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『武装せる予言者・トロツキー 1879-1921』 トロツキーはチェ・ゲバラと並んで我々の輝かしいヒーローだった 『武装せる予言者』『武力なき予言者』『追放された予言者』の3部作。ロシアの革命家レフ・トロツキーの伝記だ。 一時期、トロツキーはチェ・ゲバラと並んで我々の輝かしいヒーローだった。当時の日本共産党は「トロツキスト」を徹底批判し、蛇蝎の如く嫌っていたが、我々乱暴な青年たちはトロツキーの長大な著作を読破した。今となってはその内容はほとんど何も覚えていないけれど。 トロツキーの本名はレフ・ブロンシュテインだが、流刑地シベリアから逃亡する際に偽名として、自分を担当する看守の名前「トロツキー」を借用した。そしてそれから死ぬまでその名前を名乗った。そのようにしてシベリアの(本来は名もなき)収容所看守の名が、歴史に轟きわたることになった。 そういえば僕は最初の小説の中で、逃亡するトロツキーと忠
その標本写真が世界で初めて、BRUTUS最新号「珍奇昆虫」で公開された、幻の6本角のカブトムシ〈ディペリクス ゲリオン〉。甲虫標本専門店〈花滝〉の小林一秀さんに、この魅力的な虫について深掘りインタビュー!今回はその前編です。 本誌特集の扉を飾っているゲリオンの写真。photo:Testuya Ito 川端正吾 まず、あらためて今回の特集で巻頭を飾っているディペリクス ゲリオン(Dipelicus geryon)の特徴を教えてもらえますか?(以下ではゲリオンと記載) 小林一秀 ゲリオンはジャワ島に生息すると言われる、圧倒的な存在感のツノが特徴のカブトムシです。頭部からは鋭くエッジの利いた頭角が一本、さらに胸部にはもはや何本とカウントしていいのかわからないほど複雑な、まるでゴジラの背びれのようにド派手に生えそろった胸角があります。ここまで複雑に、かつ大胆なツノの形状をしたカブトムシは他に例があ
公演日:5月17日 公演名:完全寄席 雷電 出演者をほとんど知らずとも、なんだか面白そうという直感に従ってお笑いライブのチケットを取ることがよくあります。このライブを見たいと思ったのは、『芸人雑誌』主催だからでした。 『芸人雑誌』は芸人さんについて取り上げている雑誌です。その内容は柔軟で、インタビューだけではなく芸人さんの特質に合わせたページ作りも特徴的です。芸人さんの選定がいつもクリティカルで、筆者はそれをかなり信頼しています。 あなたとネのコントが特に良かったと感じました。バイキングでの一場面を切り取って、大袈裟なところがなく、しかしこだわりと変わったところのある店員に静かに振り回される客というシチュエーションはあり得るもので、ただ内容としてぎりぎりあり得ないことを持ってくる、そのバランスの巧みさと、だんだんエスカレートしていく小道具やセリフの使い方によってコントのリアリティから飛躍の
新富町〈GINZA MACHiPON〉 名店を卒業した夫婦が営む、ザ・ワイン屋 オーナーシェフの池田崇之さんとソムリエの池田真知子さん夫妻は共に、ワイン居酒屋〈ポン・デュ・ガール〉の出身。昨年末の閉店に伴い、独り立ちならぬ、ふたり立ち。新店でも「ワイン屋でありたい」というスピリットは健在だ。 大人様プレート ヒントにしたのは東銀座の某有名店のランチ。「カスレに似ていて、ほぐしながら食べることを思いついた」と池田シェフ。肉の旨味が凝縮したラムソーセージにマッシュポテト、身離れのよい鶏のコンフィ、パンチのあるガーリックライスにさっぱりしたピクルスを添えて。ネーミングにもグッとくる。2,500円。奥久慈卵のウフマヨネーズ パリっ子のソウフルードであり、ビストロ定番の前菜。濃厚でコクのあるブランド卵〈奥久慈卵〉をいい具合の半熟卵に。一から手作りする自家製マヨネーズは酸味も程よく、素材の持ち味を引き
タカとユージのあぶないデートカー クルマがないと女の子をデートに誘えなかったバブル時代、日産・シルビア、ホンダ・プレリュードといった2ドアクーペの「デートカー」が人気で、中でもいちばん高級感があり、「助手席に乗りたい!」と女性たちの支持が厚かったのがトヨタ・ソアラだった。 しかしなにゆえこのタイプが「デートカー」だったのか。運転席と助手席をリクライニングすれば結構フラットになるからだ。プレリュードなんて運転席から助手席を倒せる。今だと炎上案件だ。 ソアラよりも前に発売されつつ、先を越されていた2ドアクーペがあった。日産・レパードである。が、日産がスポンサードする刑事ドラマ『あぶない刑事』が1986年に始まり、2代目レパードを投入。ドラマの人気とともにレパード人気も高まり、ソアラとともにバブル期を象徴するツートップに。 舘ひろし演じるタカと柴田恭兵演じるユージの刑事(デカ)コンビが活躍する『
