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買ってよかったもの
artfoods.hatenablog.com
■ ハッセルバック NASU ナゾのスイスチーズから始まるスウェーデン料理 二度目のスイス旅行から帰った妹がいくつかの土産を手にして当家を訪れました。そのひとつがこのチーズです。銀紙による簡素な包装ですが、開いてみるとカマンベールに代表される白カビ系チーズで、やや黄ばんだ外皮を有するソフトチーズでした。 観光土産ではない製品らしく表記はスイスドイツ語のみなので正確ではないかも知れませんが、レビオションというメーカーのヴァルダルヴなるチーズであることが読み取れます。 スイス土産のチーズそのまま食してもよいのでしょうけれど、せっかくですから何かひとヒネリしたお料理にしようとアレコレ考えます。そんな時に毎日拝読しているブログで「茄子のハッセルバック」と云う記事がメに留まりました。元々はスウェーデン料理の「ハッセルバックポテト」を夏野菜の茄子に置き換え、蛇腹状のスリットに味噌チーズなどを押し込んで
■ 文月富嶽 夏富士へ 冠雪はすっかり消失し 蒼黒い夏富士がやってきました 早朝から猛暑を予感させる上空ですが 今日も大きなチカラをいただきましょう 5:34am, July 07. 2024. @Fujinomiya-City 文月富嶽 夏富士へ Carl Zeiss Batis 2/40 CF SONY α7RV ■ 切昆布の焼うどん 寝かせてあったアイデア もう何十年も前のことですが昼過ぎに放映される短い料理番組で『切昆布の焼うどん』と云うものをやっていました。番組のタイトルや講師が誰だったのかなどはすっかり忘却の彼方でありますけれど、スーパーの鮮魚コーナーや魚屋さんには必ずと言ってよいほど置いてある " 切り昆布 " を焼うどんに入れてしまうと云うダイナミックな技に感心し、作ってみたこともないのに何十年もそれを憶えている自分が不思議でなりませんでした。 いつか作ってみたいと思
■ グリーンサラダ 問われるシェフの力量 それほど健康に配慮した生活を送っているとは思えないエロおやぢではありますが、サラダはよくいただきます。特にシンプルな『グリーンサラダ』ってやつが大好きで、自家製ドレッシングやお気に入りの既製品ドレッシングをサラッとかけてはトスし、そしてもりもり食べるのがフェイバリットなスタイルです。 フォト手前がその『グリーンサラダ』です。でも赤い葉っぱが入っていてグリーンじゃないでしょ…って? おいおい、中華料理の玉子炒めにだって黒いキクラゲが入ってるじゃないか、アレと一緒で赤いトレビスの強いコントラストはグリーンの引き立て役なんだよ。 グリーンサラダとチキンカツ Carl Zeiss Batis 2/40 CF SONY α7RV以前にも記述したことがありましたが、この『グリーンサラダ』を本当に美味しく作ろうと思うなら、並々ならぬ努力と技術と知識...つ
■ 琴平荘の『中華そば』 ラーメン激戦地山形の矜持 山形県はかつて一度だけ行った事があります。バブルの末期ごろ、イスラエルから輸入した産業機械の調子が悪く、エンドユーザーの工場に出向いては機械の調整や技術指導を行ってきたわけですが、シゴトのことよりも鳥海山の美しさにノックアウトされて帰ってきた思い出があります。もちろん富士山は美しくまた尊い御山ですが、斑になった残雪やその山容の素晴らしさが忘れられない鳥海山…またこの目で確かめてきたい山です。 琴平荘 中華そば 醤油味そんな山形県はラーメン激戦地としても知られているようですね。総務省の調査でも外食におけるラーメンの売り上げと喫食率は山形県が日本イチということで、当然お味の優劣やサービスの競争は熾烈を極めていると聞きます。きっと県民の皆さんはおクチも肥えていらして、生ハンパなものはバッサリ切り捨て淘汰される憂き目に遭っているはずです。 あぁそ
