に欠かせないアイコンとなった。それから約90年。建築家・石上純也氏は、建築における「新しさ」の価値観は今、変わりつつあると言う。 石上氏は昨年(2018年)、パリのカルテ
ボードゲームデザイナー/株式会社バンソウ 取締役 1992年、東京都生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。同大在学中に出版エージェントの株式会社コルクにインターンとして在籍。2015年、株式会社インテリジェンス入社。特例子会社の株式会社フロンティアチャレンジに出向、人事や新規事業開発を経験する。2016年より株式会社情報工場にて、編集・ライター業務に従事。2018年6月、株式会社バンソウを起業。現在、ボードゲームデザイナー、編集者、ライターとして活動中。 ゲームと言えばまず、デジタルデバイスが思い浮かぶが、そんな中で近年注目を浴びているのがアナログなボードゲームだ。ボードゲームデザイナーの宮﨑雄氏によれば「ボードゲームの良いところは相手の顔を見ながらプレーができる点」だという。 プレーヤーの心理や感情が勝敗や結果を左右するボードゲームは、実はビジネスとの相性もいい。とくに採用や人事などのHR
株式会社サンリオエンターテイメント取締役 サンリオピューロランド館長 兼 CDO 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。1983年株式会社サンリオ入社。結婚退社、出産を経て化粧品会社にて仕事復帰。2014年よりサンリオピューロランドに赴任。 2015年サンリオエンターテイメント取締役就任。サービス改善・コンテンツ開発・ダイバーシティマネジメントの醸成からサンリオピューロランドの改善に取り組み、2016年サンリオピューロランド館長に就任。東京出身。 親子連れだけでなく、若い世代の女性、カップル、さらにはインバウンドまで、現在のサンリオピューロランド(以下、ピューロランド)は世代も国籍もさまざまな人たちに愛され、2018年には過去最高の来場者数を記録した。しかしわずか4年前、ピューロランドの集客数は低迷し、テーマパークとしての在り方を見つめ直さなければならないという時代を迎えていた。まさにそ
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 海外でも圧倒的な人気を誇る日本の漫画・アニメ文化。インターネットによって世界がひとつにつながる現在、漫画やアニメの影響力は日本人の想像をはるかに超えている。その一方で、違法な海賊版サイトによって作者や出版社が損害を被っているという事実もある。こうした現状を打破し、イノベーティブな試みで日本の漫画文化を世界に発信しようと活動している漫画家がいる。『ラブひな』『魔法先生ネギま!』『UQ HOLDER!』といった大ヒット作を持つ赤松健氏だ。 ここでは現役の人気漫画家であると同時に、『マンガ図書館Z』(※)の運営者であり、さらに日本漫画家協会常任理事でもあり――と、実に三足のワラジを履く赤松氏に、日本の漫画文化の未来と『マンガ図書館Z』のめざすもの
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