最近、週末の趣味プロジェクトとして Cloudflare Workers(と Vercel Edge Functions)向けの Slack アプリ開発フレームワークを作りました。 私は普段 Slack の Developer Relations Engineer として Qiita の Slack チームの公式な記事を書いているのですが、この Cloudflare Workers 向けのものは業務で開発した公式ツールではなく、完全に個人プロジェクトなので、Qiita の Org ではなく Zenn に個人的な記事として書くことにします。 ・・・そして、書き終わってみると、随分と長い記事になってしまいました。興味のあるところだけでもぜひ読んでみてください。 この記事で説明するもの この記事では、Slack アプリ開発の基本と、以下のライブラリの使い方について解説していきます。 「Slack
ドキュメントをながめていたところ、AWS WAFでCAPTCHAが利用可能になったようです! CAPTCHAって何? CAPTCHAはCompletely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apartの略で、簡単に言ってしまうとWebサイトへのリクエストがコンピュータによるものか人がアクセスしているのかを区別するためのテストです。 「私はロボットではありません」 という項目にチェックを入れて、難読な文字を入力したり、簡易的なパズルを行ったりした経験が皆さんあるかと思います。それです。 CAPTCHAチャレンジパズル ささっと検証したところでは3つのパズルを確認することができました。 視覚パズル 1つはカーソルをスライドし、右上に指示された図形と同じ図形を完成させます もう1つは、車のルートをたどり、最終地点に
どうも、まさとらん(@0310lan)です! 今回は、ノーコードで誰でも簡単にチャットボットを作成&公開できるWebサービスをご紹介します。 基本的な機能はすべて無料で利用可能なうえ、直感的に操作できる編集エディタと高度なロジックを組み立てられる機能を合わせ持ったスグレモノです。 ほとんどのケースに対応できるチャットボットをすぐにでも作成できるので、ご興味ある方はぜひ参考にしてみてください! 【 Joonbot 】 ■「Joonbot」の使い方 それでは、「Joonbot」をどのように使えばいいのか詳しく見ていきましょう! 最初にトップページからメールアドレスを入力して、無料のユーザー登録をしておきます。 ユーザー名・メールアドレス・パスワードを入力するだけなので簡単です。(Googleアカウントでのログインも可能) テンプレートの選択画面が表示されますが、ひとまず画面左上にあるリンクをク
注意書き)2021/11/26 この記事はもともと 2021 年 2 月に書かれたものですが、この 9 カ月間に色々アップデートがあったので、諸々 書き直しました! 差分の気になる方は GitHub の commit log に。(この記事は git 管理されています) 2021 年 11 月末現在で最新の情報を書いています。 『無料で手早く作る:Teams で動く FAQ bot 開発』について書きました! ただ、これは(ハンズオン資料としても使って欲しいので)スクショを大量に入れたら めちゃくちゃ長くなってしまったので 前編 と 後編 に分けました! 登場人物 Azure Cognitive Service for Language の question answering 機能でナレッジベースを作り Visual Studio でクライアント (bot) を開発し それを Micro
AWS Lambdaのアプリケーション作成とは AWS Lambdaのアプリケーション作成機能を利用してLambda関数を作成すると、Lambda関数自体の他に Lambda関数のソースコード等を管理するGitリポジトリとしてCodeCommit CodeCommitのmasterブランチの更新を契機にLambda関数へのデプロイを行うCodePipeline 等々、CI/CDパイプライン実現のためのAWSリソースが同時に作成されます。 Lambda関数自体は手軽に作ったものの、次のステップとしてCI/CD環境を構築するのは腰が重く、ソースの更新はマネジメントコンソール上で実施している・・・といったケースを改善するアプローチとして、このようなCI/CD環境をセットで構築する機能がリリースされたそうです。 Lambdaのマネジメントコンソール画面では、これらAWSリソースをアプリケーションと
どうもこんにちは、ソーシャルゲーム事業部ゲーム技研の谷脇です。 この記事はTech KAYAC Advent Calendar 2019 Migration Trackの14日目の記事です。13日目はAmazon S3 Signature V2 廃止対応にまつわるあれこれでした。 従来のGitHub APIを使うBot カヤックではGitHubを使っています。また、各プロジェクトでは自動化されたワークフローの一環として、Slack上でのコマンドからPull Requestを作成したり、レビュワースロットを実行したり、勝手に手順書を生成してissueに貼るなどしています。 こういったBotたちはGitHub上のリソースを操作するために、GitHub APIを使用しています。Organization内のPrivateリポジトリを操作するためには、認証のためにGitHub Tokenが必要です。
