私は2020年7月31日に、このブログに﹁刑事弁護の存在意義に思いを馳せる――被告高野隆の意見陳述﹂と題する記事を書きました。 その記事の中で、高野隆弁護士が、カルロス・ゴーン氏の事件で懲戒請求されたことに端を発した民事訴訟︵高野弁護士を懲戒請求したNS氏が原告、高野弁護士が被告︶の口頭弁論期日において行われた被告高野隆氏の意見陳述の内容を紹介しました。 この意見陳述は、﹁刑事弁護﹂という職業について深く考えさせられるものであり、またこの刑事弁護を生業にしている1人として非常に誇りを感じさせられるものでもありました。 そして、この素晴らしい意見陳述を1人でも多くの人に見てもらいたく、意見陳述の内容を紹介しました。 ︵なお、この意見陳述の中には、高野氏を訴えたNS氏も名前も登場します︶ ところがそれから約2年経った先日、NS氏からこのブログの運営会社であるサイバーエージェント社に権利侵害があ