![業界が縮小する中で、なぜスタバだけ元気に増加しているのか ヒントは、20年前に始めた店舗にあった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/653cc5f2776713e0b8dc972b31bf8803bbc4a6ea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F2406%2F14%2Fcover_news012.jpg)
立ち食いのスタイルで注目を浴び、店舗数を拡大していった「いきなり!ステーキ」。47都道府県に進出し一時は500店舗まで迫ったが、2024年3月時点で約180店舗しか展開していない。ピーク時はメディアでもよく取り上げられ、行列も見られたが、最近は勢いを失っている。ブームはなぜ過ぎ去ったのだろうか。いきなり!ステーキ凋落の背景と、現状について解説していく。 3年間でいきなり急拡大 一時は500店舗近くまで成長 いきなり!ステーキは2013年、ペッパーランチなどを運営していたペッパーフードサービスが東京・銀座に1号店をオープンした。ステーキを低価格で提供したいという思いを温めていた創業者の一瀬邦夫氏は、高級料理を手ごろな価格で提供する立食スタイルの「俺のフレンチ」から着想を得たとされている。 当初は立ち食いを基本とし、客がステーキのグラム数を指定できるオーダーカット制を採用。後に椅子席がメインの
日本各地に、コンテナを並べたビジネスホテル「コンテナホテル」が続々と誕生している。2018年12月、栃木県に1号店をオープンした「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード、以下:R9)」は、24年2月末時点で77店舗2696室まで拡大している。 使用しているのは建築用に開発された専用のコンテナモジュールで、ドアを開けると、ベッドやデスク、風呂、トイレが付いた住空間が広がる。 立地はいずれも郊外のロードサイドで、ほとんどのお客がクルマで訪れるという。開業当初こそ手探りだったが、出店を重ねるうちに需要をつかみ、スピーディーに拡大。今のところ閉店は一つもなく、近年は毎月2店舗ペースで出店している。 ブランド誕生から5年が経過した現在、稼働率は約80%(開業1年以上が経過した店舗のみの集計)、リピート率は約40%にのぼるという。 R9を運営するデベロップ社(千葉県市川市
スイーツ市場は横ばいも「街のケーキ屋さん」が減少 国内スイーツ市場は横ばいに推移している。矢野経済研究所の「和洋菓子・デザート類市場規模」によると、コロナ禍で若干落ち込んだとはいえ、2兆2000億円台前後をキープ。2021年度の数字を見ると、チャネル別の内訳はスーパーなどの量販店が4割ほど、コンビニが2割ほどを占め、以降は百貨店、専門店・路面店が続く。 昨今話題を呼ぶことが多いコンビニスイーツは、09年にローソンが発売した「プレミアムロールケーキ」が火付け役といわれ、10年代に市場規模を伸ばした。その他、大手洋菓子チェーンへの集約もあり、この間に個人が経営する、いわゆる「街のケーキ屋さん」は縮小していった。 近年は、コンビニ・スーパーの勢いによって大手の洋菓子チェーンも苦しめられている。不二家が展開する不二家洋菓子店は18年度から店舗数がV字回復しているものの、従来の路面店から売り上げがよ
2月1日から、一部のAMラジオ局が放送を休止する。ワイドFMやネットラジオへの転換を検討する上で聴取者や社会への影響を検証し、経営判断の材料にする。 2月1日もしくは5日から放送を休止するAMラジオ局は、全国47社のうち13社34中継局。NHKは対象外だ。 休止期間は事業者によって異なるが、最長で2025年1月末まで。周知広報や問合せ窓口の設置に加え、ワイドFMやネットラジオなどの代替手段を講じる必要がある。 総務省は「FM転換やAM局廃止を検討するに当たり一定期間AMラジオ放送を休止して、その社会的影響、特に聴取者への影響を検証するために民間AMラジオ放送事業者の経営判断により行われる」と説明している。 経営の厳しさ AM波(中波)は電気機器が発生する電気ノイズの影響を受けやすく、また鉄筋コンクリート造りの建物が多い都市部では電界強度が低くなる“都市型難聴”も大きな問題になっていた。送信
なぜ、ファミマで「普通の服」を売ろうとしているのか 「ユニクロ並み」価格を実現できた背景(1/3 ページ) 2023年から、ファミリーマートがアパレル事業を強化している。21年より「コンビニエンスウェア」というブランド名で靴下やTシャツなどの軽衣料を販売していたが、23年12月からスウェットやパーカーといったものも取り扱い始めた。1万円近くするジャケットなどの店舗限定商品も投入している。 コンビニで軽衣料はよく見かけるものの「普通の服」を売るのは異例の試みだ。「コンビニ×アパレル」はこれまでにないコラボレーションといえるが、ファミマは近年なぜアパレルを強化しているのだろうか。その概要と背景について探る。 2サイズ、1カラーのみのシンプルな3商品が話題に ファミマは以前から販売しているブランド・コンビニエンスウェアの新商品として、23年12月5日に「スウェット トレーナーくろ」「スウェット
