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日本のサンマの「漁獲量」は20万トンから30万トンほどで推移してきましたが、2015年からは10万トン前後と不漁が続いています。特におととしは8万4000トンと平成以降では最も少なくなりました。 「北太平洋漁業委員会」が管理する北太平洋でサンマを漁獲している国と地域による「漁獲量」は、過去10年はおおむね年間40万トン程度で推移していますが、日本が占める割合は年々、減少しています。 代わって増えているのが、所得の上昇などに伴って魚の消費が増えている中国や台湾で、最近では台湾の「漁獲量」が日本を上回っています。 北太平洋では、1980年代ごろまでは、サンマをとっていたのは日本とロシアだけでしたが、その後、台湾や韓国が取るようになり、7年前からは中国も参入しました。 中国や台湾は、日本の排他的経済水域の外側にあたる公海で大型の漁船を使ってサンマの漁獲を増やしていて、農林水産省では、これによって
今月解禁されたサンマの棒受け網漁の中型船が23日午後、北海道東部の厚岸町の港に戻り初水揚げを行いました。 ただ、全く取れなかった船も多く、漁獲できたサンマの量は去年の初水揚げと比べわずか1%ほどにとどまりました。 北太平洋でのサンマの棒受け網漁は今月10日以降、船の大きさごとに順次、解禁されましたが、小型船が魚群を見つけられず水揚げが全くない状況が続いていました。 こうした中、今月15日に出漁した中型船のうち4隻が23日午後、厚岸町の厚岸港に戻り、このうち1隻が公海で取れたサンマを初水揚げしました。 サンマを漁獲できたのは出漁した12隻のうち4隻だけで、取れた量も合わせて600キロほどと、去年の北海道東部での初水揚げと比べて僅か1%ほどにとどまりました。 漁協によりますと、大きさは平均で体長が25センチほど、重さは110グラム余りと去年よりも小ぶりなものが目立つということです。 サンマはこ
“サバ缶ショック”が広がっています。記録的な不漁を受けて、サバ缶の価格が上昇し、大手水産食品会社は出荷を一時停止したと発表しました。こうした中、全国有数の水揚げを誇る宮城・石巻市では、深刻な悩みを抱えていました。 ◇ 開けてすぐ手軽に食べられるサバ缶は、サラダや味噌汁に入れるなど、自分なりのアレンジで楽しむ人もいるなど、一時のブームで終わらず、食卓に定着しました。 こうした中、水産食品会社・ 極洋は今月3日出荷分から、記録的な不漁などを理由に、サバの缶詰のうち、28品の出荷を一時停止したと発表しました。 出荷一時停止のお知らせを受けて、東京・葛飾区にあるスーパーマルセイのお客さんからは、さまざまな声が聞かれました。 お客さん 「えーそうですか。『(サバ缶を)ちょっと買っておこうかな』という気持ちになります」 「サバって、1年中あって、なじみのあるものですよね。ないと困るなってそんな感じはし
7月15日朝、北海道釧路市で全国で初めて水揚げされた生サンマの競りが行われ、1キロ4万円を超える過去最高値となりました。 サンマはわずか197匹しか獲れず、歴史的不漁です。 今シーズンのサンマ漁は、7月8日から始まり、十勝の広尾漁協所属の船が14日港に戻り初めて水揚げしました。 船員:「まだまだ獲れるといいんだけど。期待してやらないとね」 15日朝早く、釧路市の市場に運ばれたサンマはわずか197匹、重さ20.9キロ…。2018年の742キロ、記録的不漁だった2019年の48.3キロの半分以下となりました。 この歴史的不漁から、競りでは1キロあたり4万1040円の過去最高値で落札されました。 マルサ笹谷商店 専務:「新型コロナウイルスで消費的にはかなり厳しい状態ではあった。北海道から明るいニュースを届けたいと思って買いました」 サンマは釧路のほか、札幌や関東に出荷されます。
