週刊現代6/28号︵本日発売︶にタイトルに掲げた弟の告白記事が掲載された。22歳の弟は次のように語る。 ﹃被害者・遺族の方々に与えてしまった、想像を絶する苦痛、また、国民の皆さんに与えた不安を取り除くためには、謝罪だけではなく、事件に関して何らかの説明をすることが必要だと思いました“犯人”と同じ屋根の下で過ごした影響を説明することが、今回の凶行を起こした原因をひもとくきっかけになればと思い、この手記を発表することにいたしました﹄ ﹃私の家の恥部をさらすことで、犯人が犯行に及んだ説明の一端になれば……。そのことが現在の私にできるすべてだと思っています﹄ 真摯な姿勢で﹃原因をひもとくきっかけ﹄を提供してくれたのだから、そこから感じることを書いてみたい。 <秋葉原無差別殺傷事件> ★﹁秋葉原通り魔 弟の告白﹂︵前編︶---------------------------- 1.捨てられた兄と救わ