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都知事選
kyouki.hatenablog.com
僕は20年間、会社員をして、40歳で独立して古着屋を始め、62歳で会社を廃業して引退しました。 男性のマジョリティーであろう価値観で生きてきた人間です。 この文章は、「男性的な価値観で生きている人」を対象に書きますが、表記が面倒なので、以降、「男性」もしくは「男」と略して書きます。 男は、40歳頃に中年の危機を迎えます。周囲に負けまい、なにものかになるんだと志して遮二無二働き、大多数は、なにものにもなれないと気づきます。そこで、転職したり、僕のように独立したりして、「なにものにもなれなくても、自分独自のコアを大切にする生き方」を模索します。そうやって、なんとか人生に折り合いをつけて、中年の危機を乗り越えます。 が、50歳、60歳になると、次の危機がやってきます。 定年でやることがない、孤独だ……そんな話はよく聞きます。が、古着の商売をしていた僕は、歳を取れば知識が増えるだけで、生涯現役でや
あと少しとなりました イチロウヤのユキでございます。ネットショップとはいえ受付嬢がいたほうがよいということで、ワタクシこの約19年間入り口にいすわっておりました(ちょっとほこりっぽくなっております)時々忘れられてはおりましたが、夏は浴衣にも着替えておりました。 ここまでイチロウヤを続けられたのもお客さまの支えがあったからこそ。実店舗ではありませんでしたので、ここにお迎えすることができませんでしたが、少し裏側をお見せできたらと。 イチロウヤは小さな3階建てのビルの8部屋をつかって 写真撮影・商品倉庫・事務所としておりました。 ********************** ここが2階の写真の部屋・8人が一度に写真を撮ることができました。 今は撮影用ライトをかたずけました。 場所をあけて帯の仕上げをしています 2階の隣がキモノッテの部屋 こちらも仕上げに余念がありません 倉庫の棚もかたずけて 壁
Dear Newsletter readers, Hello, this is Mari. It's my turn to write Ichiroya's weekly newsletter. It is still rainy season. I think we haven't have enough rain so far. I think I should dance in kimono to pray for rain! A little while ago, I went to Uji, Kyoto to attend "Sencha" demonstration. "Sencha" is green tea which is not powdered, as opposed to Matcha. You may be familier with "Matcha" which
Jun K | Flickr Hello, ICHIROYA newsletter readers! How are you doing? This is Iori writing again. May is almost over. It’s getting warmer and warmer, even hot here in Japan. It is the time to plant rice in Japan. Most of you already know that Japanese live on rice. Japanese love rice. In this season, you can see many rice fields are filled with water. Rice fields glisten in the sunlight and this s
Benson Kua | Flickr Dear Ichiroya news letter readers, Hello! This is Nagisa writing. How have you been? It's very comfortable season here in Osaka. By the way, have you checked Kimonotte new items yet? They have a design of the Statue of Liberty or the Empire State Building! They are so eye-catching design, aren't they? They stand out even if you're in the crowd for sure! https://www.kimonotte.co
Dear Newsletter readers, Hello, this is Mari. We hope you enjoy our newsletter. This is my first newsletter in 2018. I'll do my best to deliver more interesting topic to you! Those who have received packages from Ichiroya may know that we put a small piece of kimono fabric in them. Some are textured tsumugi silk, some has shibori pattern on them, some are shinny smooth silk. All of them are silk.