北海道のスルメイカ漁は今シーズン記録的な不漁が続いていて、漁が解禁されたことし6月から先月までの函館市の水揚げ量は、450トン余りと統計が残る2005年以降、最も少なくなっています。 ことし6月に解禁された北海道のスルメイカ漁について函館市は、市営の市場での取り扱い量をもとに水揚げ量をまとめました。 それによりますと、先月末までの生のスルメイカの水揚げ量は458トンで、去年の同じ時期より330トン、率にして42%減って統計が残る2005年以降、最も少なくなっています。 その結果、1キロ当たりの取り引き価格は平均911円で、去年の同じ時期と比べて219円上昇しています。 イカの生態に詳しい「函館頭足類科学研究所」の桜井泰憲所長は「例年よりも海水温の高い状態が続いたことが記録的な不漁の原因の1つだとみられる。今後も一定の水揚げは見込めるが、大幅な回復は望めないだろう」と話しています。 また、石
ことしも不漁が続くサンマ。本州一のサンマの水揚げ量を誇る岩手県大船渡市では「初さんま祭」が開かれましたが、不漁で水揚げが間に合わず、生のサンマではなく冷凍サンマの炭火焼きがふるまわれました。 大船渡市の「初さんま祭」は復興支援への感謝を伝えようと東日本大震災の2年後から地元の水産会社などが始め、毎年、初物のサンマの炭火焼きがふるまわれてきました。 しかし、ことしは不漁で例年より遠い北太平洋の公海で漁を行っているため、水揚げが祭りの開催に間に合わず、去年の冷凍サンマだけで対応することになりました。 それでも会場は多くの人でにぎわい、解凍されたサンマが炭火でじっくりと焼かれ無料でふるまわれました。 当初、祭りまでに水揚げを予定していた漁船は、27日、大船渡漁港で水揚げする見通しで、会場では、そのサンマの予約が受け付けられ人気を集めていました。 家族で訪れた釜石市の30代の男性は「冷凍のサンマだ
“サバ缶ショック”が広がっています。記録的な不漁を受けて、サバ缶の価格が上昇し、大手水産食品会社は出荷を一時停止したと発表しました。こうした中、全国有数の水揚げを誇る宮城・石巻市では、深刻な悩みを抱えていました。 ◇ 開けてすぐ手軽に食べられるサバ缶は、サラダや味噌汁に入れるなど、自分なりのアレンジで楽しむ人もいるなど、一時のブームで終わらず、食卓に定着しました。 こうした中、水産食品会社・ 極洋は今月3日出荷分から、記録的な不漁などを理由に、サバの缶詰のうち、28品の出荷を一時停止したと発表しました。 出荷一時停止のお知らせを受けて、東京・葛飾区にあるスーパーマルセイのお客さんからは、さまざまな声が聞かれました。 お客さん 「えーそうですか。『(サバ缶を)ちょっと買っておこうかな』という気持ちになります」 「サバって、1年中あって、なじみのあるものですよね。ないと困るなってそんな感じはし
Close-Up Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 秋の味覚サンマが大不漁だ。漁獲量は例年の7分の1。市場の取引価格も昨年の倍以上と高騰し、外食業界もサンマメニューの発売延期など対応に迫られている。そうした中で、一部の飲食店は「生サンマ」を提供できている。明暗を分けたのは何か。(ダイヤモンド編集部 山本興陽) サンマ不漁 例年の7分の1以下 1キロ642円と市場取引価格は昨年の倍以上 秋の味覚が大ピンチ――。 8月に解禁となったサンマ漁が記録的な大不振に陥っている。漁業情報サービスセンターによると、8月の全国のサンマ漁獲量は1008トンと、例年の7分の1以下。1キログラムあたりの市場取引価格は642円と昨年(316円)の倍以上となっており、家計に影響を与え
