cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
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ガンを発症したことを公表して以来、たくさんの人生相談に答える 「他人に判断をゆだねてきた人は、死の間際で後悔する」幡野広志に聞く“悩みに答えを出す方法” 写真家・幡野広志さん。 2017年にガン(多発性骨髄腫)を発症した後、自身がガン患者であることを公表した幡野さんのもとには、応援のメッセージだけでなく… 「家庭のある人の子どもを産みたい」「自殺したい」「子どもを虐待してしまう」 など、たくさんの人生相談が届いたそうです。 それらに答える連載「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」(cakes)は、幡野さんの歯に衣着せぬ言葉が反響を呼び、2月には書籍化。 でも…できれば人に頼ることなく、自分自身で悩みを解決したいもの。どうすれば幡野さんのように、ズバッと「自分なりの答え」を出すことができるんだろう…? そこで今回は、「自身は悩むということがあまりない」と話す幡野さんに、“セルフ人生相談”の
「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために」 (幡野広志著、ポプラ社) Over View 広告関係や狩猟(現在は撮影していません)の写真を撮影している写真家の幡野広志さんは、2年前に血液のがんである多発性骨髄腫と診断されました。5年生存率が3割以下だといわれている悪性のがんです。最初に身体の異変に気づいたのは2017年3月のことでした。背中から腰にかけて妙な痛みを感じるようになったのです。 当初は整形外科に行きましたが「帯状疱疹」と診断され、内科医でも同じ内容の診断が下されました。しかし、10日ほどで治る筈の病状は変わらず、痛みは増す一方でした。痛みが激痛に変わった時、幡野さんは総合病院でMRIなどの精密検査を受けます。 最初の異変に気づいてから8か月後、痛みの原因が判明したのです。「『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』」(ポプラ社)は、がんの告知を受けても後悔はな
「安楽死制度に賛成・反対という議論は、もう意味がないと思っているんですよ」 8月のある日、八重洲ブックセンターにて、幡野さんと対談を行った。 『がんを抱えて、自分らしく生きたい』刊行記念の対談だ。 八重洲ブックセンターには初めて足を踏み入れたのだが、入り口すぐのところに私と幡野さんの特設コーナーを作ってくれていてありがたかった。こういう細かい演出に心が温まる。 対談の会場は100名ほどのお客さんで超満員。 「対談って、この壁の前で待っている時が一番緊張しますよね」 と語る幡野さん。確かにそうだ。そして今日は打ち合わせもしていなかったのでなおさらだ。 「何から話しましょうかね」 「私の本の記念対談なんで、まずは幡野さんの感想からお聞きしましょうかね」 っていうゆるい感じでトークは始まった。 終末期鎮静前の10日間は無駄だったのか その中で、幡野さんの友達だったというある女性の話になった。 私
不妊治療での経験から、割り切れない感情を抱いている今回の相談者。不妊治療とがん治療の共通点から、奇跡と希望について幡野広志さんが答えます。 ※幡野広志さんへ相談を募集しています。専用フォーム(匿名可)からご応募ください。 31歳のとき、不妊治療の末に授かった男の子を死産しました。 体外受精まで進んでも結果が出ないなかでの自然妊娠でした。 その後、仕事をやめて治療に専念しましたが、妊娠することはできないまま、35歳になりました。治療期間は8年、費用はトータルで1000万にも及び、そろそろ終了しなければならない、すべてやり尽くしてしまった、そんな気持ちです。 精神的にも疲れました。ここまでなんだか色々なものを失いました。 喪失感を、治療を頑張ることで、先への希望で埋めてきたのです。 夫との仲は良好で、この先2人でもやっていける、と言ってくれます。 でもなかなか元気が出ず、今でも塞ぎ込むことが多
浅生鴨さんと田中泰延さんと永田泰大さんと古賀史健さんが帯広で本をうる旅をするというのを出発する一週間前に知った。おもしろそうなのでちょっと予定を調整してカメラを片手にぼくも遊びにいった。 つい最近あたらしいカメラを買った。 ライカのQ2というカメラだ、いまのカメラは性能はほぼ横並びなので、何を使ってもおなじ写真を撮れる。だからこそ性能に左右されずに使いたいカメラを選べる時代になった。 カメラというのは車の運転と同じで、運転方法を学べばどんな車でも運転できる。あとは自分の好きな車やライフスタイルにあった車を選べばいいのだ。カメラの選び方は車の選び方にとてもよく似ている。 そして車を買ったら運転してどこかに旅に行きたくなるように、カメラを買うと写真を撮りにどこかに旅に行きたくなるのだ。 北海道に向かった日は台風15号が関東に直撃した日の朝だった。 JRはほぼ全線で運休か遅延や減線。八王子から東
