(※このブログ記事は前編/後編からなります。後編はこちらです。) ﹁新型うつ﹂は若者のわがままか? / 井出草平 / 社会学 | SYNODOS -シノドス- ﹃SYNODOS﹄というウェブメディアがある。 ﹁アカデミックジャーナリズム﹂を名乗り、実際、信頼性の高い筆者と記事を擁している。このSYNODOSに、社会学者の井出草平さんが﹁新型うつ﹂批判する記事を投稿していたのを、先日見つけて読んだ。きちんと知りたい人はリンク先を読んでいただくとして、私なりに要点を箇条書きにしてみると、 ・﹁新型うつ﹂は2007年頃から精神科医の香山リカさんがメディア上で使いはじめ、正式な病名ではないにもかかわらず広まっていった。 ・うつ病の一般的言説では、従来型のうつ病は生真面目な人がなりやすいもの、﹁新型うつ﹂はわがままで不真面目な人がなりやすいもの、と語られやすい。 ・だが、﹁新型うつ﹂でみられる特徴、