Slack アプリ開発へようこそ! この記事では、ショートカット、モーダルのようなインタラクティブな機能を Bolt for JavaScript を使ってどのように実装すればよいかを解説します。 なお、この記事で紹介するのは、BIT VALLEY 2020 のための用意されたデモアプリです。 BIT VALLEY での講演は YouTube で公開されていますので、こちらからご覧ください。 この記事で実装するアプリ ここで扱うサンプルプロジェクトは、ヘルプデスクチームが提供するアプリを想定したサンプルです。シンプルではありつつも、Slack プラットフォームの最新の機能をうまく活用しているので、これをベースに拡張することで実際に使えるアプリに進化させることができるでしょう。 以下のアニメーションで、どのようなアプリなのかをみてみましょう。 ショートカットでモーダルを起動 エンドユーザーは
「GPT Index」を試したので、まとめました。 1. GPT Index「GPT Index」は、専門知識を必要とする質問応答チャットボットを簡単に作成できるライブラリです。 同様のチャットボットは「LangChain」でも作成できますが、「GPT Index」は、コード数行で完成してお手軽なのが特徴になります。 2. ドキュメントの準備はじめに、チャットボットに教える専門知識を記述したドキュメントを用意します。 今回は、マンガペディアの「ぼっち・ざ・ろっく!」のあらすじのドキュメントを用意しました。 ・bocchi.txt 【注意】ドキュメントが大きいと、OpenAI APIの呼び出しも多くなるので、コストを注意する必要があります。 3. Colabでの実行Google Colabでの実行手順は、次のとおりです。 (1) パッケージのインストール。 # パッケージのインストール !p
この記事はBASE Advent Calendar 2020の11日目の記事です。 devblog.thebase.in BASE株式会社 Data Strategy チームの@tawamuraです。 BASEではオーナーの皆様や購入者様のお問い合わせに対して、Customer Supportチームが主となって対応をしています。その中でもいくつかの技術的なお問い合わせに対しては、以下のようにSlackの専用チャンネルを通して開発エンジニアに質問を投げて回答を作成することになっています。 CSチームから調査を依頼されるお問い合わせの例 これらのCS問い合わせ対応は日々いくつも発生しており、CSお問い合わせ対応を当番制にして運用してみた話 でもあるように週ごとに持ち回り制で各部門のエンジニアが対応しているのですが、どうしても調査や対応に時間が取られてしまうという問題が発生していました。 dev
1 はじめに CX事業本部の平内(SIN)です。 遂に、Amazon Lex(以下、Lex) が日本語に対応しました。そして、東京リージョンで利用可能になっています。 Amazon Lex が日本語に対応。東京リージョンでお使いいただけます 長い間、英語でしか見た事なかった画面が、日本語になっていることに感動を覚えます。 これで、AWSだけで、簡単に日本語のボットが作れるのですね! 2 OrderFlowers 今回は、基本的なLexの動作を確認する目的で、テンプレートにある、OrderFlowerを動かしてみました。 すいません、テンプレートをそのまま動作させただけです。特に設定変更したり、コードを書いているわけではありません。 (1) Create BotsのメニューでCreateボタンを押すことで、新しくBotが作成できます。 表示された画面では、自分で最初から作成する Custom
GitHubが狙う「ライブラリのバージョン管理問題」の解決と依存関係地獄の話 Githubが OSS Security Foundation に入りましたね。 大変興味深くて 関連するドキュメント なりについて会社のチームで雑談していたところ、 GitHubの「DependaBot」が何を狙い、どういう「大きな課題」を解決するのか? という話において、点と点が結びついた感じがあるので言語化してみます。 「この大きな課題」を説明する前に Dependency Hell について国内で言及してる記事がそれほどないので その辺りをまずは書いていきます。 ここのあたりが国内の開発者の中でも認識が広まっていくと、より一歩先のステージにいくのかなと思うので、 比較的ラフな感じで書いていきます。 ちなみに、このブログ記事は所属組織とかに関係なく個人で執筆しています。 なので1デベロッパーとして、
昨今のCOVID-19ワクチン予約サイトでは、大量のリクエストが一気に押し寄せてサイトがダウンしてしまい、予約ができないなどと話題になってしまいがちです。 ワクチン予約サイトはたくさんリクエストが来るのは事前に分かっていますので、サーバーを増強したり、クラウドなどを活用して予約のタイミングだけサーバーを大量にスケーリングしたり、サーバーレスなアーキテクチャにしたりして負荷に強いワクチン予約システムを作成して大量のリクエストを捌きれればベストですが、瞬間風速的なリクエストを捌ききるのは難しく、開発期間も短いため、頭を抱えていらっしゃる自治体・医療機関・協力会社様は多いかと思います。 クラスメソッドではCloudflareのFair Shotプロジェクトに賛同し、ワクチン接種を推進する自治体・医療機関・協力企業にデジタル待合室Cloudflare Waiting Roomを無償提供しております
