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もし「くまのプーさん」が破壊された森に住んでいたら?環境問題を啓発する新たな物語 くまのプーさんが住む森に、異変が起きました。すべての木が伐採され、100エーカーの森が失われてしまったのです。この絵本が訴えかけるのは、トイレットペーパーの背景にある森林伐採の現状なのです。 南アフリカで学んだ、赦しとケアの精神「ウブントゥ」 南アフリカで、自立や個性を至高のものとせずに、人を助け合って生きることを意味する「ウブントゥ」という言葉に出会いました。人間は不完全であるからこそ許し合い、共生していく「ウブントゥ」の精神を紹介します。 報道されなくなったら終わり、じゃない。「忘れられた」問題への支援を考える動画 1年前、どんなニュースを見ていましたか?メディアの報道が扱うトピックは次々と変化しており、緊急事態に対しても、時間が経つと報道がはたと消えることも珍しくありません。しかし、こうした移り変わりに
キャンセルカルチャーとは? キャンセルカルチャーとは、社会的に好ましくない発言や行動をしたとして個人や組織をSNSなどで糾弾し、不買運動を起こしたり、ボイコットしたりすることで、社会から排除しようとする動きのこと。 具体的にはメディアやSNSを通しての猛批判、テレビ番組やCMへの出演停止、番組の放映中止、解雇・解任、出演作品を観ない、著作を読まない、製品を買わないといった、支持や支援を取りやめる(キャンセルする)行為や呼びかけを指す。 政治家や芸能人、インフルエンサーなどの著名人、また企業や組織、団体なども対象となることがあり、人種差別的な発言や行動、同性愛者に対する偏見、そのほか何らかの不正が明るみに出たときなどに起こることが多い。 「コールアウトカルチャー」や「炎上」との違い キャンセルカルチャーは、アメリカを中心に2010年代中頃から見られるようになった。不正や不公正な状態に抗議する
2020年10月10日、横浜の象の鼻テラスによって「FUTURESCAPE SUMMIT vol.1」が開催された。横浜市は現在、新型コロナウイルスとの共存や、世界共通の目標となっているSDGsの達成に貢献することを目指した社会実験や教育普及事業の取り組みが行われている。 2019年から始まった本イベントでは、横浜での取り組みが発信されるとともに、公共空間を創造的に活用する世界各都市の経験と知見が交換されている。今年イベントに参加したのは、イギリス・リーズと香港からのゲスト。国内外からの流入人口も大きく、国際的に大きな注目を集めるリーズ・香港・横浜の公共空間は、コロナ禍でどのようにデザインされているのか。各都市の様子をレポートしていく。 なぜコロナ禍に公共空間を考える? 近年、大都市では公共空間の民有化や商業化が頻繁に行われるようになり、一部の人々や企業に土地が占有されることで、人々の生活
上記のバタフライ・ダイアグラムは3原則に基づいて3つの階層に分かれている。一番上の層が、経済システムにインプットする資源を示しており、真ん中の層が経済システム、そして一番下の層が経済システムによりもたらされる負の外部性を意味する。ここでは、それぞれの層に沿って意味を説明しこう。 経済システムにインプットされる資源は、「再生可能資源」と「有限資源」の2つに分かれている。「再生可能資源」は、木材や綿、食料など、自然界において分解・再生することができ、バイオスフィア(生物圏)を通じた循環をデザインすることができる生物資源を意味する。 一方の有限資源は、有限で枯渇性があり、自然界ではすぐに分解できない鉄やアルミニウム、プラスチックなどの技術資源を意味する。これらの資源は、自然界への流出を防ぐために、テクノスフィア(技術圏)の中で循環を閉じる必要がある。 ここで重要となるのは、生物資源と技術資源とい
※本記事は IDEAS FOR GOOD Business Design Lab のニュースレター4月号でお送りしたIDEAS FOR GOOD編集長コラムの内容を一部編集のうえ掲載したものです。 世界中で猛威をふるい、私たち人類を終わりの見えない恐怖と不安に陥れている、新型コロナウイルス。IDEAS FOR GOODではこれまでにも #ShareTheLightSide を合言葉に、未曽有のパンデミック状況下においても希望を捨てず、コロナと立ち向かっている素敵なアイデアを世界中から集め、ご紹介してきました。 新型コロナウイルスがいつ収束するのか、今のところそれは誰にも分かりません。4月15日には、断続的なソーシャルディスタンシングの必要性は2022年まで続くかもしれないというハーバード大学の研究も出ています。とても不確実な未来が私たちを待ち受けていますが、一つ言えることは、現在も含めてコ