Photo by Toyota Motor Europe 母が入居する介護施設『やまぶき』の駐車場には、オレンジの86が停まっていた。 妻の車CX3の助手席から降りた妻は、その86に歩み寄るとナンバープレートをまじまじと見つめた。低木の垣根に接している後部に回り込んで首を伸ばし、やがて私の元へ歩み寄って言った。 「この車だわ」 先週、介護施設から帰る途中に、無謀な運転のオレンジの車のせいで事故にあいかけた。「この車」がその時の車を意味していることは、いつも妻に察しが悪いと言われている私にもすぐにわかった。 『やまぶき』はM市の郊外にあって、高速の出口からM市の市街をかすめてたどり着くまでには、しばらくカーブの多い里山の中の道を走らなければならない。 先週、用事で行けない僕の代わりに、妻がひとりで『やまぶき』に向かっている時、右回りのカーブから飛び出してきた対向車がすべって、妻の車に衝突し
少し前に読んだMediumの記事が、こころにひっかかっているので簡単に紹介したい。 In times of change, make tires 現在、インターネットがメディアのありようを激しく変えている最中だが、かつて自動車産業が勃興したときも同じような状況だった。 自動車が作られたはじめたとき、馬車の時代であって、快適な道は少なく、ガソリンスタンドがあるわけでもなく、自動車の未来が来ることは誰の目にも明白だったけれど、それがいつ実現するのかはわからなかった。 多くの起業家たちが自動車をつくりはじめたが、まだそこは小さな発展途上のマーケットで、ほとんどの起業家たちは途中で挫折した。そこは死屍累々の墓場であり、当時から残っている自動車製造会社はフォードとメルセデスだけとなった。 さて、もしあなたが当時に生きていて実業家だったら、どちらの道を選んだだろうか? 1.馬車を製造し続ける 2.自動
Dear Ichiroya newsletter readers, Hello, this is Mitsue. How are you doing? Are you enjoying our News Letters? I hope you could feel our daily life in Japan, and find something through Japanese culture and tradition. Two weeks ago, I visited Shirasagi(white heron) park in Sakai city, southern part of Osaka. It is famous for 'Hana-shobu'(Japanese iris) and about 100 kinds are planted on waterside.
イチロウヤをご覧の皆様、アンティーク着物をお好きな皆様 ご案内させていただいておりました、長崎のアンティーク着物コレクターの田川様のアンティーク着物コレクション展に行ってまいりました。 これほどの数のアンティーク着物が一同に、しかもほとんどみんなトルソーに着付けてあり、あの良き時代の人々がどんなにおしゃれを楽しんだか・・・生き生きとしたカタチで見ることができました。 贅を尽くした着物と帯の数々は、時間も手間も惜しまずに1点1点作られており、デザインといい、手の仕事といい、遠くから見て圧倒!近くでみて感激!の連続でした。 3日間の開催期間で長崎市長やオランダ大使をはじめ 4百人ものお客さまが訪れたそうです。 今回はそのコレクションの一部をご紹介。今回ご紹介しきれなかったアイテムについてもまた後日お見せ出来ればと思っております。 ひらり!牛若丸と弁慶 優雅な舟遊び図の裾引き あの昔話の舌切雀が
こちらから在庫あり(即納!)商品が一挙公開! 一度にご覧いただけます。 ↓ kimonotte factory(キモノッテファクトリー)by ICHIROYA ↑ 京袋帯と半幅帯のお作りがあるものについては、それぞれ「京袋帯」か「半幅帯」を選んでクリックしてください。 ♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫ こちらほやほやの↓こちら新着 即納品でーす♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ コウモリと音楽 半幅 紫 コウモリと音楽 半幅 ビビッドピンク コウモリと音楽 京袋帯 紫 コウモリと音楽 京袋帯 紺
***京袋帯 モチーフ:鳥とチューリップ カラー:黒 大人の香り! 鳥とチューリップ カラー:ピンク 甘く優しい香り! そのほか 元気のでるキュートなイエロー!や、大人の紺色 (アンティークの世界へ用こそ!)もございます! ***半幅帯 フルーツ カラー:ピンク 他のカラーもそろっております! ***帯揚げ ぼかしと蝶02 カラー:薄紫 たくさん見せたい!そんな帯揚げサッシュ! ***半襟 モチーフ:縞にりんご カラー:白 小さなアップルを襟元に! 幾何学にりんご カラー:紫 なんといってもアップルな気分! モチーフ:水玉に蝶と桜 カラー:白 水玉も蝶も!はずせないんです モチーフ:縞に鳥とバラ カラー:茶色 秋色ストライプにも鳥とバラ! モチーフ:縞に蝶と桜 カラー:紺色 ストライプにも 蝶! モチーフ:鳥とバラ カラー:赤 クリスマス?いえいえレッドはいつでも!