IPCC=気候変動に関する政府間パネルの報告書では「大気や海洋などの広い範囲で急速な変化が起こっている」とした上で、漁業など食料生産にも悪影響が及んでいるとされ、日本では、食卓になじみの深いサンマの不漁の原因のひとつに地球温暖化の影響が指摘されています。 海水温の上昇による魚への影響について東京海洋大学名誉博士のさかなクンが“魚の気持ち”を解説しました。 Q.日本でサンマの水揚げが減ってる理由は? A. 私たちがずっと親しんできました、サンマちゃん。 まず姿はとってもほっそりしたお魚で、まさにお魚らしい流線型、これは常に旅する回遊魚ってことなんですね。 私たち人間は恒温動物で体が常にぽかぽか温かい状態を保っていますが、お魚は変温動物で、適水温はおよそ10度くらいから15度くらいと言われています。 日本近海では冬から春は、ちょうどこのぐらいの水温が比較的南の方なんですね。 だんだん温かくなる
先月のサンマの取り引き価格は、記録的な不漁の影響で1キロ当たり1300円を超え、去年の2倍近い、過去最高の水準になったことが分かりました。 8月の漁獲量は、おととしは8800トンを超えましたが、去年は911トンと大幅に減少しました。 ことしの166トンは、去年の18%にとどまり過去最少です。 品薄の影響でサンマの価格は大きく上がり、水揚げした主な港で取り引きされる1キロ当たりの平均価格は、記録が残っている中で、初めて1000円を超え1343円となりました。 8月の価格としては2年前の4.3倍、去年の1.9倍に当たります。 例年、サンマの価格はシーズンが始まる8月に最も高く、漁獲量が増える秋以降、下がる傾向にあります。 今後の価格は漁獲量に左右されますが、水産庁は北海道から茨城にかけての日本近海に来るサンマの量は、ことしいっぱい極めて低調に推移するとみています。 この原因について水産庁は、日
毎年3月ごろになると、兵庫県では地元の新聞やテレビに必ず取り上げられるニュースがあります。瀬戸内海のイカナゴ漁の解禁です。この数年は不漁で、そのたびに大きく報道されています。去年、神戸に異動してきた私は「ことしもどうも不漁らしい」という話を聞き、心配する人たちの真剣な様子を見て興味を持ちました。県外ではあまり聞かない魚、イカナゴ。その不漁が、なぜ大きなニュースになるのか。取材を始めると、海をめぐる深い問題と長い歴史、それに県民の熱い愛が見えてきました。(神戸放送局記者 初田直樹) イカナゴは最大で20センチほどに成長する小魚です。アジアやヨーロッパのほかアラスカまで世界中に分布します。日本では瀬戸内海や北海道の北部、それに宮城県から茨城県の沿岸に特に多く生息しています。 1月ごろにふ化すると、毎年2月下旬から3月上旬ごろに体長が4センチほどの稚魚「シンコ」に育ちます。 この大きさになるころ
魚が取れないのは地球温暖化が一因――。政府が気候変動を意識した漁業対策の策定に本格的に乗り出す。乱獲防止が主眼だったこれまでの水産行政から転換し、地球温暖化を見据えた対策作りに軸足を移す。あらゆる産業セクターで温室効果ガス削減を求められる中、漁業の世界でも「脱炭素」が加速しそうだ。 「海の中で大激変が起きている」。水産庁の幹部は、近年の温暖化の影響について、こう語気を強める。気象庁によると、日本近海の海面水温(年平均)は2020年までの100年間で1・16度上昇した。日本に近い大陸の内陸部の気温上昇率が大きく、その影響を受けている可能性があるといい、世界全体の海面水温の上昇幅(0・56度)を上回っている。 これに伴い、海中の温度も上昇している。気温の上昇は農作物の生産にも影響するが、水産庁幹部は「気温と水温では『1度上昇』の重みが全く違う」と指摘。温暖化に伴う環境変化を踏まえた漁業政策に転
IPCC=気候変動に関する政府間パネルの報告書では「大気や海洋などの広い範囲で急速な変化が起こっている」としたうえで、漁業など食料生産にも悪影響が及んでいるとされています。こうした中、日本では、食卓になじみの深いサンマの不漁の原因の一つに地球温暖化の影響が指摘されています。 さんまの漁業者の業界団体、「全国さんま棒受網漁業協同組合」によりますと、去年、全国の港に水揚げされたサンマは1万7910トンで、記録の残る1961年以降で最も少なく、豊漁だった2008年の34万3225トンと比べ、わずか5%に減少しています。 かつて水揚げ全国1位を記録したことがある千葉県の銚子漁港では1950年以降で初めて「ゼロ」となりました。 こうしたサンマの記録的な不漁について水産庁の検討会は不漁の原因として、サンマ自体の数の減少とともに温暖化による海水温の上昇や、潮流の変化の影響を受けて「漁場の沖合化」が進んで