近年欧州では自動車の販売台数の伸びは鈍化しており、メーカー各社は新製品の開発だけでなく、テクノロジーを活用した新しいビジネスモデルの開発やブランディングにも力を入れている。 例えばVOLVO社が「2020年までにVOLVO社製の新しい車による死傷者を0にする」というビジョンを打ち出し、交通システムやインフラへの整備も始める事例が見られる。自動車業界を始め企業のブランディングの一環として、社会課題解決へのコミットメントを表明する動きが活発化しているのだ。 高級自動車ブランドのレクサスは、ヨーロッパでの新モデル発売に合わせて、スウェーデンの首都ストックホルムで期間限定のポップアップ寿司レストランを2日間限定でオープンした。展示されている販売予定のレクサス最新モデルの脇にある店舗で、日本初の職人が全員女性の寿司レストラン「なでしこ寿司」の千津井由貴さんが握る寿司を食べられるという企画だ。 トヨタ
私たちはカロリーの45%以上を穀物から摂取している。FAO(国連食糧農業機関)によると、2018年〜2019年で1番多く生産された穀物はトウモロコシ(約11億トン)で、2番目が小麦(約7.3億トン)、3番目が精米(約5億トン)とつづく。穀物市場は規模が大きく、たとえば1万年以上もの歴史を持つ小麦は、やはり市場での存在感も大きい。 その中、わずか20年ほど前に誕生し、耕作中の土地が500ヘクタールにも満たないKernza(カーンザ)が、自然環境を守り、農業に革命を起こす穀物として注目されているのをご存知だろうか。アメリカではすでにカーンザを使ったパスタ、ピザ、パンを食べることができ、2019年4月には、同国の大手食品会社であるゼネラル・ミルズがカーンザを使ったシリアルを売り出した。 なぜカーンザが環境に優しい穀物だと言われるのか。ひとつめの理由として、1年で枯れてしまう一般的な小麦と違い、カ
ナッジとは? ナッジとは、行動科学の知見から、望ましい行動をとれるよう人を後押しするアプローチのこと。多額の経済的インセンティブや罰則といった手段を用いるのではなく、「人が意思決定する際の環境をデザインすることで、自発的な行動変容を促す」のが特徴だ。 2017年、シカゴ大学のリチャード・セイラー教授がノーベル経済学賞を受賞したことがきっかけでナッジは大きな注目を集めることとなった。英語でナッジ(nudge)は「ひじで小突く」「そっと押して動かす」の意味。行動変容をそっと促すナッジは、しばしば母ゾウが子ゾウを鼻でやさしく押し動かすようすに例えられる。 もっとも有名なナッジの事例は1999年、アムステルダム・スキポール空港の小便器の「ハエ」のナッジだ。公共トイレを清潔に保つために、ハエの絵を小便器の底に貼り付けたことで、利用者の飛沫を80%減らした。制約措置だけでは不十分と考えられていた課
「地域による格差はたしかにあります。でも、今に満足してる同い年の子たちにまで格差の現状を伝えることが、本当にその子たちを幸せにするのかなって。いつも自分に問いかけてます」 そう語るのは、青森県に住む高校2年生の木村栞(しおり)さん。木村さんは、都市と地方の情報格差・機会格差・意識格差に取り組む学生団体「LINDEAL(リンディール)」の活動メンバーである。 LINDEALは、「東北の高校生が “自分の未来は自分で作る” という意識を持つ」ことを目指して、青森の高校生らが立ち上げた団体だ。地方でのあらゆる格差をゼロにすべく、同じ世代に向けたサマースクール・課外活動についての情報発信や、高校生同士の交流の場の提供などを行っている。 都市と地方の格差。街の規模も、環境も、文化にアクセスする機会も、将来の選択肢も違うなかで、青森に住む若者たちには、格差の実態がどのように見えているのだろうか。「格差
