「在特会は在日特権をなくすために活動する組織」。文書でこう回答していたことを明らかにされると、山谷大臣はうろたえた。=25日夕、日本外国特派員協会 写真:筆者= 驚愕の記者会見が世界に向けて発信された。警察行政のトップが、ヨーロッパなどでは犯罪にあたるヘイトスピーチを繰り広げる団体の言い分をそのまま使ってしまったのだ。 山谷えり子・国家公安委員長兼拉致問題担当相は、TBSラジオ番組の質問に対して「在特会については在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼らに付与されている『特別永住資格』の廃止を主張するなど、『在日特権』をなくすことを目的として活動している組織と承知している」と文書で回答していたことが分かった。 きょう、日本外国特派員協会で開かれた山谷大臣の記者会見でTBSラジオ番組のプロデューサーが明らかにした。 在特会(在日特権を許さない市民の会)のヘイトスピーチをめぐっては、国連人
「在日特権を許さない市民の会(在特会)」幹部と写真に収まっていたことが、本誌報道で発覚した山谷えり子国家公安委員長。取材に山谷氏が「ザイトクカイって何ですか?」と答えたことで、担当大臣としての適格性を疑問視する声があがっているが、山谷氏は9月25日、日本外国特派員協会で、次のように本誌報道を否定した。 「週刊誌のやりとりに関しましては、事実ではございません」 「(在特会を)知らなかったとは言っておりません」 しかし、山谷氏と本誌記者とのやりとりは次のようなものだった。 ――取材をしたいことがありまして。在特会の増木(重夫)さんのことで取材をしているもんですから。 「何ですか? ザイトクカイって」 ――ヘイトスピーチで、警察庁も報告書を出しているような問題団体とされているんです。そのかた、増木さんと大臣が一緒に写った写真というのがホームページに載っていまして、その確認を……。 「はあ……。私
自民党の安倍内閣からスタートした教育再生の諸施策が、政権交代で次々と方向転換されようとしている。 戦後5大長時間審議といわれた審議の末、教育基本法改正、教育再生3法の成立、学習指導要領改定、教員免許更新制や道徳教育の充実が図られた。全国学力調査も含めて、世論調査で7〜8割の国民が賛成した教育再生政策であった。 日教組の反対で43年間実施できなかった全国学力テストは、3年連続で実施され、成績が低迷していた各県で補習などの取り組みが始まり、地域間格差が縮む傾向にある。 にもかかわらず全員参加型調査を民主党政権ではやめる方向にするという。始まったばかりの教員免許更新制は、先生の資質向上を図り、不適格な先生は教壇に立たせないようにして子供を守るものだが、これも民主党の支援団体の日教組の主張通りに廃止されるといわれている。 “無駄の撲滅”は大切だが、国民の共感を無視し、国会審議をせずに「無駄」と断ず
2017年4月、自民党の北朝鮮による拉致問題対策本部・山谷えり子本部長から申し入れ書を受け取る安倍晋三首相。右は加藤勝信拉致問題担当相(いずれも当時) 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についてかねて指摘されていた、自民党の山谷えり子元拉致問題担当相。9月8日に党が、旧統一教会と関係があった議員について氏名を公表した資料には名前がなかった。しかし、以前、国政選挙で山谷氏の事務所に応援に入ったという元信者の記録を見ると、関係が深いとすら思えるのだが。 山谷氏は現職の参議院議員(比例区)。旧統一教会の友好団体が発行する「世界日報」に登場したり、過去の選挙で重点候補として支援を受けていたりしたと、8月初旬にメディアで報じられた。 旧統一教会を長く取材しているジャーナリストで前参院議員の有田芳生氏も、 「山谷えり子さんは統一教会の重点候補でした。長い長い付き合いがあることは、多くの信者たち
(1)に戻る民主党の影に日教組あり 【早寝早起きは憲法違反?】 −−教科書が変わってしまいますね。 「再来年の教科書の中学の部が来年3月が執筆締め切りなんです。で、今執筆者は、微妙な部分を空欄にして執筆をストップしていると思いますよ。どっちの政権になるかによって、教科書の表現がかわるから。やっと今度ね、北方領土や竹島など、領土問題を、きちんと教えるということを、新学習指導要領にやっと今回書いたんですよ。それが、また書き換えられるかもしれない」 「なぜ、正直・親切・勤勉・親孝行・チャレンジ精神教えちゃいけないんですか、って日教組幹部の方に聞いたことがあるんです。そしたら、ザ・価値観の押し付けになるからいけないっていうんです。それで、日教組のシンクタンク(国民教育文化総合研究所)のホームページをみたら、早寝早起き朝ご飯も憲法違反って書いてあるんですよ。なんでかな、と思ったら、憲法は思想信条の自
拉致問題解決のためにアメリカの協力を求めてワシントンDCまで行ったついでに、竹本直一、古屋圭司衆院議員と山谷えり子、塚田一郎参院議員ら4人の自民党議員がニュージャージー州パリセーズパーク(Palisades Park)市の市庁舎に押しかけました。 パリセーズパーク市は人口約2万人の小さな町で、韓国系アメリカ人が多く居住しています。当然韓国の話題に敏感で、韓国人に多くの被害者がいる従軍慰安婦問題にも関心を持っている人が多いようです。 そういった関心のある中で、日本軍慰安婦追悼碑がパリセーズパーク市の公立図書館前に建設されました。 右翼で歴史修正主義者でもある竹本議員、古屋議員、山谷議員、塚田議員の4名がパリセーズパーク市の市庁舎に押しかけた目的は、市長に圧力をかけて慰安婦追悼碑を撤去させようと言うものです。この手の人たちは、今までさんざん日本の教科書に文句言うな、内政干渉だ、と主張してきたは
政権交代で拉致問題後退? 自民党、民主党のマニフェストが出そろい、政策選択選挙が始まる。風向きは民主党の方に吹いているようだが、民主党の大きな支持母体といえば日教組(日本教職員組合)。かつて北朝鮮を礼賛し、今も社会主義的イデオロギーを強く持つことで知られる。政権交代したら、対北朝鮮政策や拉致問題解決はどうなるのか。日本の教育現場はどう変わるのか。安倍、福田内閣では教育再生担当の首相補佐官をつとめ、現在は自民党拉致問題対策特命委員会事務局長である山谷えり子・自民党女性局長は強い危機感をもって、日教組の影響力を甘くみてはいけないと警告する。(政治部 福島香織) 【北朝鮮に友好的な政党】 −−解散で北朝鮮の船舶貨物検査法案が廃案になりがっかりでした。民主党マニフェストを見ると、対北朝鮮の姿勢は自民党と同じ方向性なのだから、民主党は審議拒否する必要なかったのにと思います。 「民主党は、政局として審
ネット上の百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」に掲載されていた山谷えり子参議院議員の項目が、大きく変えられた。だれの仕業か分かっていないが、ネット上では議員に「都合が悪いこと」が消されたではないか、と捉え、議員自身か周辺が改変したとの見方も出ている。 改変は、2006年5月10日から9月5日の期間で、20回以上に及ぶ。ウィキペディアは、誰でも編集できると同時に、編集した者のIPアドレス(識別番号)が表示される。これによって、ドメイン名(インターネット上の住所)「sangiin.go.jp」が判明、参議院経由で編集されたことが明らかになった。 都合の悪い記述を削除? それでは、実際に改変したのはだれか。 ウィキペディアの編集者が編集方針を議論する「ノート」という項目では、次のように記されている。 「山谷えり子さん本人が書き込んでるみたいですね 他人の書き込みを消すなら。どこが間違
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