わたしたちが抱える課題は多い。地球温暖化をはじめ、国や地域だけでは解決できない問題だ。また、ソーシャルネットワークによって、情報の伝達が速くなったように、デジタルテクノロジーはひとの生活を不可逆的に進化させた。 そしてわたしたちは、パンデミックによって、図らずもリアルな物理世界とバーチャルな世界を経験した。これはまさにあたらしい世界の始まりだ。 ひとと会うとはどういうことか、仲間とはなにか、家族とはなにか、自分とはなにか、そして、愛するとはどういうことか。便利さや効率性を感じた人もいれば、人間らしさについて、気付いたひともいるだろう。 これから先、地球というただひとつのこの星で、あたらしい世界をつくるためにはどうすれば良いか。まだ知らない、まだつながっていない誰かとともに、わたしたちはどうやって進むことができるだろうか。いま、どんな未来を描けるだろうか。 世界が変わるように、デザインも変わ
次に、グローバリゼーションによる世界経済の発展として、産業革命以降の世界経済の発展をデータで見てみよう。 1820年頃に英国で発生した産業革命による大幅な輸送コスト削減、第1のアンバンドリングが実現して以後、飛躍的な技術進歩と貿易の拡大によって、世界経済は大きく発展を遂げてきた。世界全体のGDPは、2019年時点で85.9兆ドルと1960年と比較すると約60倍の規模へと成長している(第Ⅱ-2-2-1図)。 第Ⅱ-2-2-1図 世界GDPの推移 Excel形式のファイルはこちら 紀元後の世界GDPの推移をみると、産業革命以後に急速に世界経済が成長を遂げた(第Ⅱ-2-2-2図)。そこで、本節においては、特に世界の経済発展が進んだ20世紀後半、第2次世界大戦以降からの今日までのグローバリゼーションを2つのフェーズに分けて、その経緯に焦点を置き、グローバリゼーションの現状を多角的に分析していく。
【NHK】戦後を代表する詩人・茨木のり子さん。自律した精神性や生き様が投影された茨木さんの言葉が、いま時代を超えて人々をひきつけています。
汎神論(pantheism)や汎スラヴ主義(Pan-Slavism)、汎ゲルマン主義(Pan-Germanism)、汎ヨーロッパ主義(Pan-Europeanism)というように、 漢字の「汎」や英語の”pan–“という言葉は、 「すべて」や「あまねく」といった意味で用いられ、 上記の単語のような政治、歴史、哲学などの文脈においては、 民族や地域の広範囲における一体性の主張や、 物事の根源的な遍在と同一性を示す概念として用いられることになります。 今回は、 こうした「汎」や”pan-“といった言葉が持つより詳しい意味と その語源について迫ってみたいと思います。 「汎」という漢字の意味と古代ギリシア語の pan(パーン) 汎(ハン)とは、もともとは、何か軽い物などが 水に浮かびながら風に吹かれて漂っている状態のことを指す漢字であり、 そこから、 例えば、湖のほとりに生える一本の桜の木から落ち
壺齋散人が折に触れての省察をエッセーに託して語る。題して反哲学的省察となす。散人は知を愛する人であるが、いわゆる哲学的あるいは思想的な知を愛するにはあらず。快楽としての知を愛する。快楽であるから、それを伝統的な意味での哲学ということはできず。あえて哲学という言葉を使うとすれば、逆説的な使い方にならざるを得ない。さればこそ、反哲学的省察というのである。 正義の哲学的意義について 根源的な知について 正義と根源的な知 弁証法的知について 真理について 時間について 直線的時間と円環的時間:時間と精神病理 世界観の東西比較 イデオロギーとエピステーメー 日本人とエピステーメー再論 存在と無 存在と意識 存在と意味 自己と他者 意識と無意識 思考の構造 精神と身体 意識の直接的与件 本質は直感されるか 因果的思考と隠喩的思考 比喩とレトリック イロニーについて 無について 無限について 超越につい
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