少子高齢化が進む日本社会で近年深刻なのが「空き家」問題だ。日本政府によると、日本の空き家は1998年から2018年20年間で、約1.9倍(182万戸から347万戸)に増加しており、今後も急速に増加していくと予想されている。空き家が放置されると、建物の劣化による倒壊や崩壊、火災、ごみの不法投棄など様々な悪影響が生じる。 そうした課題に対して、従来の不動産の構造を再考しているのが、「さかさま不動産」だ。彼らはプラットフォーム上で「物件」ではなく、「借りたい人」の情報を公開することで、空き家問題を解決するだけではなく、新たな地域の文化の潮流を生み出そうとしている。今回は、さかさま不動産屋代表の水谷さんに空き家問題とその解決に向けた取り組みについてお話を伺った。 話者プロフィール 水谷岳史(みずたに・たけふみ) 株式会社On-Co 代表取締役 1988年生まれ。三重県桑名市出身。高校時代から商店街
ウェルビーイングとは? Well-being(ウェルビーイング)とは、心身と社会的な健康を意味する概念。決まった訳し方はなく、満足した生活を送ることができている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉である。瞬間的な幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェルビーイングだ。 厚生労働省は、この言葉を「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」だとしている。 初めてウェルビーイングという言葉が言及されたのは、1946年の世界保健機関(WHO)設立の際に考案された憲章。WHO設立者の1人である施思明(スーミン・スー)が、予防医学(病気の予防・治療)だけでなく、健康の促進の重要性を提唱し、“健康”を機関名や憲章に取り入れるよう提案した。 健康とは、病気でないとか、弱っていないということでは
クィアベイティングとは? クィアベイティングとは、実際に同性愛者やバイセクシャルではないのに、性的指向の曖昧さをほのめかし、世間の注目を集める手法である。 性的マイノリティや、既存の性のカテゴリに当てはまらない人々の総称であるクィア(Queer)と釣りなどに使うエサを意味するベイト(bait)を組み合わせた言葉だ。由来の通り、同性愛者やバイセクシャルであるかのような匂わせをすることで、LGBTQ+の人々をはじめ、世間の人々をひきつけようとするマーケティング・ブランディング手法である。 クィアベイティングはテレビ番組、映画、音楽、演劇といったエンターテイメント分野や、本、広告、ファッションなどの分野で見られることが多い。作品の登場人物が LGBTQ+である可能性を繰り返し示しているにもかかわらず、セクシュアリティに言及することを避けている場合などに、クィアベイティングが指摘される傾向にある。
トーンポリシングとは? トーンポリシング(Tone Policing)とは、社会的課題について声を上げた相手に対し、主張内容ではなく、相手の話し方、態度、付随する感情を批判することで、論点をずらすこと。話し方のトーン(Tone)を取り締まる(Policing)という意味から、「話し方警察」等とも訳される。 Collins dictionary.comによると、トーンポリシングは「議論の内容ではなく、口調を理由に議論を拒否すること」と定義されている。 この言葉は2000年代初頭にアメリカで広まり、SNSの浸透により世界中に広がった。日本で使われるようになったきっかけの一つは、2017年にアメリカのWeb漫画『「冷静に」なんてなりません!』が日本語で紹介され、SNSで話題になったことだった。 近年、インターネットやソーシャルメディアが普及したことで、差別やハラスメントといった社会問題に対し人々
ガスライティングとは? ガスライティングとは、加害者側が些細な嫌がらせを継続的に行ったり、わざと誤った情報を提示し続けたりすることで、被害者が自身の記憶や知覚、正気を疑うよう仕向ける心理的虐待の手法。被害者の現実感覚を狂わせることで、被害者が「自分が間違っている」と自分自身を責めて自尊心をなくし、精神的に追い込まれるよう仕向ける行為を指す。 米国心理学会によると、以前は精神疾患を誘発したり、被害者の精神病院への入院を正当化するような極端な行為を指していたが、現在ではより一般的に使われるようになっているという。 ガスライティングはDV(家庭内暴力)の一種として取り上げられることが比較的多く、2018年にはイギリスで流行語となり、一般的に定着した。そのほか、2021年から韓国でたびたび有名人が被害を告白したり、2022年にはアメリカでも辞書出版会社であるメリアム・ウェブスター社発表の「今年のワ
