最近ではゲームの音楽演出として、﹁インタラクティブミュージック﹂が知られるようになってきました。楽曲だけではなく音楽演出に注目が集まるのは興味深いことで、個人的にはありがたく感じています。 一方で、﹁インタラクティブミュージック﹂は用語として一人歩きしている面があると思っています。﹁インタラクティブミュージックを導入するかどうか?﹂のような議論が音楽演出の前提抜きに語られてしまう場面にも遭遇することがあり、少しのやるせなさを感じています。 そこで本稿ではゲーム制作における﹁インタラクティブミュージック﹂の位置付けを分かりやすくするために、﹁ゲームの音楽演出﹂という広い枠で見たいろいろな演出手法を紹介してみることにしました! 各演出手法の紹介はある程度実例を交えますが、そこを掘り下げる趣旨ではないので簡単な解説に留めます。(詳しく知りたい方のために、関連する解説が Web 上にあるものに関し