■ 辛味噌ジンギスカン 思い出の料理 コドモのころから慣れ親しんでいるジンギスカン料理、亡き父の転勤で移り住んだ北海道釧路では本当によくいただいたものです。父が勤務していた工場ではアウトドアの親睦会やイベントが行われると皆が必ずジンギスカンの支度を始め、あちこちからその個性的な香りが漂ったものです。 辛味噌ラムジンギスカン進学した高校は元々が旧制中学の男子校だったせいか豪放な気質で、遠足と云えばジンギスカン、マラソン大会でもジンギスカン…と炭や肉だけでなく一升瓶の日本〇を背負って参加する者もいて、それはそれはハチャメチャな楽しさがあったものです。学校に戻ってもクラスメイトは酔眼喧騒でありましたが、センセは見て見ぬフリをしてくれた良い時代でした。 そんなお料理ですから静岡に戻って来てからも折に触れてはラムやマトンを買い求め、庭の一角でジンギスカン料理を楽しんだものです。しかし父も他界しそんな
■ 太平燕(たいぴーえん) " 平和な宴 " を意味するメデタいお料理 ずいぶん遅れた梅雨入りですが、ここにきて各地に水害などをもたらしているようでして、被災された方々にはお見舞い申し上げる次第です。それまでは今年はカラ梅雨か?と錯覚させるような高温の日々が続き、もう温かい料理なんか見たくもないよねえ…と思っていたのに、一転して小寒い日中なども出現し、慌ててホットな麺類の支度などをするエロおやぢであります。 この日は「きつね蕎麦」を作って食しました。冬場ならトロミのついたあんかけ仕立てにでもするのでしょうが、きつねもごくフツーに蕎麦ツユで煮ただけのあっさりタイプ、今どきはこれくらいで丁度よい感じです。 きつね蕎麦と小まんじゅうデザートには隣り町で昔から有名な菓子屋さんの「小まんじゅう」という直径が¥500玉くらいの饅頭をいただきました。その名は " 松風堂 " さんというお店でして、この「
■ 『ほや』のお刺身 三陸の人々が愛する海のパイナップル 近所のスーパーで「東北フェア」が開催されておりまして、まあ例によってアレコレ買い求めてきたわけです。そのひとつがこの『ほや』ですね、きっと食したことのない方も多くいらっしゃると思いますので簡単な説明をしますと、こんなイソギンチャクみたいなカタチ(下のパッケージフォト参照)をしておりますが貝類ではありませんし、もちろん魚類でもありません。実は動物に近い脊索動物(せきさくどうぶつ)門の一種に分類されていて、けっこー特殊な生物のようです、興味を持たれた方はご自身で調べて下さいね。 宮城県産 刺身ほや世界各地の海域に生息しておりますが、海水温の低いエリアを好むようでニッポンでは北海道や東北地方で多く水揚げされます。殊に三陸海岸はその名産地で、養殖も行われています。もうホントに何十年ぶりかでこの『ほや』をいただきましたよ、そう東京の大田区に住
■ ヤキニクは丼めしで 煽情好酔隊の発生 久しぶりに " おうちヤキニク " をしました。あぁたまには美味いカルビなんぞが喰いたいもんだよなあ…と思いつつ、なかなか思ったようなニクに出会えなかったことや、近所の山梨県系スーパー某OGでは予算と品質のバランスに折り合いをつけずらいものが多く、ここ数カ月は見送ってばかりなのであったからなのですよ。 ところが先日そのOGにアサイチで買い物に出かけますと、北海道産和牛交雑種のカルビと秋田県産桃豚ロースがセットになった大皿パックがひとつだけあり、しかもなんと半額になっておりました。完全に前日の売れ残りであることは明白ではありましたけれど、気になる変色やドリップ滲出は皆無、こりゃ買いだぜ買い買い!と即カゴであります。 ヤキニクは丼めしで CANON FD 50mm F1.4 S.S.C. SONY α7もうウキウキでございますね、鼻歌までは出ま
■ 豚ロースの味噌漬 西京味噌漬が最強 豚肉を味噌漬にして食す文化は昔からありますが、関東では殊に埼玉県の秩父地方が有名で、かの地をドライブすると " 豚肉味噌漬 " の幟旗をしばしば目にします。その小鹿野地区の名物であるわらじかつ丼を喰う目的でクルマ仲間との交流を楽しんだのはもう十数年も前のことですが、その時も移動の道すがら " 豚肉味噌漬 " の幟旗がいくつもあって、予備知識も含め何も知らなかった当時は珍しく思ったものでした。 しずてつストア 豚味噌漬け豚ロースを味噌漬にしたものはドコでも入手出来ますし、地方によってその味噌の配合が違っていたり調味の方向性がいろいろで楽しみもありますよね。オカゲさまで様々な種類の豚肉味噌漬をいただいてきましたが、今のところは京都のほうで主に用いられている西京味噌が最強なんじゃないかなあ…面白くもない駄洒落みたいになっておりますけれど…やはり豚ロースの旨
