猛り狂うナマハゲと、巨大秋田犬 「新幹線イヤー」のお祝いが目的 「秋田代表」を惜しみなく盛り込む 今年で開業から25周年となる秋田新幹線。メモリアルイヤーを祝う、記念キャンペーンのPRポスターが「渋すぎる」と、ネット上で注目を集めています。制作元企業に、誕生のいきさつについて聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 猛り狂うナマハゲと、巨大秋田犬 縦長の画面を、鋭くとがった切っ先で、引き裂くように疾走する深紅の列車――。ポスターを見た時、真っ先に目に入るのは、秋田新幹線の車両「こまち」です。 上方に視線を移すと、更に驚くべき光景が広がっています。燃えさかる炎の中、紙垂(しで)つきの御幣を振り上げて猛り狂う、赤と青のナマハゲ。背景に浮かび上がる巨大秋田犬。雪化粧した秋田駒ケ岳上を浮遊する、円盤状の黄色い物体……。 秋田名物のオンパレードとも言うべきイラストの下には、「開業二十五周年
地元民への〝至極まっとうな反論〟 少ない火葬場の待機期間を支える役割 「亡くなった人」を歓迎しない世界 もし、自分の家の隣に「遺体ホテル」が作られると聞いたらどうしますか? 各地で起きる反対運動の根底には何があるのか。評論家で著述家の真鍋厚さんは、死体を嫌がることは「究極の自己否定」だと説きます。日常から見えなくなった死体の存在。そんな中で進むいびつな多様性の実態について、真鍋さんにつづってもらいました。 地元民への〝至極まっとうな反論〟 死体、遺体、亡骸(なきがら)……様々な言葉によって表される「亡くなった人」たち。わたしたちと同様、身体はあるが、生きてはいない。具体的には、呼吸がなく、心臓が動いておらず、瞳孔が光に反応しない状態を指す。 医師が判定するまでは「死亡」とはならないが、便宜上はそれが「亡くなった」ことを物語る。言うまでもなくわたしたちも遅かれ早かれそこへ仲間入りを果たすこと
何かよく分からないものは「アート」 定義されない場所を減らしたい 隠された「排除」の意図に気づくと… 都市の駅のスペースにあるデコボコした突起のようなオブジェ、公園や路上では仕切りのあるベンチが当たり前になってきています。ホームレスが寝そべったり滞在したりしないよう〝排除〟する「排除アート」「排除ベンチ」とも言われます。建築史家の五十嵐太郎さんは、「公共空間に誰かが滞在する可能性をつぶすもの。そんな風に他者を排除していった都市は、誰にもやさしくない都市なのではないか」と指摘します。 排除アートが広まり始めたのは… オープン1年を迎える複合商業施設のミヤシタパークには、座面がメッシュ状になっていたり、腰かける部分が棒状のポールになったような座りづらいベンチがあります。 好意的に「アートがいっぱい」とメディアで紹介されることもありましたが、五十嵐さんは「アートの名のもと、排除の意図がカモフラー
新年度を迎え、転居や保険・年金関連、各種助成金などの申請で、住民が役所へ訪れる機会は多いでしょう。ただし、役所の手続きというと、「待たされる」「窓口をたらい回しにされる」といったイメージがあります。 しかも、手続きできるのは、基本的に平日。日中働く人たちにとって、役所へ行くのは大きな負担です。「わざわざ時間を作って足を運ばなくても、自宅からネットで手続きできればいいのに……」。こうした声は以前から溢れています。 今年9月に創設されるデジタル庁は、多くの住民の悩みを解決する期待を背負っています。ミッションの1つに、地方公共団体の行政手続きのオンライン化推進を明示しているからです。 国の大号令のもと、デジタル化の波が一気に押し寄せています。そうした中、大阪府豊中市は、2023年3月末までに約910件ある行政手続きを100%オンライン化する目標を高々に掲げました。オンライン化を進める自治体は少な
「世相にシンクロしちゃいけない」 「勉強しないで『意味がない』と言ってはいけない」 毒舌から伝わる本音のメッセージ 新型コロナウイルスの影響が地球をおおったこの数カ月、激変する世界で「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親である富野由悠季さん(79)は、何を考えていたのでしょう。コロナで中断した巡回展「富野由悠季の世界展」が静岡県立美術館(11月8日まで)から再開したのを機に、富野監督に語ってもらいました。一斉休校や外出自粛を味わった子どもたちへメッセージを聞くと、「大人をなめるな!」との答え。 一体どういうこと? でも、最後まで聞くと、巨匠の本音が見えてきました。 「世相にシンクロしちゃいけない」 新型コロナウイルスが流行したこの数カ月間、僕は自宅やスタジオにこもっていた。次回作の構想を練るために古代史に関する本などを読んでいたら、アニメ業界にも大きな影響が出て、6会場で予定されていた「富
混雑率199%「オフピークプロジェクト」とは 「オフピーク芸人」今後も登場 新型コロナで利用者約20%減 「ピークを知る男」ーー。列車の混雑時の利用を避ける「オフピーク通勤」をすすめる東京メトロのポスターに写っているのは、お笑い芸人のダンディ坂野さんと小島よしおさん。一世を風靡する大ブレイクを果たした2人を「ピークを知る」と表現するコピーに、「センスがいい」「じわじわくる」と話題になっています。東京メトロの担当者に聞きました。
「また山田が変なことをしている」 半裸になることも抵抗はなかった 「選択肢として配信があることはすごくいいこと」 その動向が常に注目を集める山田孝之、35歳。世代を代表する人気俳優であり、映画プロデューサーやミュージシャン、会社経営者の顔も持つ。そんな彼が「AVの帝王」を演じているという。制約ばかりのテレビや映画に「フラストレーションがたまりにたまっている」という山田が飛び込んだのは、世界的な動画配信サービスのネットフリックス。「半裸になることも抵抗はなかった」。今、彼は何を考え、何を見据えているのか。少しだけ頭の中をのぞいてみた。(朝日新聞記者・小峰健二) 「また山田が変なことをしている」 カメラを肩にかかえ、ディレクターズチェアに座ったパンツ一丁の山田が、不敵な笑みをたたえて、こちらに視線を投げかける――。 8月8日からネットフリックスで配信されているドラマシリーズ「全裸監督」の広告ビ
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