ブックマーク / wedge.ismedia.jp (6)
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2020年大統領選の投票結果を受け入れ、米国民主主義最大の危機を救ったのは、マイク・ペンス副大統領︵当時︶の宗教的信念に基づく不屈の正義感と勇気ある行動だった。もし、トランプ大統領の要求通り、上院議長の立場で米議会での﹁バイデン当選﹂最終承認を先送りしていた場合、米国政治史上前例のない大混乱につながる危険があった。 トランプとペンスの不動の関係が決裂した日16年大統領選挙を迎え、トランプ候補の副大統領候補に指名されたペンスインディアナ州知事︵当時︶は、共和党きっての強硬な保守イデオロギー論客として知られ、選挙期間中も、トランプ候補と二人三脚で﹁米国第一主義﹂スローガンを各州遊説先でアピールし、民主党からの政権奪回に大きく貢献した。17年1月、トランプ政権発足後、4年間の任期を通じ、大統領への絶対忠誠を誓い、確固たる信念のもとに大統領の立場と政策弁護に奔走した。敬虔で熱心なキリスト教徒と
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2023年7月4日、厚生労働省から﹃国民生活基礎調査﹄の最新値が公表された。21年の相対的貧困率は15.4%。経済協力開発機構︵OECD︶が公表する各国の貧困率の最新値でみると、米国︵15.1%︶、韓国︵15.3%︶に抜かれ先進国最悪となった。﹃ルポ貧困大国アメリカ﹄が大ベストセラーになった08年から15年、日本は貧困大国になろうとしている。 相対的貧困率は改善しているが…… 厚生労働省は、国民生活基礎調査をもとに3年ごとに相対的貧困率を公表している。相対的貧困率とは、等価可処分所得が中間値の半分未満の世帯員の割合を指す。 日本では127万円未満が基準となり、おおよそ6.5人に1人が貧困状態にある計算になる。なお、以降は慣例にならい相対的貧困率を、単に貧困率と表記する。 前回調査時点の18年の貧困率からは0.3ポイント改善した。子どもの貧困率は2.5ポイント改善して11.5%に、ひとり親世
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農業のIT化が進む中、農協の業務の中でもやっかいな出荷物の配送予定の作成時間を大幅に短縮するシステムが登場した。1日8時間かかっていた作業がわずか1秒で済むという。導入するのは、神奈川県の三浦市農業協同組合︵以下三浦市農協︶とサイボウズ。独自のアルゴリズムを使って、人間が計算するよりも速く、かつ効率的な配車予定を組むことが可能になる。 時間かかるうえにトラック台数多く非効率 農協にとって出荷振り分け作業というのは、最も面倒な作業の一つ。翌日に農家から出荷される出荷物の量を把握し、市場などの配送先ごとの出荷数量と、荷物をどの運送会社のトラックにどう積み分けるかを決める。この作業は基本的に手作業で行われていて、三浦市農協の場合、まずは農家が各出荷所に翌日の出荷予定を連絡し、各出荷所が農協に連絡。農協は全出荷所から受け付けた数量をExcelへ入力し、北海道から大阪までの約50の市場への出荷数量を
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前回と今回は、元プロレスラーのキラー・カーンさん︵本名・小澤正志︶を取材した。1970年に大相撲を廃業し、71年に日本プロレスに入門。73年に新日本プロレスに移籍後、191センチ、135キロの大型選手として頭角をあらわす。77年からは海外武者修行でメキシコへ、79年からアメリカで試合を繰り返す。アンドレ・ザ・ジャイアントやジャック・ブリスコ、ダスティ・ローデス、ハルク・ホーガンなど、当時の全米トップレスラーと激戦を展開。 ヒール︵悪役︶として広く知られ、アメリカでは人気・実績で日本人レスラー・ナンバー1になる。 日本では、新日本や全日本のマットで活躍するが、87年に突然、プロレス界から姿を消した。現在は、飲食店﹁キラーカンの店 居酒屋カンちゃん﹂︵新宿区大久保︶をJR新大久保駅そばで営む。歌手としてもデビューし、2017年には﹃"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝﹄︵辰巳出版︶を著し、突然
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12月22日から24日にかけて大雪に見舞われた新千歳空港では航空便の欠航が相次ぎ、一時、1万6,000人もの人々が空港に足止めされた。空港ターミナル内で寝る場所や食料が十分にない中で3日間にわたって空港ビル内で滞在を余儀なくされた人も多く、空港は大混乱になった。 この空港の大混乱で最も注目されたのが、中国人が飛行機が飛ばないことに抗議して警察が出動する大騒動になった、というニュースだ。しかしこの情報、事実の前後関係や現場の状況など詳しい情報がないままYoutubeに投稿された画像が独り歩きし、﹁すわ!中国人が!﹂とばかりに、多くの日本人の耳目を集めた何とも奇妙なニュースの拡散の仕方だった。中国でもこの話題は大きく取り上げられたが、日本での報道ぶりに対して中国側は、事実を極端に捻じ曲げて大げさに伝えていると抗議。なぜ騒動が起こったか具体的な理由が明らかにならないまま、この一件は後味の悪さしか
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テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。 日本男性がベビーカーを手助けしない理由とは? 駅構内の階段などで、子連れの母親が重そうにベビーカーを運ぶ姿を見たことがある人も多いだろう。そんなとき、あなたは母親に手を貸しますか? それとも見過ごしますか? ネット上で﹁ベビーカー問題﹂は炎上しがちなトピックだが、今回炎上してしまったのはビジネス系ウェブマガジン﹁PRESIDENT Online﹂が10月6日に公開した、﹁日本男子は、なぜベビーカー女子を助けないのか﹂というタイトルの記事。疑問についての回答を男性ライターと女性ライターがそれぞれ述べるという趣旨のコーナーだった。 このコーナーの女性ライターで、女性のライフスタイルやワーキングマザーの事情に詳しい佐藤留美さんは、﹁日本人男性がベビーカーを手助けしない理由は2つある﹂
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