株式会社さかなプロダクション代表取締役、東京海洋大学非常勤講師。1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院で修士取得。2006年からは魚好きのコミュニティ「さかなの会」を主宰。ふるさと納税の魚介類を紹介する専門家の第一人者でもあり、漁業ドラマ「ファーストペンギン!」では監修も務めるなど、メディアで食としての魚を分かりやすく伝えている。著書に『魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める本』がある。 News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 秋も深まり、サンマがおいしい季節となりま
1隻でサンマもイワシも 不漁対策、「脱専業」提言―水産庁検討会 2021年06月04日19時16分 【図解】サンマ、スルメイカ、サケの漁獲量 水産庁の「不漁問題に関する検討会」は4日、漁獲量が近年急減しているサンマ、スルメイカ、サケの不漁対策の方向性を示す報告書をまとめた。漁業経営の維持へ、1隻の漁船で1種類の魚を漁獲する専業的漁業から脱却し、資源量が増えているマイワシなど、複数の魚を狙う操業形態への転換を促すことが対策の柱。水産庁は具体的な支援策を詰める。 カツオ、今年はお手頃に 脂乗った上質魚が豊漁 報告書は、3魚種の不漁の要因に地球温暖化の進行などを挙げた。不漁が特に深刻なのはサンマとスルメイカ。2019年の漁獲量は、サンマが約4万6000トン、スルメイカが約4万トンと、いずれも最盛期から9割以上減り、過去最低水準にある。 水産庁は魚種ごとに漁獲上限を設けて資源管理の徹底を図ってはい
富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が3月1日に解禁されましたが、初日の水揚げは59匹にとどまり、記録的な不漁となりました。 富山湾のホタルイカ漁は毎年3月1日が解禁日です。 例年、富山県内で水揚げ量が最も多い滑川漁港では、1日朝4時ごろ、大小6隻の漁船が沖合に仕掛けた定置網に向けて出発しました。 定置網に到着して漁業者が網を引きあげると、体長数センチの青白い幻想的な光を放つホタルイカが姿を見せました。 1日、朝の漁は6か所の定置網でおよそ2時間行われましたが、水揚げは59匹にとどまりました。 滑川漁港によりますと、初日の水揚げ量は年によってばらつきがありますが、統計がある平成20年以降では最も少なく、記録的な不漁だということです。 このあと漁港で行われた入札では、この59匹が1万1000円で落札され、初日としては高値での取り引きでした。 滑川漁業協同組合の水橋一仁副組合長は「わずか59匹
山口県萩市沖の日本海で8月中旬からイカの不漁が続いている。猛暑で海水温が上がり、イカが育たなかったことが原因とみられ、同市の須佐漁港で7月から土・日曜に開かれていたブランドケンサキイカ「須佐男命(みこと)いか」の直売市は中止が続く。今月29日に予定されていた「須佐 男命いか祭り」も中止が決まり、地元の漁師からは「来年も不漁が続けば生活できなくなる」と不安の声が上がる。【遠藤雅彦】 直売市では水槽で泳ぐ新鮮なイカを100グラム290円(税込み)と小売りの2~3割安く販売し、整理券配布が始まる午前8時半から長い行列ができる。しかしイカがほぼ取れない状態が続き、8月11日を最後に開かれていない。県漁協須佐一本釣船団長の一木清久さん(66)は「50年漁師をやっているが、ここまでの不漁は初めて」と声を落とす。 「いか祭り」では直売市の他に、購入したイカを干すスルメ作りや、水槽でイカやマダイを泳がせ、