<a href="http://archive.today/VVhjz"> <img style="width:300px;height:200px;background-color:white" src="https://archive.is/VVhjz/74f15834aa6e7a3474be74e50ed4762a685be156/scr.png"><br> 友達に恵まれることは、とても幸せなこと|幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。|幡野広志|cakes(ケイクス)<br> アーカイブされた 2021年4月26日 07:00:05 UTC </a> {{cite web | title = 友達に恵まれることは、とても幸せなこと|幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。|幡野広志|cakes(ケイクス) | url = https://cakes.mu/posts/33642 | da
コンテンツ有料配信サイト「cakes」上で、ドメスティックバイオレンス(DV)に悩む女性を傷つけるようなコラムを掲載した問題で、同サイトの運営会社「note」(東京都港区)は2020年10月27日、再発防止策を公表した。 「大袈裟にいったらダメだよ」 問題のコラムは、写真家・幡野広志氏の連載の最新回だ。読者から募った相談に幡野氏が答える形式で、連載は20年2月に書籍化もされた。 10月19日配信の最新回のタイトルは「大袈裟もウソも信用を失うから結果として損するよ」。相談者は夫からのDVやモラルハラスメント(モラハラ)に悩む女性だった。 「食事や掃除、子育てについて毎日何度もダメ出しをされ、深夜だろうが叩き起こされやり直しました。そんな生活が何ヶ月も続き、嫌気がさして実家に帰ろうとすれば主人の実家に引きずっていかれ、数時間にわたる義父からの説教」――。悲痛なメッセージは1400字超にもおよん
息子が生まれた日が雨だったから、ぼくは雨の日が好きなのだ。いまでも雨の日に一人で車を運転していると、息子が生まれた日のことを思い出す。ブレーキランプに照らされたフロントガラスの赤い雨粒が、ぼくにとっては思い出だ。今日は雨だけど、雨の日は何年たっても今日のことを思い出せるんだよと伝えた。 (幡野広志『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』ポプラ社、2023) こんにちは。先日、オリパラ教育のプロフェッショナルを授業に招き、ネット型ゲームを楽しみました。総合的な学習の時間と体育をメインに、昨年度からずっとかかわっている大学の先生です。いい意味で、子どもたちもすっかり「友達」感覚。やはり、継続に勝る人間関係はありません。そして、人間関係に勝る教育効果はありません。すなわち、推移律でいえば、継続に勝る教育効果はないということです。 こんな体育はイヤだっていう体育はある? ネット型ゲームに入
コンテンツ配信サイト「cakes」上で公開されている写真家の幡野広志さんによる人生相談連載「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」で、4月26日に公開された最新記事が物議をかもしている。 記事は数時間で閲覧できない状態になり、cakesを運営するnote株式会社は4月27日、ハフポスト日本版の取材に「編集部の判断で削除しました」と回答した。 記事で取り上げられていたのは、相談者の幼馴染である女子中学生が性暴力や児童虐待を受けている可能性がある内容の相談だったが、相談窓口は紹介せず、「友達自身が気づいて成長していかないといけない」などとしたことに大きな批判が集まった。 この連載では2020年10月にDV被害者からの相談を「嘘」や「大袈裟」と指摘し、その後削除・謝罪。DVについて学ぶ連載も行った経緯がある。 相談内容は14歳の幼馴染について。性暴力や虐待に関する記述も「友達に恵まれることは、と
2017年末に余命3年の末期癌と宣告された写真家の幡野広志さん。この連載は、3歳の息子と妻をもつ37歳の一人の写真家による、妻へのラブレター。 爽快感・風量・視線10倍増し 外車のオープンカーを購入した。まだ納車されて一週間ほどしかたっていない。 外車のオープンカーってちょっとイヤミな成金っぽい感じがするけど、成金って歩が敵陣にはいって金に昇格するってことで、キングダム的ないい話なんだけどね。 そもそも中古で購入したので新車の軽自動車よりも安い。新車の軽自動車が街中を走行していてもなんともおもわないのに、なんでオープンカーだとちょっとイヤミな感じがしてしまうのだろう。 もしかしたら屋根がないと、謙虚さまでないように見えるのかもしれない。 オープンカーを運転してる人ってだいたいスカしたサングラスしているけど、あれは眩しいだけだ。だって屋根がないから。 そして交差点を曲るときは歩行者から野生の