Dear Ichiroya newsletter readers, Hello this is Mei from Ichiroya. Did you enjoy the introduction of our staff in my last newsletter? I love working with my co-workers, everyone is so kind, powerful and charming! First of all, I want to explain about "The Seven Gods of Good Fortune", today's head picture. They are Ebisu(God of Development), Daikokuten(God of Wealth), Bishamonten(God of Success), B
photo by Ian Southwell 「お前の骨は拾ってやるから、安心しろ」 安木部長はたしかにそう言ったのだ。 今は平成の時代で、昭和が終わってから、すでに二十年数年以上、世の中は流れているはずである。だが、僕の勤めるこの会社、ある大手通販専門会社では、どうやら時の流れは止まっているらしい。 「わかったな」 なんでもお見通しだというような鋭利な視線で僕を射抜いた安木部長は席を立った。 はいとも、いいえとも、僕は答えられずにいた。 いや、ひょっとしたら、無意識に、僕は小さく顎を引いてしまったのかもしれない。 答えを聞くまでもない、ドアを開けて面談室を出て行った安木部長のグレーのスーツの広い背中がそう言っていた。 呆然とソファに座ったまま、僕はすぐに腰をあげることができなかった。 翌日、新規サイトの概要を取締役のひとりにプレゼンするのである。新規サイトは、ある最新のインクジェットプ
www.ichiroya.com Dear Ichiroya newsletter readers, Hello everyone, this is Yoko from Ichiroya. It is my turn to write the Newsletter this week. Ogenki desuka? I have been working here at Ichiroya for more than ten years now. I love working here because there is always something new going on. We will keep you posted as new projects come in!! Mei gave a brief introduction about us and here is what I
*1975年11月22日生まれ。母は妊娠中から麻薬を常用。3才のときに、母は彼を父親の部屋の前に置いて去る。 *彼は父親になつき崇拝するようになる。だが、父は彼をよく叩いた。裸にしてベルトや板で。そして、銃で脅した。 *父の強要により、3才のときから麻薬をやるようになる。父は犯罪者で、彼に盗むことを教え、失敗して捕まったときには彼を罰した。まだ小さな彼のいるところでポルノを見て、セクシャルな男になるよう励ました。こう言って。「女はよくない。たんに、男の望むことをやらせるためだけの存在だ」 *彼は兄からセクハラを受けていたらしい。彼は指を吸い、12才までおねしょをした。 *16才のとき、成人のための矯正センターに収監され、3人の男たちにレイプされた。 *1999年6月3日、23才、すでに押し込み強盗のかどで重犯罪人であった彼は、夜の10:30にある男性の家にほかのふたりの男と押し入った。ソフ
photo by Stan Lupo 「この人は桁外れに凄い、負けったっていう人、磯崎課長にもおられましたか?」 僕は福島の地酒を磯崎課長のグラスに注ぎながら訊ねた。その種の質問ははじめてではなく、まあ、話の接穂として、辛口の人物評でも引き出そうとして選んだのだ。「単に桁外れに凄い人」であれば、幾人かの答えは容易に想像できた。山根社長、本間営業部長、大井戸管理部長・・・やり手の磯崎課長がいつも名前を出して、褒める人たちである。だが、「負けた人」というのは、存在するだろうか。口当たりの良い地酒を何杯も喉に流し込んでいたので、ついつい危険な領域に踏み込んだかもしれない問いを発してしまった。 「負けたか・・・」 磯崎課長は、そのゴジラのようないかつい顔で少しの間思案した。 「そういえばな、山喜サービスエリアが改装オープンした時、施設長をやったんだが・・・」 僕らの会社は高速道路などの道路施設とサ
