ブックマーク / www.covid19-yamanaka.com (2)
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ファイザー社製のワクチンは2回接種が前提で承認されています。しかし、1回接種のみでも発症や感染を70~80%以上抑制するという報告がイギリス、イスラエル、アメリカから相次いでいます。さらに1回接種後に感染したとしても、家庭内で家族に感染する割合が40から50%減少するという報告もイギリスから行われています。一方、発熱などの副反応は2回目接種の方が頻度が高いことが報告されています。一方で、ワクチン接種により出来る中和抗体︵感染を防ぐ力のある抗体︶の量は、1回接種のみでは個人差が大きいことも報告されています。ワクチンは中和抗体に加えて、Tリンパ球も活性化することが知られていますので、さらなる研究が必要です。 イギリスからの報告 昨年末からイギリス型変異ウイルスにより感染者と死者が爆発的に増加したイギリスでは、2回接種よりも、出来るだけ多くの国民にまずは1回接種する方針を取りました。 スコットラ
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提言1 対策はこれからが本番。賢い行動を粘り強く続けよう。 緊急事態宣言の効果で、大都市では感染者が減少し、新たな感染者の発生していない地域も多くなってきました。しかし、油断大敵です。新型コロナウイルスへの対策はこれからが本番とも言えます。ウイルスは私達を試しています。緩んだところから、一気に勢いを取り戻します。ウイルスの勢いが少し弱まっている今こそ、次の波に備えた準備を整える必要があります。 提言2 国民全員が日常を見直し、人と人の接触を減らそう 新型コロナウイルスは対策を止めると、1人の感染者から少なくとも2.5人くらいに感染すると考えられています。10人から25人です。これをR=2.5と表現します。油断すると感染者は対数的に急増します。感染者を横ばいにするには、Rを1程度にする必要があります。1人の感染者が他の1人にしか感染させないと、感染者数は横ばいになります。そのためには、人と人
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