「歩く旅こそ人生」。いざ自然へ 『ロングトレイルという冒険』 加藤則芳/「歩くスピードでしか観ることのできない自然の機微をなめるように味わい、歩いてしか得られない風景展開を楽しんできた」という加藤が、ソローやジョン・ミューアら先人たちの言葉を引きながらロングトレイルの魅力を伝える。なぜ人は自然に向かうのか、旅心に火をつけられる一冊。技術評論社 これから長い旅に出る人へ 『ふらり。』 谷口ジロー/「一歩一歩 あせらずとも 正確にあるいてゆけば いつかはたどりつく」。一人の隠居した男が江戸の町をふらりふらりと歩きながら、鳥やアリや猫の目線を携え、空へ地面へ屋根の上へと行く。しばらく読めば、この男は測量学者の伊能忠敬だということがわかる。日本一周踏破の旅への心構えに。講談社 1,200㎞のお遍路を巡る旅 『四国お遍路バックパッキング』 ホーボージュン、BE−PAL編集部、茶山浩/厳選された道具を
毎年様々な切り口で映画の楽しみ方を提案するBRUTUSの映画特集。時代に爪痕を残す傑作を作ってきた映画監督に注目した特集「映画監督論。」と、時代時代を鋭く切り取ってきたドキュメンタリー映画の特集「沸騰!ドキュメンタリー好き。」の2冊をまとめた特別保存版。時代と向き合いながら楽しむ、いま観るべき作品517本を紹介します。
〈ボンボン〉を代表する名作焼き菓子が各5個ずつ入った詰め合わせ。「バームクーヘン&マドレーヌ10個入」2,850円。ほかに「6個入」1,770円もあり。この包装も創業当時から受け継がれるもの。黒地の包装紙にピンクのリボンをふわっと結んだ愛らしさ!キュートなくまのロゴは、初代の娘にあたる2代目の夫人が小学校3年生の時に描いた絵を採用したもの。賞味期限はともに14日。 喫茶店文化が根付く名古屋において、その代表的1軒と謳われる1949年創業の〈洋菓子・喫茶 ボンボン〉。ダークブラウンの天然木材の壁面に煌びやかなシャンデリア、東郷青児の絵画……と古き良き喫茶店の風情が大切に残されており、「マロン」や「コルネパイ」といった生ケーキや、由緒正しき佇まいの「プリン」など、その愛らしさとしみじみとしたおいしさが世代を超えて支持されている。「いいものをお値打ちで」という、開店当時から受け継ぐ変わらぬお客思
ポップかつ破壊的な楽曲を生み出すgroup_inouと、その独創性から「イリュージョン漫才」と称されるランジャタイ。音楽とお笑い、全く異なる領域でひときわ異彩を放つ2組の対談が実現。出会いについてから、ネタ・楽曲の制作やライブで生まれるグルーヴ、共通の影響源に至るまで語り尽くしてもらった。 imai 初めて2人を生で見たのは、2016年の『倉本美津留の太鼓判』ライブで。笑い飯やナイツみたいなガチガチの強い人たちに囲まれて急に知らない人たちが出てきたから、どんなコンビなんだろう?と思ってたんだけど、人生で見たことないぐらいウケてて、本当に腹ちぎれるぐらい笑ったんだよね。劇場で爆発してたのが衝撃的だったし、一発でファンになっちゃった。それから何年も後に、国ちゃんが急にDMをくれて。イノウの曲のスクリーンショットと一緒に「好きです」って送ってくれた。 国崎和也 友達から『HEART』を教えてもら
8cmCD収録の短冊本も発売、再評価が止まらない nakamura8cm 8cmCDの始まりは1988年2月21日。日本で一気に68タイトルが発売された日です。その前までシングルはアナログ7インチで買っていて、CDはアルバムだけだった。大学生の時にリアルタイムで知りましたが1枚1,000円しましたから、たくさんは買えなかった気がします。 ディスク百合おん 僕も小・中学生の頃が全盛期だったので、どうせなら限られたお小遣いでアルバムをと思っていました。 na 最初に買ったのは日本の短冊ではなくて、洋盤のプリンスでした。初期はCDにアダプターを付けて聴いていたけど、そのうち8cmCD対応トレーのプレーヤーが普及した。 デ 僕が8cmCDにハマったのは7〜8年前で意外と最近なんです。J-POP縛りのイベントでDJをやることになって、音源を探して買っているうちに面白さを感じるようになって、そこからは