この記事では OpenAI が提供する Vision API (GPT-4V) を使用して、LINE に投稿した画像に反応する Bot を作成した際にやったこと・やらなかったことを書いています。 Bot の実装を細かく解説はしていないので、それを知りたい方は「ChatGPT LINE」などでググると参考になる良い記事が沢山でてくるのでそちらを参照してください! モチベーション LINE Bot は昔実装したものがありグループ LINE で身の回りのあれこれを通知する君になっていました。機能としては通知のみだったので何か反応してほしいなーと思ったのが最初のきっかけでした。冬休みで時間もあったので OpenAI 周りのプロダクトを整理するためにドキュメントを一通り見てその中から Vison API を使えば画像にも反応できる Bot にもなり面白そうなことがわかったのでガッと実装することにしま
こんにちは、Slack の公式 SDK 開発と日本の Developer Relations を担当している瀬良 (@seratch) と申します この記事では、Slack アプリでエンドユーザーからの情報送信を受け付けたり、インタラクティブなインタフェースを提供するために利用できる「モーダル」について知っておくべきことを可能な限り全て網羅していきます。 この記事で網羅しているトピック もし、以下のようなことを疑問に思って Google 検索をしてこの記事にたどり着いたようでしたら、この(長い)記事のどこかにきっと必要な情報があるはずです。該当の箇所を読んでみてください。 モーダルを使うための基本的な手順 モーダルの API に渡すパラメータの詳細 モーダルからのデータ送信の留意点 モーダルからのデータ送信に対する応答方法 モーダルからのデータ送信以外のインタラクションへの応答方法 モーダ
Published: 2019-11-24 Updated: 2020-02-11 OAuth 権限設定についての変更がありましたので、チュートリアルのその設定部分を編集しました。 先日おこなわれた TinySpec Osaka & Tokyo でお約束した通り、日本語の App Home チュートリアルを書きました。 今回新しくリリースされた機能、App Home は、ユーザと Slack を1対1で繋ぐことができるスペースで、さらにユーザに直感的にアプリを使ってもらうために加えられた機能なのです。App Home には3つのタブがあり、アプリについての情報をみるための About、チャット対話式ボット機能がある場合にそのボットとダイレクトメッセージで会話できる Messages、そして今回新しく Home タブが加わりました。 この Home タブは、アプリと各ユーザの間を繋ぐプライベ
カスタムChatBotを作る ChatGPT全盛の時代に、何番煎じだ?という感じですが、とりあえずやってみたので手順を残しておきます。プロンプトエンジニアリングの観点ですと、いわゆるIn-Context LearningのRetrieval-Augmented Generation(RAG)ってやつになると思います。プロンプトエンジニアリングに関しては以下記事参照ください。 具体的な手段・実装としては、基本的にnpaka大先生のやったことや書籍を大いに参考にさせていただいています。 OpenAI GPT-4/ChatGPT/LangChain 人工知能プログラミング実践入門 以前、はてなブログのデータだけでやってみてはいたのですが、イマイチ性能がよくなかったので、今回は色々と改善版という位置づけです。 大きく変えたところは以下2つです。 データを増やした(ブログデータ → ブログデータ +
前回「学校教育における全体アーキテクチャを描いてみた」がそれなりに好反応だったので、次はその中身の解説の予定でしたが、、、 行き当たりバッタリのnoteなので、今回は(も?)横道にそれちゃいます(でも必ず近いうちに書きます)。 ※タイトル読んで来て「早く学習指導要領何でも回答Bot触らせろや」という方はこちらに行っちゃってくださいー(でも戻ってきてねー) 学習指導要領を理解しなくちゃ前回の「学校教育における全体アーキテクチャを描いてみた」では20以上の国の文書等を読み込んで描いてみた、と書きました。 でも「学校教育」を考えるのであれば、前提となる「学習指導要領」を理解する必要もあるのでは?と。 でも、学習指導要領って総則解説ぐらいしか通しで見たことがなく、何かのタイミングでごくたまに「小4理科ってどんな力が求められているのだっけ?」みたいに見る程度。 学習指導要領って小学校編だけでも337