ことしも深刻な不漁が見込まれる北太平洋のサンマ漁で、10トン以上の小型船による棒受け網漁が解禁され、北海道根室市などの港から漁船が出発しました。 北太平洋のサンマの棒受け網漁は、10日に10トン以上20トン未満の小型船で解禁されましたが、しけのため出漁を延期していました。 12日は天候が回復し、サンマの水揚げ量が全国一の根室市の花咲港では氷や食料などを積み込んだ後、2隻が漁場に向けて出発しました。 「水産研究・教育機構」が7月下旬に示した見通しでは、日本近海などの漁場に来るサンマの量は過去最低だった去年を上回るものの、おととしを下回り、引き続き低い水準にとどまるとしています。 ことしも、特に漁期の前半に深刻な不漁が予想され、各漁協によりますと、12日に道東の港から漁に出た小型船は去年の初出漁と比べて8隻少ない、合わせて4隻にとどまったということです。 船頭の30代の男性は「サンマがいるかい
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デイリー新潮 @dailyshincho 新潮社のニュースサイト「デイリー新潮」の公式アカウント。「週刊新潮」が発信する最新の話題に加え、WEB取材班によるオリジナル記事も掲載しています。 【情報提供】bit.ly/3ZmiVZ6 【取材用アカウント】@daily_shincho【twitterポリシー】bit.ly/2pkAgBz dailyshincho.jp デイリー新潮 @dailyshincho 秋の味覚「サンマ」の大不漁 たとえ「禁漁」しても漁獲高が回復しない深い理由 dailyshincho.jp/article/2022/0… 近年、水揚げは急激に減り、値段が高いばかりか、身が細くて物足りない #サンマ ばかりが店頭に並ぶ。有効な対策も見えてこない。このまま「幻の魚」となって、姿を消してしまうのか。 2022-09-13 11:00:04
7月30日は「土用のうしの日」です。 ことしは、稚魚の不漁や物流コストの上昇などで、国産のうなぎは高値が続いていて、小売店では割安な中国産の取り扱いがさらに増えるのではないかとみられています。 総務省の統計によりますと、東京23区での国産うなぎのかば焼きの6月の小売価格は、100グラム当たり1455円でした。 これは、去年の同じ月と比べて169円、率にして13%高くなりました。 流通量の多くを占める養殖のうなぎは、稚魚を半年から1年程度、池で育ててから出荷します。 水産庁によりますと、国内での稚魚の漁獲量の減少で、稚魚の取引価格は上昇していて、ことしは1キロ当たり250万円と、去年より30万円値上がりし、養殖するうなぎの量も低い水準にとどまっています。 卸売業者によりますと、こうした稚魚の価格高騰や養殖する量の低迷に加え、輸送コストの上昇などもうなぎの値上がりにつながっているということで、
【函館】中国漁船の日本海での違法操業によるスルメイカの乱獲が、イカの街・函館に影を落としている。国立研究開発法人水産研究・教育機構(横浜)は、中国漁船が毎年15万トン漁獲していると推計。日本漁船による昨年度の漁獲量の10倍以上に当たる。函館港での水揚げは近年急減し、終盤を迎えた今季も過去最低水準の不漁で、専門家は「津軽海峡へ北上するイカが先取りされている」と指摘する。 ■大和堆に侵入 「日本漁船が操業している海域の西側で中国漁船が乱獲し、日本側に来るのを止めてしまっている」。11月下旬、中型船で約40トンを水揚げした函館市内の男性船長(68)は嘆いた。好漁場の大和堆(やまとたい)周辺で漁を行っているが、漁獲量は5年前の半分に満たない。水揚げはもともと月1回ほどだったが、この日は2カ月ぶりで「(漁模様は)苦しいなんてものじゃない」。 日本の排他的経済水域(EEZ)内にある大和堆では、中国漁船