山形を盛り上げ、好きな人と結婚し、有名になりたい 田中泰延氏(以下、田中):はい、では次の方です! 3人目の方、早稲田大学3年、岡田大毅さん。いらっしゃいませ。 (会場拍手) 岡田大毅さん、夢が3つある。「1、山形を盛り上げること」。 幡野広志氏(以下、幡野):ほほう(笑)。 田中:「2、好きな人と結婚すること」。 幡野:いいことだ。 田中:「3、有名になること」。 幡野:これもいいことだ。 田中:「この3つを達成させるために、PRの手法を学んでいる。中でも今年から就職活動が始まるので、就職とも直結することをおうかがいしたい。30歳で地元に帰り、山形をPRする仕事に就きたい。県知事、市長など」。でかい(笑)。 幡野:県知事はPRの仕事なんですかね、違うんじゃないかな(笑)。 (会場笑) 県知事ってPR業かなぁ、観光大使みたいなのじゃないですか(笑)。 田中:「その前にさまざまな経験を積みた
熊本の被災地へ取材にいってきた。取材という名目だけどどこかの新聞社や出版社から依頼があったわけじゃない。写真の使い道はせいぜいnoteかなぁというぐらいの自費取材だ。 ぼくは写真家だけど報道を専門としているわけじゃない(いちばん勉強したのはスタジオでの広告商品撮影だ)日本のマスコミ報道のありかたや、報道写真にも疑問を感じている。それはこのコロナ渦でより強く感じた。 だったらマスコミに頼らずに自分の目でみて、それを伝えればいいとおもっただけだ。ぼくはタダ働きはしないタイプの病人だけど、本当にやりたいことはお金をもらわなくても、お金を支払ってでもやりたいものだ。 いままでにいろんな被災地を訪れた。だけど河川が氾濫した被災地ははじめての経験だった。津波や地震と違うところは、河川の水が流れ込んだ地域のみが被害を受けているということだ。 津波であれば、波の被害がなくとも揺れの被害がある。 大雨の被災
2020年2月、写真家の幡野広志さんの cakesでの悩み相談の連載をまとめた本 『なんで僕に聞くんだろう。』が 発売になりました。 渋谷パルコ8階の『ほぼ日曜日』では、 刊行を記念して、幡野さんの写真展を開催。 会場でおこなわれた3つのトークが とても面白かったので、記事としてお届けします。 第2弾は「ヤンデル先生」の愛称でも知られる 病理専門医の市原真さんとの対談です。 この日はヤンデル先生が、幡野さんの創作の背景を じっくり聞いていく時間になりました。 ツイッターやイベントでも親交のあるおふたり。 真剣な話のなかにも、大いに笑いが混じります。 全9回、どうぞおたのしみください。 >幡野広志さんプロフィール 写真家。 1983年、東京生まれ。 2004年、日本写真芸術専門学校中退。 2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事、 「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。 2011年
2020年2月、写真家の幡野広志さんの cakesでの悩み相談の連載をまとめた本 『なんで僕に聞くんだろう。』が 発売になりました。 渋谷パルコ8階の『ほぼ日曜日』では、 刊行を記念して、幡野さんの写真展を開催。 会場でおこなわれた3つのトークが とても面白かったので、記事としてお届けします。 第2弾は「ヤンデル先生」の愛称でも知られる 病理専門医の市原真さんとの対談です。 この日はヤンデル先生が、幡野さんの創作の背景を じっくり聞いていく時間になりました。 ツイッターやイベントでも親交のあるおふたり。 真剣な話のなかにも、大いに笑いが混じります。 全9回、どうぞおたのしみください。 >幡野広志さんプロフィール 写真家。 1983年、東京生まれ。 2004年、日本写真芸術専門学校中退。 2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事、 「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。 2011年
2020年2月、写真家の幡野広志さんの cakesでの悩み相談の連載をまとめた本 『なんで僕に聞くんだろう。』が 発売になりました。 渋谷パルコ8階の『ほぼ日曜日』では、 刊行を記念して、幡野さんの写真展を開催。 会場でおこなわれた3つのトークが とても面白かったので、記事としてお届けします。 最後は糸井重里とのトークです。 すでに何度も対談をしていて、 日常的にもいろいろな話をしているふたり。 この日は糸井が「今日は全然明るくない話が できたらなと思って」と前置きをした上で、 幡野さんの中心にある考え方について、 じっくりと聞いていきました。 >幡野広志さんプロフィール 写真家。 1983年、東京生まれ。 2004年、日本写真芸術専門学校中退。 2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事、 「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。 2011年、独立し結婚する。 2012年、エプソン
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