photo by Alfredo Mendez 「豊中市浜5丁目378番地へ行ってください」 後部座席の少年は、たしかにそう言った。 半ズボンをはいた少年は小学校高学年に見える。前髪を一直線に切りそろえて、どこか昭和の香りがした。 奇妙だった。 少年を拾ったのは、高速の下を走る幹線道路で、夜の9時半という暗闇の中にひとり、手を挙げていたのだ。 「わかりますか?」 「わかるとも。けど、なんで、古い番地で?」 少年はその問には答えず窓の外を見た。 知らないはずがない。そこは私が育った実家があった住所だし、55年間の人生の旅路を巡ったあとでもなお、本籍地として記される住所だからだ。ただし、そんな番地を使ったのは何十年も前の話で、本籍地として使う場合以外は、「15の7」と言うのが普通だ。 ともかく、私は後部座ドアを締めて、賃走のボタンを押した。 少年は布のトートバックを抱えている。時間から考えて
photo by Álvaro Tajada Portalo きっちりと数えてみたら、42年振りであった。 その手紙を出版社の営業から手渡された時、山岸太一はその宛名に思い当たらず胸騒ぎがした。 が、同封された手書きの手紙を読むうち、懐かしい思いが胸いっぱいに広がった。 差出人は、小学校の同級生で、中学時代も同じ卓球部に所属したキンちゃんこと、近田欽一であった。小学生の頃、太一はキンちゃんとよく遊んだ。 太一の幼少期は悲惨であった。極めて身体が小さく、走ればビリで、口も立たず、勇気もなかった。すがりついたのは勉強で、それだけはクラスで一番とはいかなくても、それなりにでき、小さな自分の誇りの拠り所としていた。 だが、幼少期は皆が残酷である時期でもある。多少勉強ができても、悲惨な幼少期であったことは変わらない。 下痢の便を漏らし、そのまま誰にも言えず、幸い誰にも気づかれずに6時間を終えて、家に
ことのはじまりは、「7653」とだけ書いた謎の手紙がミラノに住む私のアパートに届いたことだ。 封筒に差出人の氏名住所はなく、宛名は手書き。スタンプは薄く、郵便局名は読めないが東京都から出されたものであることだけはわかった。便箋は和紙の縦書きのもので、中央にその罫線を無視して、ボールペンのようなもので横書きアラビア数字で書かれていた。 まるで推理小説だ。 もちろん、嫌な気分がした。 謎は解けず、それは誰かのいたずらで私を喜ばす仕掛けがあるのだと自分に思い込ませようとしたが、背後に不吉なものがあるのではと思えて仕方がない。 イタリア人の彼、アウジリオは便箋を手にめすがめすして、「この便箋はかすかな薔薇の香りがする」と言う。子供の頃からアレルギー性鼻炎を患ってきた私は、ミラノにきてからも完治せず、嗅覚が人の何倍も弱く、匂いに鈍感だ。香りに敏感な人を羨ましいとは思うけれど、便箋に残るかすかな薔薇の
1. 涼子 ムンクが隣のミヨちゃんの二の腕を噛んだのは、桜の花びらが降る頃だった。 ムンクは盲導犬になることでお馴染みの雌のラブラドールレトリバーで、なぜあの不気味な絵の画家の名前をつけられることになったかというと、娘の藍子が、単に語感がいいからと提案して、家族がそれを受け入れたからであった。その名前に反して、ムンクには、代表作に見られるような不気味なところはなく、すこしやんちゃで優しいな成犬に育った。 家にやってきてすでに六歳、かなり落ち着きをみせはじめたムンクを、涼子が春の陽気を存分に味あわせてやろうと庭に放していた。涼子が知らぬ間に、裏庭のゲートから隣に住む幼稚園の年少組のミヨちゃんが入ってきていた。ミヨちゃんはムンクに近づいて、噛んでいた豚耳にでも手を伸ばしたのだろう。ふだんは人に牙を剥いたりしないムンクだけど、よほどミヨちゃんがしつこく触ってきたのだろう、左の二の腕に噛みついた。
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