■ 天然マグロカツバーガー 今日、マグロカツにしなあ~い? しばらく食していないハンバーガーってやつです。そう云えばナゴヤへの長期出張のときにブラジル人が経営するショップでがっつり喰って以来ご無沙汰かも…てなカンジかな、ラーメンほど禁断症状は出ませんが、それでも心の奥底でチラっと喰いたい欲望が芽を出しております。 そんな先日、隣り町のちょいハイソ系スーパーに行ってきました。デリカテッセンも充実したスーパーなので弁当でも買って帰ろうと思っておりましたが、ふとベーカリーコーナーに目をやりますと何やら美味しそうなハンバーガーが並べられているではありませんか。手に取ってみると『マグロ屋の天然マグロカツバーガー』と表示されています。へえ~マグロカツねえ…なんだか美味そうじゃん♪ってことで昼めしはそいつでキマリです。 天然マグロカツバーガー Nikon NIKKOR 85mm F2 SONY α
■ 焼鳥三種 凍結品のメリット お久しぶりの『焼鳥』ですが、今回は全て冷凍食材です。そう、全て串打ちされた状態での凍結品ですが、味付けだけはなされておらず任意の調味が可能なプレーンタイプですね。 鮮度の高い鶏肉やヤサイを使用しているので冷凍状態ではシャッキリしておりますが、ヤサイだけは加熱が進むと多少クタっとなってしまうことは承知の上での調理です。テメーで串打ちしたものにはとうてい敵わないことはこれまでの経験からミにシミておりますけれど、冷凍庫にスタンバイさせておけば使うタイミングや都合に係わらず利用できるという凍結品のメリットもあるので、そうそう悪いものではありません。 焼鳥三種 OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 SONY α7 フォトは奥からつくね串が二本、ネギマは三本、ニンニク正肉を二本…と計七本がちょうどこのお皿に収まりま
■ 入梅富嶽 気象庁から関東甲信・東海・近畿地方の梅雨入りが昨日アナウンスされました ところが昨日の夕方はまるで梅雨明けのように爽やかな上空… 今朝もその大気が富嶽上空を覆い 美しい朝焼けを描き出しております 4:21am, June 22. 2024. @Fujinomiya-City 入梅富嶽 Nikon NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8 SONY α7 ■ 蒸し鶏の甘酢ソース 涼拌ソースでいただく初夏にぴったりの鶏料理 中華料理の前菜などに用いるソースの中に " 涼拌(りゃんばん)ソース " というものがあります。ちょうどカラシを利かせた甘い酢醤油にラー油の風味をプラスしたような感じでして、冷奴やクラゲ冷菜にかけたりすると大変美味しくいただけるものです。そしてそんな涼拌ソースは蒸し鶏にも非常によく合うソースでして、蒸し暑い季節になると晩酌の肴に準備したくなる
■ 水無月富嶽黎明 この時刻の大気はまだクリアなまま 山開きはもう少し先なので山小屋の灯もまだ確認できない でもヒトが侵入していない御山の美しさがあって このまま眺めているだけでもいい...とさえ思えてきます 4:04am, June 20. 2024. @Fujinomiya-City 水無月富嶽黎明 MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2 SONY α7 ■ ゴルゴンゾーラのチーズハンバーグ 旨味と香りが往復ビンタ 食べ残した…とう云うよりは故意に半量を確保してあったゴルゴンゾーラをどうやって食すか、ずっと考えておりました。もちろん先日のようにソーセージなどと盛合せて食しても一向に構いはしないものですが、なんだかねえソレじゃあ芸がなさ過ぎってもんでしょ。そうそう、芸能人のクセに何の芸もないやつっているもんですよね…例えば八王子出身の〇ロミとか、〇ードリーのカス〇など、本
■ 野菜炒め焼そば 如何にペヤングソースやきそばが愛されているのか… スーパーの野菜コーナーで面白い商品を見つけました。 あれ?なんでこんなところに「ペヤングソースやきそば」があるのだろう…と思ったのは、ナカミはごくフツーの " もやし炒めセット " なのではありますが、パッケージデザインをモロに「まるか食品ペヤングソースやきそば」にし、同社の焼そばソースまでもを添付して、そのお味が焼そば風に仕上がるように工夫した商品だったのです。 焼そば風もやし炒めとペヤング特製ソース目立って売らんが為の平凡な企業コラボレーションだと思うのは浅はかで、関東エリアで如何にペヤングソースやきそばが愛されているのかをカット野菜専業メーカーさんがリサーチし、そしてそれを商品化までしたところがジツに面白いではありませんか。 近年はそうしたカット野菜も炒め物用だけでなく鍋用とか特定の料理用にパッケージされたものも増
