HLR/HSSを開放すると格安SIMではなくなる? HLR/HSSのアンバンドルにかかる費用が「少なくとも億単位」とありますが、私の感覚だと、百億の単位です。関係するノードやネットワーク機能が余りに多いので。その全てに対し、特定のHLR/HSSへの対応のための検証試験を実施するだけでこのくらいの費用になると思います。ざっくりと、そういうノードや機能が大体百種類くらいあって(多くはリスクヘッジのためにマルチベンダ化されてるので、こんなもんじゃすまないかも)、それぞれに大体千~1万ほどのテストケースがあるでしょうから(これも少なめの見積もり)、これで百万~千万テストケース。1テストケースの実施と評価に一時間かかると仮定すると、工数で1千万H。1H単価を千円としても100億円です。実際はこの数倍。これを誰が負担するのか?もちろんMVNOは「そっちの都合なんだからうちは一円も出さないよ」と言うに決
増収増益のドコモと純減40万件超のソフトバンク好調・不振の理由は?:佐野正弘の“日本的”ケータイ論 なんつーかねえ、過去の「純増No.1」の広告のベースになっていた契約数が「主要端末じゃない端末による下駄はかせでした」ってようやく白状した感じですねえ、ソフトバンク。各社足並みをそろえて毎月公表するのをやめて、ようやく下駄はかせのためだけにタダで配りまくったSIMの解約整理を始めた、という感じでしょうか。じゃああのときの宣伝広告は嘘の数字に基づく表記だったのか!なんていう野暮な突っ込みは入れない。だってみんな知ってたんですもん(笑)。そういう体質がとっくに見透かされているというところが、主要端末に絞り込んでも他社の十分の一以下という純増数にとどまっている理由でしょうね。利益体質を維持するために今後はインフラもクソ安い中華製に置き換えていくなんて話も聞こえていますし、ユーザが減って速度は出るよ
イッツコム、スマホで遠隔からドアの解錠が可能なスマートロックを提供 前から思ってるんだけど、この手の遠隔ロック関連の商品、オンラインで開錠できちゃダメだろ。いや、開錠の手間を省きます、ってのが売りなのかもしれないですけど、万一パスワードを漏らしちゃったりしたとき根こそぎでしょ、と。「あ、鍵かけてくるの忘れたかも!」ってときに遠隔で施錠は出来るけど開錠は従来どおり物理キーのみ、って商品が必要なんだよね。あと家電連携とかもいらないよね。「家に着く前にあらかじめ開錠してエアコンつけておけば冷え冷え」じゃねーよ(笑)。家に着く前に開錠しちゃダメ!(笑)。連携する必要ないんですよ。なまじそんな機能があるがためにセキュリティが緩んじゃうくらいならないほうがいいんですって。スマート家電はスマート家電でいいんですって。ていうかほんと、自宅のメインの錠にネットにつながる機械くっつけるとか怖すぎですわ。まあそ
うわーしばらくニュース見てないうちに大変なことに。 ソフトバンクとイー・アクセスが経営統合ですって。まぁ実質、ソフトバンクによる買収なんでしょうけど。やっぱりオーナーが安定株主の会社は強いですね。どんなにギリギリまで余力を吐き出しても絶対に買収されたりしないっていう安心感から常時全力勝負ができるという強みがあります。 んなことはどうでもよくて、この影響です。正直、イーモバの加入者状況はあまりよろしいものではなさそうで、加入者速報をしなくなった辺りからちょっと経営的にも怪しげな感じがしていたくらい。なので、そもそもの顧客基盤吸収と言う効果は限定的かもしれません。 インフラでいうと、イーモバのインフラは、結構良いんですよ。前にもどこかで書きましたが。無用な基地局数競争なんていう土俵に乗らなかった分、セオリー通りにきれいなインフラが作られています。ただ、やっぱり地方で弱いのは相変わらずですし、面
「PDPコンテキストについて解説してください」と言うご要望をいただきました。なんつーか、マニアックだなぁと思いつつ、そういうマニアックな方向にこのサイトを持って行っちゃった私自身の責任なので、取り扱わせていただきます。 でも正直、PDPは苦手です。無線屋的視点で言っちゃえば、「そんな雲の上のことはしらん」と言うのがホンネです(笑)。でもなんとなく数少ない要望なので出来るだけお応えしたいという気持ちをモチベーションにがんばって見ます。※通信:要望意外と少ないんです。もっとどしどし#お寄せください! さて、PDPって何、と言うことに対する端的な答えは、「Packet Data Protocol」です。終わり。 嘘です。ご質問では、PDPがなぜ必要なのか、それにいくつかの種類があるのはなぜなのか、と言うあたりの解説をご希望でした。と言うことで、まずはそもそものところから始めましょう。 データ通信
さて、前々回と前回をお読みいただいているという前提で話をいきなり始めさせていただきますにゃ。 L2接続型でもL3接続型でもないというタイプのMVNOがありますにゃ。それが「再版型」。有名なところでは、ディズニーモバイルがこの再販型だにゃん。その他、音声サービスを提供しているタイプのMVNOのほとんどは再版型でしょうにゃ。 再版型は、単なる「販売代理とブランド付け替え」だにゃん。販売代理しておきながら、貸し出し元キャリア(以下MNO)のショップにさらに販売代理をしてもらっていたりもするので、どっちが代理だか分からないようなものも多かったりするにゃん。また、ブランドの付け替えさえあいまいなものも多かったりするにゃん。 こういったものは、実際には手を入れるのは「端末の外装プリント」と「プリインストールアプリ」くらいだったりするにゃん。ちょっと手の込んだもので「専用メールドメイン」とか「専用公式ト
さて、前回をお読みいただいているという前提で話をいきなり始めさせていただきますにゃ。 L2接続と対比する(?)方式として、L3接続と言うのがありますにゃ。このL3接続方式でも細かくいろいろとやり方はあったりするのですが、大雑把に言うと、接続点がIPアドレスでお互いに対向していて、利用者のIPパケットはそれぞれのIPノードをルータとしてホップしていくようなタイプだにゃん。 L3接続の場合、無線ネットワークの中を通ったユーザパケットは接続点に出る前にIPヘッダを引っぺがされて裸にされ、ルーティング情報を書き換えられてパケットを再構成され、接続点のルータからMVNOのルータへと引き渡されますにゃ。受け取ったMVNOから見れば、貸し出し元キャリア(以下MNO)ネットワークに所属するあるIPアドレスからのIPパケットのインターネットへの中継を手渡されているだけに見えるわけだにゃん。そのため、MVNO
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