2019年9月19日「MACHINE LEARNING Meetup KANSAI #6」が開催されました。関西のIT企業が協力して開催している機械学習エンジニアのためのコミュニティイベント「MACHINE LEARNING Meetup KANSAI」。第6回となる今回は、LINE、オムロン、パナソニックシステムデザインの3社がプレゼンテーションを行いました。「機械学習を用いたテキスト正規化手法の動向」に登壇したLINE株式会社の朴炳宣氏は、LINEにおける音声合成技術の紹介と、近年のテキスト正規化手法の動向を解説しました。 機械学習を用いたテキスト正規化の今 朴炳宣氏(以下、朴):ただいま紹介いただきました、LINE株式会社の朴でございます。大勢の方の前でしゃべることはなかなかないので緊張していますが、よろしくお願いします。 まず自己紹介からですが、私、名前から察していただけるように、
2020年6月17日~7月17日にかけて、ITに携わる全てのエンジニアを対象にしたMicrosoft主催の大規模Techカンファレンス「de:code」が開催されました。セッション「Azure Bot Services を使って Teams bot を開発する」では、マイクロソフト コーポレーション クラウド アドボケートの千代田まどか(ちょまど)氏が登壇し、Azure Bot ServicesでTeams botを開発するための詳細な手順を3つのステップに分けて解説しました。 Azure Bot ServicesでTeams botを開発 千代田まどか氏:みなさま、こんにちは。Microsoftの千代田まどかです。Twitterはちょまどです。今日は「Azure Bot Servicesを使ってTeams botを開発する」というセッションを行います。 実はみなさまにお伝えしたいことがあ
イープラスに聞く、悪徳転売業者を駆逐するまで チケット購入アクセスの「9割占めた」botを徹底排除:迷惑bot事件簿(特別編)(1/4 ページ) 連載:迷惑bot事件簿 さまざまなタスクを自動化でき、しかも人間より早く処理できるbot。企業にとって良性のbotが活躍する一方、チケットを買い占めるbot、アカウントを不正に乗っ取るbot、アンケートフォームを“荒らす”botなど悪性のbotの被害も相次いでいる。社会や企業、利用者にさまざまな影響を及ぼすbotによる、決して笑い事では済まない迷惑行為の実態を、業界別の事例と対策で解説する。著者は、セキュリティベンダーの“中の人”として、日々、国内外のbotの動向を追っているアカマイ・テクノロジーズの中西一博氏。 大手チケット販売会社、イープラスのサイト「eplus.jp」への一般先着チケット購入アクセスの9割以上がbotによるものだった──その
うっとうしい電話勧誘や、クレジットカードの番号を聞き出そうとする詐欺行為まで、電話にまつわる嫌がらせや犯罪行為は後を絶ちません。こうした迷惑電話を対処するべくAIによる自動応答ボットを作成した人物の話を、ウォール・ストリート・ジャーナルが紹介しています。 People Hire Phone Bots to Torture Telemarketers - WSJ https://www.wsj.com/amp/articles/people-hire-phone-bots-to-torture-telemarketers-2dbb8457 以下が実際に行われたというAIと電話相手のやりとりです。電話相手はバンク・オブ・アメリカの従業員を名乗り、クレジットカードの番号を聞き出そうとしてきたそうです。 電話の相手、ケビン(以下、ケビン): カードサービスをご利用いただきありがとうございます。ご機
サーバサイド開発やインフラ周りをいじっているたっち(TatchNicolas)です。 JX通信社の日々の運用では、Slack workflowやbotが大活躍しています。 かなり作り込まれた高機能なBotもあり欠かせないものになっていますが、開発者メンバーのなかには普段そのリポジトリを触らない人・すでにあるものに機能追加・改修はするがゼロから立ち上げたことはない人などもいます。ハードルをグッとさげることで自分たちの斧を研ぎやすくできないか?と考えました。 そこで毎月開催している社内勉強会にて、今回はSlackアプリ開発をテーマにしましたのでその様子について紹介します。 内容 初めて触る人でも開発をすぐに始められるように、社内でよく使われる言語でテンプレになるリポジトリを用意しました。 Golang: https://github.com/TatchNicolas/slack-scaffol
この記事は「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019」18日目の記事です この記事では推しの声優の情報を自動的に収集する仕組みである @yoppinews bot の開発や運用についてご紹介します。 1. はじめに: 趣味を自動化して怠惰なファン活動をしよう 声優のファン活動のなかで、どのような作品やイベントに出演するのかといった情報をおさえておくのは重要でありながら意外にも時間やコストを要します。 チケットの争奪戦が予想される場合、オタクはひっそりと情報を仕入れそっと eplus で抽選に申し込みます。気づけば行きたかったイベントの抽選は終わっているなんてことが初期にはよくありました(遠い目)。 だいたい同じ演者を追っている人間を twitter でフォローしておくと関連する情報が入ってきてベンリですが、声優オタク人生は山あり谷あり他界ありで、「お前が一番
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