ブックマーク / comemo.nikkei.com (3)
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出版社にとっても本屋大賞は、芥川賞や直木賞よりも欲しい賞だといわれる。﹁店頭で開くお祭りにみんなで参加してもらう感覚。書店がフェアを大きく展開するので、ノミネートだけで本の売り上げが大きく伸びる﹂。本屋大賞実行委員会理事長で﹁本の雑誌﹂編集発行人の浜本茂氏はそう話す。 なぜこの賞がこれほどの存在感を持つようになったのか。スタートは2004年。選考委員が協議して決める従来の文学賞と異なり、書店員による投票方式を取り入れた。書店員が﹁いちばん売りたい本﹂を選ぶという同賞のコンセプトは、偉い選考委員のお墨付きより、等身大のお薦めを求める今の読者のニーズにぴたりとはまったのだ。 ﹁本の賞﹂なぜ活況 ﹁お墨付き﹂より﹁お薦め﹂の時代 筆者はこれまでビジネス書16冊を執筆する機会に恵まれ、フアンからの応援もあって、紙・電子合わせて約10万部の実績を残すことが出来ました。厚く御礼申し上げます。 ただ、お
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2017年にスーパードライの担当になりました。その時に感じたことは、﹃消費者の不満はなくなった﹄ということです。この10年で第三のビールなど新ジャンルの味わいは良くなり、チューハイやハイボールなど種類も豊富になっています。様々なお酒を自宅で手軽に楽しめるようになり、消費者が何を求めているか分かりづらくなっていました 消費者自身が言語化できないニーズを見つける これまでの歴史を振りかると﹁欲求や不満﹂︵ニーズと表現︶を解消するために商品・サービスが生まれて、私たちの生活は改善してきました。 部屋が暑いからクーラー、食べ物の衛生を管理したいから冷蔵庫、家でも映画のような娯楽が欲しいからテレビ、もっと楽に掃除をしたいから掃除機、もっと早く移動したいから馬車そして自動車、もっと便利に物を送りたいから宅急便…欲求と不満はイノベーションの母とも言えます。 一方で、解消すべき欲求や不満がほぼ無くなり、御
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日本はユーザー組織よりもベンダーにIT人材が集中していることが、DXを阻害しているといわれる。すぐにオンプレのサーバーを売ろうとする、クラウドで頼むといってもIaaSで持ってくる、ちょっと目新しい技術を指定したら見積もりが跳ね上がる。そういったSIベンダーに対するフラストレーションが、ひょっとして内製に切り替えれば、もっと迅速かつ低コストに新技術を導入できるのではないか?という期待に繋がっているように見える。 もしも夢が叶うならば、決められた予算、決められた要員で、生産性が高い最新の技術を習得しながら、環境変化を受け入れつつ、予定通りプロジェクトを完遂できるに越したことはない。しかしながら世の中にはトレードオフがあって、決められた予算、決められた要員、決められた期日通りにプロジェクトを仕上げたいのであれば、実績あるチームが、枯れた技術を使って、余裕あるスケジュールで、要件を固める必要がある
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