タイの首都バンコクのフアランポーン駅︵2021年6月22日撮影︶。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP ︻9月20日 AFP︼タイの首都バンコクで100年近く玄関口として親しまれてきたフアランポーン︵Hua Lamphong︶駅。イタリアネート様式の柱とステンドグラスが特徴的なこの駅から、絶え間なく鳴り響いていた列車の発着音が間もなく消えようとしている。 フアランポーン駅のサービスの大部分は年内に、バンコクの北に位置するバンスー︵Bang Sue︶の新駅に移される。新駅には、隣国ラオス経由で中国とつながる高速鉄道も乗り入れる計画だ。最近では新型コロナウイルスワクチンの接種会場としても使われた。 新型コロナウイルスの流行で、チャイナタウンに近いフアランポーン駅の廃止は1年延期されたが、移転はほぼ完了している。 新型コロナによる移動規制や外国人観光客の減少により、観光に依存