大和堆周辺で、退去警告後も日本のEEZにとどまる中国漁船(左)に対し、放水する水産庁の漁業取締船=9月(水産庁提供) 【函館】中国漁船の日本海での違法操業によるスルメイカの乱獲が、イカの街・函館に影を落としている。国立研究開発法人水産研究・教育機構(横浜)は、中国漁船が毎年15万トン漁獲していると推計。日本漁船による昨年度の漁獲量の10倍以上に当たる。函館港での水揚げは近年急減し、終盤を迎えた今季も過去最低水準の不漁で、専門家は「津軽海峡へ北上するイカが先取りされている」と指摘する。 「日本漁船が操業している海域の西側で中国漁船が乱獲し、日本側に来るのを止めてしまっている」。11月下旬、中型船で約40トンを水揚げした函館市内の男性船長(68)は嘆いた。好漁場の大和堆(やまとたい)周辺で漁を行っているが、漁獲量は5年前の半分に満たない。水揚げはもともと月1回ほどだったが、この日は2カ月ぶりで
秋の味覚、新サンマ、ことしはもう召し上がりましたか?まだという方が多いのではないでしょうか。ニュースでは「不漁」の報道が目立ちます。ことしもサンマはとれないのか、経済部で水産業の取材を担当している岡谷宏基記者に聞いてみます! 今は8月下旬。例年、この時期は新サンマが店頭に並びますが、ことしは出始めが遅く、量が少なく、価格が高いという、サンマ三重苦のような状況です。 もう少し詳しく言いますと、サンマの漁は、例年8月上旬から、船の大きさごとにスタートします。はじめにスタートした小型船の漁獲は、なんと、ほぼゼロ。その後にスタートした中型船も水揚げ量が非常に少ない異例の状況でした。 そして8月26日には、全国一のサンマの水揚げを誇る北海道根室市の花咲港に、大型船の初めての水揚げがありました。ようやくまとまった量があがりましたが、水揚げ量は去年よりも少ない状態にとどまっています。1週間ほどかけて、北
全国有数のスルメイカの水揚げを誇る北海道函館市ではさまざまなイカ料理をふるまう恒例の「函館いか祭り」が5日から始まりましたが、記録的な不漁のため、呼び物の一つ取りたてのイカの即売会は中止となりました。 「函館いか祭り」は特産のスルメイカをPRしようと函館市や飲食店などが開き、ことしで6回目の開催となります。 JR函館駅近くの会場にはイカめしや丸焼きなどイカ料理を販売する出店が並び、朝からにぎわっています。 市内に住む73歳の女性は「イカが不漁でなかなか食べられないので、祭りを楽しみに来ました。とてもおいしいです」と話していました。 ただ、函館市のスルメイカ漁は記録的な不漁です。6月に解禁後、先月末までの水揚げは市営の市場の取扱量で337トンと、統計の残る平成17年以降、最も少なくなっています。 このため、祭りでも呼び物の1つの水揚げされたばかりのイカの即売会が初めて中止となりました。 函館
日本海で違法にイカ釣り漁をしている北朝鮮の漁船に異変が起きている。6月下旬以降、その数が激減し、海域を警備する海上保安庁や水産庁が退去を求め警告することも少なくなった。「記憶にない」(漁業関係者)というほどの不漁で漁場を移した可能性があるとみられる。 北朝鮮の漁船が操業しているのは、「大和(やまと)堆(たい)」と呼ばれる日本の排他的経済水域(EEZ)内だ。大和堆は、石川県の能登半島沖北西約300キロにあり、周囲よりも浅くなっている場所。スルメイカの好漁場として知られている。 2016年秋ごろから、この海域で北朝鮮の漁船による違法操業が急増したため、17年からは海保や水産庁が警戒にあたっている。 海保によると、6~7月は北朝鮮船が増える時期で、退去を警告する件数も昨年までは特に多かった。今年も、6月中旬までは昨年とほぼ同じペースだったものの、下旬になってこの海域に現れる北朝鮮の船が急に減り、
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