時間外労働の上限規制の適用に伴い輸送量の減少が懸念されている物流の「2024年問題」。わたしたちの暮らしにも影響を与えかねない課題の解決に向け、物流各社は大きな変革を迫られています。 「マテハン改革」と呼ばれる取り組み、そしてライバルどうしの異例のタッグ。これまでの日本の物流業界の常識を覆す、企業の枠を超えた模索が始まっています。(福岡局 早川俊太郎記者/広島局 児林大介記者)
佐川急便は27日、個人が利用する宅配便の基本運賃を4月1日から平均で約8%引き上げると発表した。引き上げは2017年11月以来、5年半ぶり。佐川は配送の一部を協力会社に委託しているが、燃料費や人件費の負担が増す中、公正取引委員会は昨年、委託先との間でコスト上昇分を取引価格に反映する協議が不十分だと指摘した。今後、委託先との取引条件を見直し、トラック運転手らの待遇改善を狙う。主力の60サイズ(荷
最大全長25m、大型トラックのトレーラーを2台つないだ「ダブル連結トラック」の走行可能区間が大幅に拡充されます。目前に迫った物流の転機に向けて、ニーズが高まっているようです。 まもなく当たり前の光景になる? 「ダブル連結トラック」 1台のトラクターで大型トラックのトレーラー2台をつないだ「ダブル連結トラック」が、まもなく一般的なものになりそうです。国土交通省が走行可能路線の拡充を予定しており、同省道路経済調査室によると、2022年11月にも通達改正がなされる見込みだといいます。 拡大画像 ダブル連結トラック。西濃運輸の例(西濃運輸Twitterより)。 通常の大型トラックは全長約12mで、これを超える車両を走行させるには、ルートを国に申請し、特殊車両通行許可を取得する必要があります。「ダブル連結トラック」の取り組みは、この特車許可の基準を全長21mから最大25mに緩和するもの。2016年度
コンテナ船「エバーギブン」。スエズ運河の一部を形成するグレートビター湖で。マクサー・テクノロジーズ提供(2021年4月12日撮影)。(c)AFP PHOTO / SATELLITE IMAGE ©2021 MAXAR TECHNOLOGIES 【4月14日 AFP】(写真追加)エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で3月に座礁し、約1週間にわたって世界の貿易を混乱させた巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」が裁判所命令によって差し押さえられた。運河当局が13日、発表した。 スエズ運河庁(SCA)のオサマ・ラビ(Osama Rabie)長官は政府系日刊紙アルアハラム(Al-Ahram)に、9億ドル(約980億円)の賠償金が支払われないため、エバーギブンを差し押さえたと語った。 日本の正栄汽船(Shoei Kisen)が所有し、台湾の海運会社が運航するエバーギブンは、3月
JR東日本が新幹線への貨物専用車両の導入を検討していることが30日、分かった。複数の同社関係者が明らかにした。1編成のうち1両を貨物専用に改造することを検討し、専用車両新造に向けた設計作業も開始。新型コロナウイルスの感染拡大で低迷する長距離旅客輸送に代わり、新幹線物流事業の拡大を目指す。 JR東は地上輸送では最も早く、安定的に荷物を運べる新幹線の利点を生かし、平成29年7月から月1件程度、首都圏で開くイベントで使用する地場産品を各地から輸送。今年9月以降は、東北、上越の各新幹線で1日上下各1~2便、週20便程度の貨物定期便を運行している。 これまでの輸送量は、車内サービス用の物品を保管するスペースなどを利用するため1便当たり最大で段ボール40箱程度に限られていた。そこで、1編成のうち1両の座席を全て取り外し輸送用に特化した車両への改造を検討。400箱程度まで輸送量を拡大する。来年中の導入に
日本郵便は小型の国際郵便の料金を25年ぶりに見直し、来年4月から大幅に値上げすることになりました。米中の貿易摩擦などを背景にアメリカをはじめ送り先の国に支払う手数料が大幅に引き上げられたためです。 対象は荷物の3辺の合計が90センチメートル以内、重さ2キロ以内の郵便物で、値上がり幅は平均で39%となります。 国際郵便の料金の見直しは平成8年3月以来25年ぶりで、はがきや手紙、小包などは料金が据え置かれます。 国際郵便の料金は送り先の国の郵便事業者に支払う手数料をもとに決められていて、これまでは国際ルールによって先進国へ支払う手数料が実際の配達コストよりも低く抑えられていました。 しかし、米中の貿易摩擦を背景にアメリカが中国から支払われる手数料の水準が低く問題だと指摘したことから国際ルールが見直され、各国の手数料が引き上げられることになりました。 特にアメリカ向けの手数料はことし7月から平均
世界最大級のコンテナ船「HMM サンクトペテルブルク」の船首。韓国南端の巨済島にあるサムスン重工業と大宇造船海洋(DSME)の造船所で。長鋪汽船提供(2020年8月12日公開、撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / NAGASHIKI SHIPPING CO. 【8月15日 AFP】韓国の南端に位置する巨済(Geoje)島にあるサムスン重工業(Samsung Heavy Industries)の造船所では、世界最大級のコンテナ船「HMM サンクトペテルブルク(HMM St Petersburg)」の完成へ向け、最後の仕上げが進められている。 巨大な船体の奥深くにある、最高速度22ノット超での航行を可能にするエンジンはあまりに大きいため、溶接工らが小人のように見える。 建造費が1700億~1800億ウォン(約150億~160億円)というこの船の全長は400メートル。仏パリのエッフェル塔(
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