「4時間のボランティアがチケットになる」というこのシンプルだがユニークでソーシャルグッドな仕組みは、どのように生まれたのか。このムーブメントの果てにRockCorpsが目指している世界は一体何なのか。RockCorpsのCEO、Stephen Greene(スティーブン・グリーン)氏に話を伺った。 RockCorps が生まれたストーリー Q:そもそも社会起業家になろうと思ったきっかけは? もともと私のキャリアはNPOから始まりました。その後はビジネススクールに行ってMBAを取得し、ベンチャーキャピタリストとして金融の世界に入りました。しかし、私にとってはいずれの選択肢も自分が進むべき道ではないと感じたのです。 私は、社会をよりよくするための方法として資本主義の力を信じています。NPO(非営利)だけでもビジネス(営利)だけでもなく、その間に大きな力があるのです。優れたビジネスを行うことと社
電灯のスイッチを押す、棚の扉を開ける、ソファから立ち上がる──日常のよくあるシーンである。こうした日々の小さな行動にも困難を抱える人たちがいることに想いを巡らせたことがあるだろうか?手先が麻痺して思うように動かせないとしたら、デスクランプの小さなスイッチを押すのも、戸棚の取っ手に指をひっかけるのも、難しい作業になってしまうのだ。 障がい者が抱えるこうした日常生活の困難を解消し、彼らのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上させようと立ち上がったのが、イスラエルのIKEAだ。IKEA Israelは、非営利団体のMilbat、Access Israelと協同で「ThisAbles」プロジェクトを始動し、既存の家具をアクセシブルに変える家具用アタッチメントを製作した。 動画に出てくるエルダーは、脳性麻痺のために手足の動きに制限がある。身の回りのほとんどのことは自分で行えるが、それでもスイッチや
イギリスの大手お菓子メーカー、キャドバリーが、自社チョコレートバーの包装からブランド名や成分などの言葉をすべて削除するキャンペーンを行っている。その目的は、高齢者が抱える「孤独」への関心を高め、言葉の寄付を促すため。これは一体、どういうことだろうか? 現在、イギリスの高齢者の多くが「孤独」な状態である。定年退職したり、家族に先立たれたり、病気になったり、さまざまな理由で高齢者は近しい人と過ごす時間を失ってしまう。キャドバリーと高齢者の健康や生活の向上に取り組むNPO、Age UKの調査によると、260万人の高齢者(65歳以上)は、1週間に話すのは3人以下の知り合いのみと回答。そのうち22万人もの高齢者は、1週間誰とも話さずに過ごしているという。 このキャンペーンでは、言葉を排除したチョコレートバーが、会話のない日常への違和感に気付いてもらう役割を持っている。1週間誰とも話さないとどうなるの
SDGsウォッシュとは? SDGsウォッシュ(SDGsウォッシング)とは、国連が定める17の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいるように見えて、実態が伴っていないビジネスのことを揶揄する言葉。実際はそうでないにも関わらず、広告などで環境に良いように思いこませる「グリーンウォッシュ」が元になっている。 たとえば、事業の内容に直接関係のない「グリーンなイメージ(自然の写真や、緑色の包装など)」を使う石油企業や、衣服の製造過程で通常よりも多くのCO2を出すにも関わらず、「天然」または「リサイクル素材」でつくられている、と良い面だけをアピールするファッションブランド、そして、海洋生物を守っているとアピールしながら、自社の東南アジア支社にいる従業員には低賃金で強制労働をさせるグローバル企業などが当てはまる。これらはすべて、上辺だけのSDGsだ。 企業の多くは、自社のCSR(社会的責任)活動を