「コストコの駅ナカ店」会員が1万人を突破 西武線で人気を集めた、2つの理由:水曜日に「へえ」な話(1/5 ページ) コストコの“駅ナカ店”が盛り上がっている――。 「なにそれ? コストコ駅ナカ店なんて聞いたことないよ」などとファンから怒られてしまいそうだが、もちろんそんな店名はない。コストコの多くは、郊外にどーんと大きな建物を構えているわけだが、ネットで注文して駅のロッカーで受け取れるサービスをご存じだろうか。 西武ホールディングス(HD)が運営していて、サービス名は「BOPISTA(ボピスタ)」。西武線の池袋や高田馬場の駅などで展開し、会員は1万人を突破しているのだ。 コストコで買い物をしたこともなければ、近寄ったこともない人のために、どんな店なのか簡単に紹介しよう。米国発の会員制スーパーで、日本に上陸したのは1999年のこと。福岡県に出店して、現在は全国に32店舗を構えている。週末にな
ユニクロがフリース販促を目的としたユニークな取り組みを実施している。今年発売の「フリースTシャツ」を着用(試着)し、感想・意見を特設レジで伝えるだけで支払が完了するというものだ。その狙いや背景について聞いた。 ユニクロ原宿店(東京都渋谷区)で11月1~17日に実施しているのは、ポップアップイベント「FLEECE CHAT STREET」だ。同店が入居している商業施設「WITH HARAJUKU」の地下1階に特設コーナーを設置している。 イベントの流れは次のようになっている。 まず、店員から整理券をもらった後、指定された場所に並ぶ。筆者が現地を取材した際には、開店前から30人近くが整理券を求めて並んでいた。店舗オープン後、店内にあるフリースTシャツを選び、試着室に持っていく。選べるのは「ストレッチフリース モックネックTシャツ(長袖)」「ソフトニットフリース モックネックTシャツ」(いずれも
6年前に「社員寮」を建てて、どんな“効果”がでたのか 50%→0%の数字に驚き:水曜日に「へえ」な話(1/5 ページ) 大阪に本社を置く「三和建設」が気になるデータを出してきた。6年前に寮を建てたところ、ある数字が劇的に下がったというのだ。どういうことかというと……。 30年ほど前の話である。筆者の同級生は大手スポーツメーカーから内定をもらえたので、ものすごく喜んでいた。ところがである。入社前の説明会を受けて、その同級生は「働きたくなくなった」というではないか。当時「大企業で働けば、将来は安泰」などと言われていたのに、なぜ落ち込んでいたのか。 話を詳しく聞くと、人事から「独身寮に入らなければいけない」と言われたようで。しかも寮は2人部屋で、30代後半のおじさん……いや先輩と暮らすことが決まっていたそうだ。最後にその同級生は、遠い目をしてこのように語った。「オレ、この会社でやっていけないかも
インターネット予約のおかげで、新幹線の移動はとても便利になった。交通系ICカードと予約情報をひも付ければきっぷは不要。しかし便利なのは移動が新幹線で完結する場合だけで、在来線を乗り継いだり、一筆書き経路では窓口がないとお手上げだ。ところがその窓口が激減している。 インターネット予約のおかげで新幹線の移動はとても便利になった。会員情報として交通系ICカードを登録し、予約情報をひも付けるときっぷは不要。自動改札を通って、乗車して、下車して、自動改札を通れば移動完了だ。 最近は、JR東海の予約サービス「EXアプリ」を開いたら、新型車両「N700S」を使用する列車がマークで明示されるようになっていた。 「N700S」はビジネス向け普通車「S Work 車両」に1.5人掛け「S Work Pシート」を備えているほか、車内Wi-Fiサービスも強化されている。従来は列車一覧表ですべて「N700系」とくく
これまで和民の名を冠する国内の業態は「焼肉の和民」のみとなっていたが、サントリーグループからの提案を受けて、祖業である居酒屋を見直したという。居酒屋の新たな価値を問う趣旨で、和民ブランドとして総合居酒屋を再構築した。この場所には、2021年12月にオープンした「こだわりのれん街」という業態が存在していたが、それをブラッシュアップする形で「ワタミらしさ」をより前面に出した。 和民のこだわりのれん街は、1階と2階がある。宴会用座敷席も合わせると、席数は230席。和洋中の多彩なメニューがある一方で、冷凍品を主体にした簡便な調理を見直したという。渡邉美樹会長兼社長は「お昼の12時から午後4時まで行っていた仕込みを復活させるなど、もう一度原点に返って店内の手作りにこだわる」と話す。 また、従来和民の顧客単価は2800円だったが、これを3200円にまで引き上げる。「これからは間違いなくインフレの時代に
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