■ 梅酒を仕込む お与えは謙虚な気持ちで 昨年の梅の収穫が大量だったということもあり、調子に乗って梅酒をたくさん仕込んでおりました。親戚知人にお裾分けしたりもしましたが、それでも10リットル以上の梅酒がストックされているわけです。そのまた前年以前の梅酒もかなり残っており、もう一生飲みきれないんじゃないかってくらいの梅酒大尽なエロおやぢなのですな。 そんなワケで今年は梅酒は仕込まないつもりでおりましたが、先日この駄文日記でお伝えした通り今年も大量の梅の実が…ってことで、まあ少しくらい仕込んでもいいでしょ、ってことにしたのです。梅干しもそうたくさん漬けられるわけではないし、残った梅の実はどーするんだよ…てのもありますしね。 梅酒を仕込む PETRI EE Auto CC Petri 55mm F1.7 SONY α7特段変わったことはしておりません、ごく一般テキなレシピでホワイトリカーを
■ 冷し納豆蕎麦 産地に学ぶ食生活の知恵 納豆蕎麦を初めて食したのは日本経済が最も活気づいていたバブル時代でした。当時は機械商社の技術営業として北関東をクルマで走り回っておりまして、途中で立ち寄った東北自動車道のパーキングエリアの軽食がその出会いでした。 最初は「えっ!?お蕎麦に納豆?きも~」くらいにしか思いませんでしたが、注文する客があまりに多いので試しに食してみる気になったわけです。ところがそいつが美味いのなんの!って。以来ハマりにハマってそこを通るたびに食したものでした。 冷し納豆蕎麦 Asahi Opt. SMC TAKUMAR 50mm F1.4 SONY α7考えてもみれば納豆の名産地・茨城県も近く、また東北の入口である北関東エリアは納豆の一大消費地なわけですよ。栄養価の高い納豆とヘルシーな蕎麦を組み合わせることによって健康栄養のバランスに優れた食べ物になるのは、この産地
■ 梅の実収穫 June 11. 2024. 当家最大の庭仕事イベント 今年もジッコーしましたよ、当家最大の庭仕事イベントである " 梅の実収穫 " 。 開始してしまえば勢いでサクっと…とはゆきませんが、まあソレナリに進行してゆくものであります。 残念なことに当家の梅は観賞用の「花梅」で本来は果実を期待しないものなのですが、苔生し古木の風格が出始めた20年前あたりからリッパな実を結ぶようになりましてね、売り物にしてもいいんじゃないか…ってくらい品質・大きさ共に満足すべきものになっております。 収穫高はなんと20kg強しかもここ数年は信じられないくらい収穫量も増え、今年も計量してみれば20kgを超える量がプラスチック製カゴに収まることとなりました(フォトは全量ではなく収穫半ばのもの)。えぇっ?...どーするんだよこんなに大量の梅の実。定番の " 梅干し造り " は当然なのですが、それでも8k
■ 金山寺味噌とハンバーグの関係 甘味噌風味の和風ハンバーグに変身 「金山寺味噌(きんざんじみそ)」と云うものをご存知でしょうか。エロおやぢはコドモのころから慣れ親しんでいるので、ごくフツーにある食材だと思っておりましたが、調べてみれば意外に狭い地域でしか製造販売していないので、知らないヒトの方が多いかも知れません。 元々は中国から紀州の寺院に伝えられた保存食で、日本での喫食エリアとしてはその和歌山から静岡そして千葉…と黒潮の流れがその食文化の伝播に深く関与していると思われます。 その実体は大豆・米・麦に身近な野菜類を加えて発酵させ、甘辛く仕上げた " なめ味噌 " であり、ここから味噌や醤油といった調味料に発展してゆくのでありまして、我が国の食文化に大きな影響を与えたモノの原型とも言える存在ですね。 たいていは胡瓜や茄子そして生姜などが一緒に漬けられ、炊きたての白ゴハンに乗せて食べれば極
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