〈ドリス ヴァン ノッテン〉のショートパンツ スパンコールを全面に手刺繍で施し、光や動きに合わせてキラキラ輝く。ベースはコットンでウエストゴム仕様。 黒木晃(編集者) くろき・あきら/1988年東京都生まれ。MAEDA DESIGN LLC. 勤務。TOKYO ART BOOK FAIR運営メンバー。 ショートパンツ149,600円(ドリス ヴァン ノッテン TEL:03-6820-8104)、ユーズドのロングスリーブTシャツ9,900円(トロ TEL:03-6447-4147)、ユーズドのシャンブレーシャツ8,690円(バディ TEL:03-5848-8450)、ソックス4,290円(パンセレラ/真下商事 TEL:03-6412-7081)、シューズ16,500円(メレル/丸紅フットウェア TEL:03-3665-1789) 〈ヴァレンティノ〉のショートパンツ 上質なコットンポプリンに、
マンション台北(大塚) 夜市の屋台気分でワシワシかっ込むプチ丼が旨い 店のある大塚の一角は、ベトナム国旗と中国語があちこちに。まるで、アジアの街角のよう。1階にベトナム食材店が入る古いマンションの2階の重いドアを開けると、そこはまさに台北の“怪しい”食堂だった。 緑の丸いタイルが張られたテーブルに座って、カウンター上の中国語のメニューを眺めてもチンプンカンプン。でも、安心してください。手元のQRコードを読み取れば、写真付きのメニューが登場する。 爌肉飯 見た目、強烈。ぐるぐる巻きの豚バラ肉煮込み“コンロー”がドンとのっかったご飯。皮付きの豚バラ肉を丁寧に下ごしらえし、ほぐれるほど軟らかく煮込んだもの。1人分140〜150g。ご飯は200g。甘辛味のたれがご飯とよく合う。大きく見えるが丼ではなくご飯茶碗。単品790円。ランチセット1,100円。蒜泥白肉 ゆで豚のニンニクタレ620円。豚バラ肉
ひとたびそこに飛び込めば、世界の見方が変わり新たな心が呼び覚まされる。サイエンスフィクションという物語には、私たちの人生や価値観を変える力があります。大いなる不思議と驚きをもって新たな感覚を“目覚めさせる”、広大なセンス・オブ・ワンダーの海へ……この夏は思い切り飛び込んでみましょう。識者監修のもと、2000年代以降に発表された現代SF重要作やSF的想像力が光る話題作を中心に、その楽しみ方をナビゲート。新たな感覚がたちまち目覚める、ブルータスのSF入門ガイドをお楽しみください。 特集「夏は、SF。|世界の無限に目覚める400作品」 一度触れると新たな感覚が“目覚める”、広大なセンス・オブ・ワンダーの海へ。小説、映画、ドラマ、ゲーム、漫画、アニメなどジャンルレスに現代SFの注目作をセレクト。識者監修のもと、その楽しみ方をナビゲートします。 特集「夏は、SF。|世界の無限に目覚める400作品」
初めてのトレランサンダル 20,900円 今年40周年を迎えた〈テバ〉から新作のトレイルランニングサンダルが到着。コンセプトは「自然を満喫しながら自由に走れること」。反発性とクッション性を兼ねた二重構造のミッドソールや、新開発のWストラッピングシステムなど従来のサンダルにはない新しい履き心地を叶えた。ランニングはもちろん、フェスやキャンプなどアウトドアシーンでも活躍。
人は「言葉」で万物を理解し、思考を深める。激動するこれからの世界を知るには、新しい「言葉」(デジタル・ディバイド、ケアリングデモクラシー)、あるいは古いそれらのアップデート(孤独、身銭を切る)が有効な入口となる。1つのキーワードにつき、3冊。9人の選者によるKEY BOOKを読んで、明日への扉を開こう。
——さる4月24日、ニューヨークの映画製作スタジオ「A24」のパーティでDJをされていましたが、ここのところ「A24」関連作品のサントラも素晴らしいそうですね。まずはソフィア・コッポラ監督の最新作『プリシラ』のレコードは、3人揃って買ったというお話ですが。 鶴谷聡平 本当に最高だよね。ミュージック・アドバイザーがフェニックスと、ウェス・アンダーソン作品で知られるランドール・ポスター。新旧の楽曲からセレクトされていて、ソフィア作品らしいセンスのいい選曲だった。 山崎真央 サントラ盤レコードの収録曲を見たら、1曲目アリス・コルトレーン「Going Home」(1972年)が収録されていると聞いて、「これは買わなきゃ!」と思ったんだ。 渡辺克己 「Going Home」の原曲は、アントニン・ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第2楽章「ラルゴ」の主題となる旋律を基に、ドヴォルザークの弟子
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