米Novellは12月4日、自社が提供しているオープンソースのオフィス・スイート「OpenOffice.org」で、マイクロソフトの独自フォーマットであるOpen XMLをサポートすると発表した。Open XMLをサポートしたノベル版OpenOffice.orgの提供開始時期は来年1月末。マイクロソフトのオフィス・スイートである「Office 2007」の一般発売とほぼ同時期だ。 11月2日に行われた提携の発表会で、NovellとMicrosoftは、販売、技術開発、特許などの分野で幅広く提携していくことを表明した。両社は、双方のソフトウェアのシームレスな連携を目標の1つとして掲げており、Novellによる今回のOpen XML対応OpenOffice.orgの提供もその一環だ。Novellによると、来年1月に提供を開始する同社版のOpenOffice.orgには、ファイルをOpen XM
NovellとMicrosoftの特許契約をめぐりオープンソース側の批判が強まる中、ペレンス氏がネットで抗議声明を発表。1000件以上の賛同署名が寄せられている。 米NovellとMicrosoftの特許契約をめぐり、オープンソース運動の主導者、ブルース・ペレンス氏がNovellに対する抗議書簡を発表し、ネットで署名を呼び掛けた。寄せられた賛同署名は11月23日現在で1000件を超えている。 ペレンス氏はNovellのホブセピアンCEOに宛てた公開書簡の中で、NovellがMicrosoftと交わした特許契約について「Novellが再販しているソフトの作者と世界中のユーザーに対する裏切り」だと批判した。 「フリーソフトウェアのみならず、世界のソフトウェア経済の80%を構成する中小ソフト企業にとっての脅威を横目に、Novellは金目当てで身勝手な行動を選んだ」とペレンス氏。 Microsof
「NovellがMicrosoftと提携したのは、LinuxによるMicrosoftの知的財産権侵害を認めたもの」とする見方にNovellが反論した。 NovellとMicrosoftの提携をめぐりオープンソースコミュニティーから反発が起きている問題で、Novellは11月20日、この問題について釈明するとともに、Microsoft側の発言に異議を唱える公開書簡を発表した。 公開書簡の中でNovellのロン・ホブセピアンCEOは「LinuxとWindowsが連携できるようにしてほしいとの要望が顧客から寄せられており、今回の提携の結果、LinuxとWindowsの相互運用を強化するオープンソースコードが開発・公開されればLinuxコミュニティーが恩恵を受ける」と説明している。 同社によれば、提携を結ぶにあたり、Novellの関心は互換性の確保と共同販売契約にあったが、Microsoftから特
Novellの最高経営責任者(CEO)は米国時間11月20日、LinuxがMicrosoftの特許を侵害しているとするMicrosoftの主張に異議を唱える文書をオープンソースコミュニティーに公表した。 NovellのRon Hovsepian氏はこの公開書簡のなかで、11月上旬に署名を交わした提携の理論的根拠について概説した。この提携により、MicrosoftはNovellの製品であるSUSE Linuxのユーザーをサポートするとともに法的に保証することになる。両社はまた、製品の互換性実現に向けて協力することにも同意している。 Microsoft CEOのSteve Ballmer氏は先週、Linuxは「われわれが特許を持つ知的財産を利用している」とコメントしたが、Hovsepian氏はこれも問題視している。 MicrosoftとNovellの提携においては、特許問題に関連して両社がそれ
Generative AI will drive a foundational shift for companies — IDC
米Novellは11月9日、.NETデスクトップ・アプリケーションのLinuxへの移植を容易にする開発フレームワーク「Mono」の新バージョンを発表した。 Monoは、Microsoft製のツールを使用している開発者向けに提供される、.NET Frameworkのオープンソース実装である。Windows以外のOSで動作する.NETデスクトップ・アプリケーションの開発を支援するため、Novellが2003年に米Ximanを買収し獲得した。今回リリースされた「Mono 1.2」は、Mono 1.1からおよそ1年ぶりの新バージョンとなる。 Monoプロジェクトのリーダーで、Novellのバイスプレジデント、ミゲル・デ・イカサ氏によれば、Monoの当初の目的は、.NETアプリケーションをLinuxデスクトップで使用できるようにすることだったが、「サーバ・アプリケーションのほうが簡単に開発できること
米Novellは11月9日、Microsoft .NET Frameworkを基盤としたオープンソースの開発プラットフォーム「Mono 1.2」をリリースした。Mono 1.2は、.NETアプリケーションのLinuxへの移植をさらに容易にするため、Microsoft Windows Forms APIを新たにサポートしている。仮想マシンのアップグレード、Javaサポートの強化、パフォーマンス向上、メモリ消費の低減、安定性の向上を実現し、.NET 2.0の多くの機能をサポートするようになったという。 Microsoft .NET開発フレームワークのGUI部分であるWindows Forms APIをサポートするため、MicrosoftベースのクライアントアプリケーションをLinuxに移行するのに要する開発者の時間や手間を大幅に低減できるという。MonoはWebサイトからダウンロードすることが
ノベル(株)は22日、個人ユーザー向けLinux製品の最新版『SUSE Linux 10.1 日本語版』(以下SUSE Linux 10.1)を6月2日に発売すると発表した。3Dグラフィックスユーザーインターフェース(3D GUI)を備えたデスクトップ環境“Xgl”を搭載するほか、不正アプリケーションからの保護ツール、モバイル環境でのネットワーク接続を使いやすくするツールなどを同梱している。価格はオープンプライスで予想実売価格は9240円。またオープンソースコミュニティーである“openSUSE”の開発コミュニティーサイトの日本語版の提供も開始される。 SUSE Linux 10.1は、Linuxカーネルの2.6.16.13をベースに構成されたディストリビューションで、openSUSEウェブサイト上などでダウンロード配信が行なわれている。製品版は6枚のインストールCD-ROMと1枚のインス
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