Toxic masculinity(有害な男らしさ)とは? 「Toxic masculinity(トクシック・マスキュリニティ)」または「有害な男らしさ(男性性)」とは、伝統的に「男はこう振る舞うべき」とされる行動規範のうち、負の側面があるとされるもののこと。 例えば、男性優位の意識(女性を見下すような意識)や、男はタフでないといけない、泣いたらダメだという意識、男は性的に活発であるべきという意識などが具体的には挙げられる。 この言葉は1980年代後半に心理学の教授が提唱し、当初は「男性が感情を抑え込むことで、ときに暴力的な激しい爆発にいたること」を指していた。 近年では、セクハラや性的暴行の被害体験を告白する#MeToo運動、トランプ大統領の女性蔑視的な問題発言、男性の自殺率の高さ、銃乱射事件の容疑者に圧倒的に男性が多いことなどへの注目が集まったことを背景に、より広範に及ぶ「男性性のネガ
「格差の拡大」がさかんに叫ばれる昨今。日本では、子どもの7人に1人が貧困であると言われている。2020年の調査によると、2019年調査時は3,718箇所だった日本全国のこども食堂の数が、2020年には4,960箇所に到達。コロナ禍でもその数を伸ばしていたことが分かった(※1)。 日本における子どもの貧困や格差の問題に取り組んできたのが、社会活動家の湯浅誠氏だ。現在、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長を務める湯浅氏は、1990年代よりホームレス支援等に従事。2009年からは足かけ3年、内閣府参与に就任し政策決定の現場に携わっており、官民両方の立場から格差是正支援を行った経験がある。 今回IDEAS FOR GOOD編集部は、長きにわたり格差是正支援に携わってきた湯浅氏に、日本における格差の特徴や私たちにできることについてお話を伺った。 話者プロフィール:湯浅誠(ゆあさ・
テクノロジーをつかったコミュニケーションは、日々進歩している。近年では、AI(人工知能)の発達により、デバイスに話しかけるだけでルート検索やアラームの設定などさまざまな指示を出せるようになった。これらのコミュニケーションでは、いずれも声を出すなど何らかの動作が必要となるが、今回はそんな常識をくつがえすような研究をご紹介する。 アメリカ、マサチューセッツ工科大学(以下、MIT)の研究チームは、言いたいことを“頭の中に思い浮かべるだけ”でコミュニケーションできる特殊なヘッドセット「AlterEgo(オルターエゴ)」を開発した。皮膚を貫いたりするものではなく、あごや顔に装着するだけのウェアラブルデバイスだ。AlterEgoを着けたまま頭の中で指示を送ると、デバイスが筋肉からの微弱な電気信号を感知して理解し、操作を実行する。 また、通常のイヤホンとは違い、外耳道(耳の穴)をふさがずに骨伝導を利用し
スラット・シェイミングとは? スラットシェイミングは、性のステレオタイプや社会通念に基づき期待される行動や外見から逸脱しているとして、非難したり、制裁をしたりする行為のこと。たとえば派手な服装をする女性に対しての「女のくせにはしたない」といった言動は、スラットシェイミングにあたる。 これはつまり、性に対する固定観念を他者に強要することだ。どの性別も被害者や加害者になりうるが、女性や性的マイノリティが被害者になりやすい現状がある。「スラット(Slut)」という言葉自体も、英語で「ふしだらな女」「(誰とでも寝る)尻軽女・ビッチ」といった意味を持つ。 スラットシェイミングの標的となるのは、たとえばこのようなケースだ。 「性的」だとされる服装を着て服装規定に違反している 避妊や人工妊娠中絶の権利を求める 婚前交渉をしたり、無差別なセックスをしたりする 売春をする 強姦あるいは性的暴行の被害を受ける
グレート・リセットとは? より良い世界をもたらすために、私たちの社会と経済のあらゆる側面を見直し、刷新すること。 世界情勢の改善に取り組む国際機関である「世界経済フォーラム(WEF)」が、2021年5月に開催するダボス会議のテーマを「グレート・リセット」にすると発表したことから、注目を集めている。ダボス会議は世界経済フォーラムの年次総会であり、世界経済や環境問題など幅広いテーマで討議される内容は、各界から注目されている。 世界経済フォーラムがグレート・リセットの必要性を訴える理由としては、新型コロナウイルスの感染拡大が経済成長、公的債務、雇用、人間の幸福に深刻な影響を及ぼしていること、そして気候変動や格差の拡大といった社会問題が危機的状況にあることが挙げられる。これらの危機からより良い世界を取り戻すためには、その場しのぎの措置ではなく、まったく新しい経済社会システムを構築しなければならない
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