ブックマーク / bellflower.dodgson.org (2)
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自分は本の草稿に誤字脱字探しをしつつ好き勝手言う係としてちょっとだけ手伝った。せっかくなので宣伝してみる。 この本はコード読みブログやアーキテクチャ解読ブログをまとめたような体裁になっている。といっても各章バラバラではなく、本としての連続性はある。そしてOSというものを包括的に解説するかわりに Android の特徴的なところ、たとえば GUI フレームワークやVMのランタイムなど、をつまみ食いしている。これは正しいアプローチだと思う。伝統的なOSの話をしだすと Android ってだいたい Linux だからね。Android に限らず、この﹁伝統的なOSの上にあるプラットホームのレイヤ﹂の中身を説明した本は少ない。 そこが面白い。 この本の欠点は文章がけっこう slippery なところ。悪い意味でブログぽいというか同人誌ぽい。ただそれは﹁支える技術﹂シリーズに共通する
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寿命、ライフサイクルのはなし。(Part.1 はここ) Android の中には、決められた寿命を持つ重要なオブジェクトがいくつもある。代表例は Activity. View も Fragment もプラットホームによって寿命が決められている。 Java は誰かに決められた寿命を扱うのがあまり得意でない。多くのオブジェクトは Java 自身のGCが寿命を決める。GCがあるからプログラマは寿命について悩まなくていい。そんな態度が従来の Java にはある。C++ のように神経質な寿命管理は出番が少ない。 Java でも File のようなOSの資源はGCでなくプログラマが寿命を決める。Socket なんかはもう一段厄介で、相手側から閉じられると勝手に死んでしまう。そして死んだオブジェクトを触るコードは呪いの例外に見舞われる。 勝手に死ぬ Activityや View の性質は
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